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公開番号2023075539
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-31
出願番号2021188505
出願日2021-11-19
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人中川国際特許事務所
主分類G03G 21/20 20060101AFI20230524BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】
坪量が異なる記録媒体に対して、生産性の低下を抑制して画像を定着できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】
記録媒体に画像を加熱定着する定着手段と、前記定着手段の記録媒体搬送方向上流側に配置され、記録媒体に接触しない位置で記録媒体を予備加熱する予備加熱手段と、前記定着手段による第1の坪量の記録媒体の定着後に前記1の坪量より大きい第2の坪量の記録媒体を定着する連続したジョブを行う際には、前記予備加熱手段の加熱温度を昇温させると共に、前記定着手段の加熱温度を維持するように制御する制御手段とを有する画像形成装置。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体に画像を加熱定着する定着手段と、
前記定着手段の記録媒体搬送方向上流側に配置され、記録媒体に接触しない位置で記録媒体を予備加熱する予備加熱手段と、
前記定着手段による第1の坪量の記録媒体の定着後に前記1の坪量より大きい第2の坪量の記録媒体を定着する連続したジョブを行う際には、前記予備加熱手段の加熱温度を昇温させると共に、前記定着手段の加熱温度を維持するように制御する制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記予備加熱手段の温調時間は、定着手段の温調時間より短いことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記定着手段による第3の坪量の記録媒体の定着後に前記3の坪量より小さい第4の坪量の記録媒体を定着する連続したジョブを行う際には、前記予備加熱手段の加熱温度を降温させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記第3の坪量の記録媒体の定着後に前記第4の坪量の記録媒体を定着する前記連続したジョブを行う際に、前記定着手段の加熱温度を降温させないことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記定着手段の加熱温度は、定着すべき記録媒体の最低坪量に対応するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記定着手段は、第1回転体と、前記第1回転体と協働して記録媒体上のトナー画像を加圧し加熱するニップ部を形成する第2回転体とを有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記予備加熱手段は、赤外線ヒータを有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式或いは静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式或いは静電記録方式を用いた画像形成装置においては、感光ドラムにより作像され、紙等の記録媒体に転写されたトナー画像は定着装置により加熱定着される。
【0003】
近年、この定着装置の加熱を補助するため、定着装置の記録媒体搬送方向上流側に予備加熱装置を配置した構成が提案されている。例えば、特許文献1では、定着装置の記録媒体搬送方向上流に配置された予備加熱装置が、面状に設けられた赤外線ヒータを熱源として記録媒体を予備加熱し、常温よりを高い温度の状態にした記録媒体を定着装置に搬送するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-122932号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1では記録媒体の坪量について考慮されていないため、以下のような問題があった。例えば、坪量の小さい記録媒体の定着が行われた直後に坪量の大きい記録媒体の定着を行おうとすると、坪量の大きい記録媒体では記録媒体に多くの熱が奪われてしまうため、定着装置の温度を上げるための待ち時間が発生し、生産性が低下してしまうことになる。
【0006】
本発明は以上の事情に鑑みなされたもので、坪量が異なる記録媒体に対して、生産性の低下を抑制して画像を定着できる画像形成装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明は、記録媒体に画像を加熱定着する定着手段と、前記定着手段の記録媒体搬送方向上流側に配置され、記録媒体に接触しない位置で記録媒体を予備加熱する予備加熱手段と、前記定着手段による第1の坪量の記録媒体の定着後に前記1の坪量より大きい第2の坪量の記録媒体を定着する連続したジョブを行う際には、前記予備加熱手段の加熱温度を昇温させると共に、前記定着手段の加熱温度を維持するように制御する制御手段とを有する画像形成装置とするものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、坪量が異なる記録媒体に対して、生産性の低下を抑制して画像を定着できる画像形成装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る画像形成装置の記録媒体搬送方向に沿った概略正面断面図である。
本発明の実施形態に係る予備加熱装置の断面斜視図である。
本発明の実施形態に係る記録媒体の坪量とトナー温度の上昇との関係を示すグラフである。
本発明の実施形態に係る記録媒体の坪量とトナー温度の検証実験結果のグラフである。
本発明の実施形態に係る記録媒体の坪量と予備加熱装置の投入電力の関係を示す表である。
本発明の実施形態に係る定着部の制御構成を示す回路ブロック図である。
本発明の実施形態に係る図6における制御回路101の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態に記載の構成要素はあくまで例示であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において本発明が適用される装置の構成や機能、寸法、材質、形状、その相対配置等の各種条件は適宜修正又は変更可能で、以下の実施形態に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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