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公開番号2023075531
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-31
出願番号2021188494
出願日2021-11-19
発明の名称ゴム組成物及びタイヤ
出願人大塚化学株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類C08L 21/00 20060101AFI20230524BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】本発明の目的は、未加硫ゴムにおいて、優れた加工性を有しながら、加硫ゴムにおいて優れた引裂き強度を有するゴム組成物を提供する事である。本発明の目的は、優れた操縦安定性を有するタイヤを提供する事である。
【解決手段】ゴム成分、並びに3-t-ブチル-5-ピラゾロン及び/又はその塩を含むゴム組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
ゴム成分、並びに3-t-ブチル-5-ピラゾロン及び／又はその塩を含むゴム組成物。
続きを表示（約 490 文字）【請求項２】
前記ゴム成分は、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレン-ブタジエン共重合体ゴム、及びブタジエンゴムから成る群から選ばれる少なくとも一種のゴム成分である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項３】
更に、カーボンブラック及び／又は無機充填材を含む、請求項1又は2に記載のゴム組成物。
【請求項４】
ゴム成分100質量部に対して、3-t-ブチル-5-ピラゾロン及び／又はその塩を0.1質量部～50質量部、及びカーボンブラック及び／又は無機充填材を20質量部～200質量部含む、請求項3に記載のゴム組成物。
【請求項５】
請求項1～4の何れか一項に記載のゴム組成物を用いて作製されたタイヤ。
【請求項６】
ゴム組成物の製造方法であって、
（1）ゴム成分、3-t-ブチル-5-ピラゾロン及び／又はその塩、並びにカーボンブラック及び／又は無機充填材を含む原料成分を混合する工程、並びに
（2）前記工程（1）で得られる混合物、及び加硫剤を混合する工程
を含む、
製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ゴム組成物及びタイヤに関する。
続きを表示（約 830 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、自動車の高性能化、高出力化が著しく、路面と接するタイヤにおいても高い耐久性が要求されている。その耐久性の中でも、機械的強度の高さ、より具体的には、高い引裂き強度が要求されており、その為のゴム添加剤が必要とされている。
【０００３】
本出願人は、ゴム成分に、3-メチル-5-ピラゾロンに代表されるピラゾロン化合物を配合する事に依り、ゴム成分に、引裂き強度向上効果を付与出来る技術を開発している（特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
国際公開番号WO2020/045575A1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明の目的は、未加硫ゴムにおいて、優れた加工性を有しながら、加硫ゴムにおいて優れた引裂き強度を有するゴム組成物を提供する事である。
【０００６】
本発明の目的は、優れた操縦安定性を有するタイヤを提供する事である。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明者は、前記課題を解決する為に鋭意検討を重ねた。
【０００８】
本発明者は、特定のピラゾロン系の化合物が、ゴム成分を含むゴム組成物に、優れた引裂き強度を付与でき、併せて、未加硫ゴムにおいて、優れた加工性(ムーニー粘度)を付与できる事を見出した。
【０００９】
本発明者は、特定のピラゾロン系の化合物が、ゴム成分を含むタイヤに、優れた操縦安定性を付与できる事を見出した。
【００１０】
これらゴム組成物では、未加硫状態では、粘度の上昇が抑えられており、作業性は改善され、加硫後では、引裂き強度が向上されており、また、このゴム組成物を用いて製造したタイヤでは、操縦安定性が向上されている。
（【００１１】以降は省略されています）

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