特許ウォッチ

公開番号2023075598
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-31
出願番号2021188596
出願日2021-11-19
発明の名称着装品、及び、読取システム
出願人帝人株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04B 13/00 20060101AFI20230524BHJP(電気通信技術)
要約【課題】適切な無線通信を実現する。
【解決手段】着装品200は、本体部210と導電性部材220とを備える。本体部210は、ユーザの身体の一部に対応した形状を有する。導電性部材220は、導電性を有し、本体部210における表面211から本体部210における表面212に延在する部材である。本体部210において導電性部材220が延在する部分のうち少なくとも一部は、空隙を有する立体構造を有する編物、織物又は不織布、又は、発泡体である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
ユーザが装着する着装品であって、
前記ユーザの身体の一部に対応した形状を有する本体部と、
導電性を有し、前記本体部における第１表面から前記本体部における第２表面に延在する部材である導電性部材と、を備え、
前記本体部において前記導電性部材が延在する部分のうち少なくとも一部は、空隙を有する立体構造を有する編物、織物又は不織布、又は、発泡体である、
着装品。
続きを表示（約 680 文字）【請求項２】
前記導電性部材は、前記第１表面において分岐する形状を有する、
請求項１に記載の着装品。
【請求項３】
前記導電性部材は、前記第２表面において分岐する形状を有する、
請求項１に記載の着装品。
【請求項４】
前記導電性部材は、ミアンダ形状を有する、
請求項１から３の何れか１項に記載の着装品。
【請求項５】
前記導電性部材は、メッシュ形状を有する、
請求項１から３の何れか１項に記載の着装品。
【請求項６】
前記本体部において前記導電性部材が延在する部分のうち少なくとも一部は、ダブルラッセル編構造を有する編物である、
請求項１から５の何れか１項に記載の着装品。
【請求項７】
ユーザが装着する着装品と、
無線タグからタグ情報を読み取る読取装置と、を備える読取システムであって、
前記着装品は、
前記ユーザの身体の一部に対応した形状を有する本体部と、
導電性を有し、前記本体部における第１表面から前記本体部における第２表面に延在する部材である導電性部材と、を備え、
前記読取装置は、前記本体部における前記第１表面上に少なくとも一部が配置され、前記導電性部材を介して、前記無線タグから前記タグ情報を読み取り、
前記本体部において前記導電性部材が延在する部分のうち少なくとも一部は、空隙を有する立体構造を有する編物、織物又は不織布、又は、発泡体である、
読取システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、着装品、及び、読取システムに関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
一対のアンテナ間で無線通信する各種の技術が知られている。例えば、アンテナを備える読取装置を用いて、アンテナを備える無線タグから、タグ情報を読み取る技術が知られている。無線タグは、物品の管理、人の誘導等に用いることができる。例えば、特許文献１には、無線タグを用いて人を誘導するための通信システムが記載されている。
【０００３】
特許文献１に記載された通信システムは、人が歩く地域や人が立ち止まる場所に埋設された複数の無線タグと、無線タグと交信して無線タグからタグ情報を取得する読取装置とを備える。特許文献１に記載された読取装置は、ユーザの足に装着され、床に埋設された無線タグからタグ情報を読み取る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１８－１０１９７６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、一対のアンテナの間に人体の一部が配置されると、電磁エネルギーが適切に伝播せず、適切に無線通信ができない可能性がある。例えば、特許文献１に記載された読取装置では、読取装置のアンテナが足の甲や踵よりも上方に配置されるため、床に埋設された無線タグから適切にタグ情報を読み取ることができない可能性がある。このため、適切な無線通信を実現することが可能な着装品等が望まれている。
【０００６】
本開示は、上記問題に鑑みてなされたものであり、適切な無線通信を実現することが可能な着装品等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するために、本開示の第１の観点に係る着装品は、
ユーザが装着する着装品であって、
前記ユーザの身体の一部に対応した形状を有する本体部と、
導電性を有し、前記本体部における第１表面から前記本体部における第２表面に延在する部材である導電性部材と、を備え、
前記本体部において前記導電性部材が延在する部分のうち少なくとも一部は、空隙を有する立体構造を有する編物、織物又は不織布、又は、発泡体である。
【０００８】
前記導電性部材は、前記第１表面において分岐する形状を有していてもよい。
【０００９】
前記導電性部材は、前記第２表面において分岐する形状を有していてもよい。
【００１０】
前記導電性部材は、ミアンダ形状を有していてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許