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公開番号2023075492
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-31
出願番号2021188423
出願日2021-11-19
発明の名称充電リッド制御装置
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人
主分類H02J 7/00 20060101AFI20230524BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】充電リッドの全閉位置及び全開位置を検出するためのスイッチを備えなくても、全閉位置及び全開位置の間で充電リッドを開閉作動できる充電リッド制御装置を提供する。
【解決手段】充電リッド制御装置120は、電気モータ51を駆動することにより、充電リッド70を開閉作動させる開閉制御部122と、充電リッド70の開閉作動に伴う電気モータ51の出力軸の回転量に基づき、開閉作動後の充電リッド70の位置を推定する位置推定部121と、を備える。位置推定部121によって推定される充電リッド70の位置を推定位置としたとき、位置推定部121は、充電リッド70の推定位置が全閉位置である場合において、充電口30に対する充電コネクタ210の装着が検出される場合には、充電リッド70の推定位置を再学習する学習処理を実施する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
充電コネクタが装着される充電口を覆う全閉位置及び前記充電口を露出させる全開位置の間で変位する充電リッドと、前記充電リッドを駆動する電気モータと、を備える車両に適用される充電リッド制御装置であって、
前記電気モータを駆動することにより、前記充電リッドを開閉作動させる開閉制御部と、
前記充電リッドの開閉作動に伴う前記電気モータの出力軸の回転量に基づき、開閉作動後の前記充電リッドの位置を推定する位置推定部と、を備え、
前記位置推定部によって推定される前記充電リッドの位置を推定位置としたとき、
前記位置推定部は、前記充電リッドの前記推定位置が前記全開位置でない場合において、前記充電口に対する前記充電コネクタの装着が検出される場合には、前記充電リッドの前記推定位置を再学習する学習処理を実施する
充電リッド制御装置。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記充電リッドは、前記全閉位置から閉方向に閉作動できないように構成され、
前記位置推定部は、前記学習処理において、前記充電リッドの閉作動要求を受け付けた場合、前記充電リッドがロックするまで、前記充電リッドの閉作動を継続させ、前記充電リッドがロックする位置を前記全閉位置とする
請求項1に記載の充電リッド制御装置。
【請求項3】
前記充電リッドは、前記全開位置から開方向に開作動できないように構成され、
前記位置推定部は、前記学習処理において、前記充電リッドがロックするまで、前記充電リッドの開作動を継続させ、前記充電リッドがロックする位置を前記全開位置とする
請求項1に記載の充電リッド制御装置。
【請求項4】
前記電気モータは、前記電気モータの出力軸の回転角を検出する回転角センサを含み、
前記位置推定部は、前記回転角センサの出力信号に基づき、前記充電リッドの前記推定位置を取得する
請求項1~請求項3の何れか一項に記載の充電リッド制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、充電リッド制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両の充電口を開閉する充電リッドと、充電リッドの開閉状態を検出する開閉状態検出部と、を備える充電リッド開閉装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-31489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような開閉状態検出部は、例えば、レバーなどの可動部の変位に基づいて、充電リッドの開閉状態を検出する。このため、上記のような開閉状態検出部は、可動部が凍結したり固着したりすると、充電リッドの開閉状態を正常に検出できなくなるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する充電リッド制御装置は、充電コネクタが装着される充電口を覆う全閉位置及び前記充電口を露出させる全開位置の間で変位する充電リッドと、前記充電リッドを駆動する電気モータと、を備える車両に適用される充電リッド制御装置であって、前記電気モータを駆動することにより、前記充電リッドを開閉作動させる開閉制御部と、前記充電リッドの開閉作動に伴う前記電気モータの出力軸の回転量に基づき、開閉作動後の前記充電リッドの位置を推定する位置推定部と、を備え、前記位置推定部によって推定される前記充電リッドの位置を推定位置としたとき、前記位置推定部は、前記充電リッドの前記推定位置が前記全開位置でない場合において、前記充電口に対する前記充電コネクタの装着が検出される場合には、前記充電リッドの前記推定位置を再学習する学習処理を実施する。
【0006】
充電リッド制御装置は、充電リッドの開閉作動に伴う電気モータの出力軸の回転量に基づき、開閉作動後の充電リッドの位置を推定する。このため、充電リッド制御装置は、充電リッドの全閉位置及び全開位置を検出するためのスイッチを備えなくても、全閉位置及び全開位置の間で充電リッドを開閉作動できる。また、充電リッド制御装置は、何らかの要因で、充電リッドの推定位置が現実の位置からずれている場合には、推定位置を再学習する学習処理を実施する。したがって、充電リッド制御装置は、誤った推定位置に基づいて、充電リッドを開閉作動することを抑制できる。
【0007】
前記充電リッドは、前記全閉位置から閉方向に閉作動できないように構成され、前記位置推定部は、前記学習処理において、前記充電リッドの閉作動要求を受け付けた場合、前記充電リッドがロックするまで、前記充電リッドの閉作動を継続させ、前記充電リッドがロックする位置を前記全閉位置とすることが好ましい。
【0008】
充電リッド制御装置は、ユーザの閉作動要求に伴い充電リッドを閉作動させる際に学習処理を実施できる。言い換えれば、充電リッド制御装置は、別途に学習処理を実施するために充電リッドを開閉作動させる必要がない。
【0009】
前記充電リッドは、前記全開位置から開方向に開作動できないように構成され、前記位置推定部は、前記学習処理において、前記充電リッドがロックするまで、前記充電リッドの開作動を継続させ、前記充電リッドがロックする位置を前記全開位置とすることが好ましい。
【0010】
充電リッド制御装置は、ユーザからの閉作動要求を受け付ける前に、言い換えれば、充電コネクタが充電口に装着されている状態であっても、学習処理を実施できる。
前記電気モータは、前記電気モータの出力軸の回転角を検出する回転角センサを含み、前記位置推定部は、前記回転角センサの出力信号に基づき、前記充電リッドの前記推定位置を取得することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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