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公開番号2023075749
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-31
出願番号2021188844
出願日2021-11-19
発明の名称車両の前部構造
出願人トヨタ車体株式会社
代理人個人,個人
主分類B60R 19/52 20060101AFI20230524BHJP(車両一般)
要約【課題】バンパカバーの設計の手間を減らすことができるとともに、車両の前面の意匠の自由度を高めることができる車両の前部構造を提供する。
【解決手段】車両の前部構造は、車両の前面の外周部を構成するとともに、前面の中央部に開口するグリル開口部20を有するバンパカバー12と、上下方向Z及び車幅方向Wに延在するとともにグリル開口部20に収容されるグリル部材40と、グリル開口部20の内部における車幅方向Wの両側に配置されるとともに光を前方に向けて出射するライト部材とを備えている。ライト部材は、グリル部材40と上下方向Zに隣り合って配置される下側ヘッドランプ70、及びグリル部材40の後側に隣り合って配置される補助ランプ80を含んでいる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の前後方向を前後方向とするとともに、前記車両が水平面上に位置するときの前記車両の上下方向を上下方向とするとき、
前記車両の前面の外周部を構成するとともに、前記前面の中央部に開口するグリル開口部を有するバンパカバーと、
上下方向及び車幅方向に延在するとともに前記グリル開口部に収容されるグリル部材と、
前記グリル開口部の内部における車幅方向の両側に配置されるとともに光を前方に向けて出射するライト部材と、を備え、
前記ライト部材は、前記グリル部材と上下方向または車幅方向に隣り合って配置される第1ライト部材及び前記グリル部材の後側に隣り合って配置される第2ライト部材の少なくとも一方を含む、
車両の前部構造。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記ライト部材は、前記第1ライト部材を含んでおり、
前記第1ライト部材は、前記グリル部材に対して上側に隣り合って配置されるヘッドランプであり、
前記グリル開口部は、車幅方向の両側において上下方向に延在する一対の側縁部を有しており、
前記側縁部は、前記ヘッドランプと車幅方向に並ぶ第1部分と、前記第1部分の下側に位置するとともに、前記グリル部材と車幅方向に並ぶ第2部分と、を有しており、
前記第2部分は、前記第1部分よりも車幅方向の内側に位置している、
請求項1に記載の車両の前部構造。
【請求項3】
前記グリル開口部の縁部に沿って配置される枠部材を備えており、
前記グリル開口部は、前記側縁部の上端から車幅方向の内側に延びる上縁部を有しており、
前記枠部材は、車幅方向において前記側縁部と前記ヘッドランプのランプレンズとの間に位置する縦枠部と、上下方向において前記上縁部と前記ランプレンズとの間に位置する横枠部と、を有しており、
前記横枠部の前端縁は、前記ヘッドランプのランプレンズよりも前側に位置している、
請求項2に記載の車両の前部構造。
【請求項4】
前記ランプレンズの下端部には、前側に突出する段部が設けられており、
前記段部には、前記グリル部材の上端縁によって前側から覆われるとともに可視光の透過を阻止する遮光部が設けられている、
請求項3に記載の車両の前部構造。
【請求項5】
前記ランプレンズは、透明樹脂製であり、
前記遮光部は、黒色樹脂製であり、前記ランプレンズの後面に設けられている、
請求項4に記載の車両の前部構造。
【請求項6】
前記ライト部材は、前記第2ライト部材を含んでおり、
前記グリル部材のうち前記第2ライト部材と前後方向において対向する対向部には、前記第2ライト部材からの光を通過させる貫通孔が設けられている、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の車両の前部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の前部構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両の前端部の外殻を構成するバンパフェイシャ(以下、バンパカバー)と、車両の前方を照らすヘッドライト及びフォグランプとを有する車両の前部構造が記載されている。バンパカバーには、ヘッドライト用の開口部と、フォグランプ用の開口部と、エンジンルーム内へ走行風を取り入れるためのグリル開口部とが設けられている。グリル開口部には、グリル部材が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-144814号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の車両の前部構造においては、ヘッドライトなどのライト部材の形状や配置を変更する場合には、これに伴ってライト部材を露出させるための開口部の形状や配置を変更する必要がある。そのため、バンパカバーの設計のための手間が発生するとともに、車両の前面の意匠の自由度が自ずと制限される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための車両の前部構造は、車両の前後方向を前後方向とするとともに、前記車両が水平面上に位置するときの前記車両の上下方向を上下方向とするとき、前記車両の前面の外周部を構成するとともに、前記前面の中央部に開口するグリル開口部を有するバンパカバーと、上下方向及び車幅方向に延在するとともに前記グリル開口部に収容されるグリル部材と、前記グリル開口部の内部における車幅方向の両側に配置されるとともに光を前方に向けて出射するライト部材と、を備え、前記ライト部材は、前記グリル部材と上下方向または車幅方向に隣り合って配置される第1ライト部材及び前記グリル部材の後側に隣り合って配置される第2ライト部材の少なくとも一方を含む。
【0006】
同構成によれば、グリル開口部の内部において第1ライト部材の形状や配置を変更したり、グリル部材の外縁の形状を変更したりすることで、車両の前面の意匠を変更することができる。あるいは、グリル開口部の内部において第2ライト部材の形状や配置を変更したり、グリル部材のうち第2ライト部材からの光を透過させる透過部の形状や配置を変更したりすることで、車両の前面の意匠を変更することができる。したがって、バンパカバーの設計の手間を減らすことができるとともに、車両の前面の意匠の自由度を高めることができる。
【0007】
上記車両の前部構造において、前記ライト部材は、前記第1ライト部材を含んでおり、前記第1ライト部材は、前記グリル部材に対して上側に隣り合って配置されるヘッドランプであり、前記グリル開口部は、車幅方向の両側において上下方向に延在する一対の側縁部を有しており、前記側縁部は、前記ヘッドランプと車幅方向に並ぶ第1部分と、前記第1部分の下側に位置するとともに、前記グリル部材と車幅方向に並ぶ第2部分と、を有しており、前記第2部分は、前記第1部分よりも車幅方向の内側に位置していることが好ましい。
【0008】
グリル開口部の内部における車幅方向の両側にヘッドランプが配置される場合、グリル開口部の幅、すなわち車幅方向の長さが大きくされることでバンパカバーの剛性が低下するおそれがある。
【0009】
この点、上記構成によれば、側縁部の第1部分同士の幅が、第2部分同士の幅よりも大きくされている。このため、側縁部のうちヘッドランプと車幅方向に並んでいない部分については、グリル開口部の幅が小さくされる。したがって、バンパカバーの剛性低下を抑制できる。
【0010】
上記車両の前部構造において、前記グリル開口部の縁部に沿って配置される枠部材を備えており、前記グリル開口部は、前記側縁部の上端から車幅方向の内側に延びる上縁部を有しており、前記枠部材は、車幅方向において前記側縁部と前記ヘッドランプのランプレンズとの間に位置する縦枠部と、上下方向において前記上縁部と前記ランプレンズとの間に位置する横枠部と、を有しており、前記横枠部の前端縁は、前記ヘッドランプのランプレンズよりも前側に位置していることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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