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公開番号2023075481
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-31
出願番号2021188411
出願日2021-11-19
発明の名称記録装置、制御方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/17 20060101AFI20230524BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】インク循環のための構成の劣化を抑制することができる技術を提供する。
【解決手段】インクを吐出して記録を行う記録手段と、前記記録手段にインクを供給するとともに前記記録手段からインクを回収しながら、調整手段によりインクの温度を調整してインクを循環させる循環手段と、前記調整手段によるインクの温度の調整を制御するとともに、前記循環手段によるインクの循環を制御する制御手段と、を備えた記録装置であって、前記記録手段による記録を行わない非記録時に、前記制御手段は、インクの温度を調整してインクを循環させる動作を、前記循環手段を循環するインクの温度に応じて間欠的に実行するようにした。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
インクを吐出して記録を行う記録手段と、
前記記録手段にインクを供給するとともに前記記録手段からインクを回収しながら、調整手段によりインクの温度を調整してインクを循環させる循環手段と、
前記調整手段によるインクの温度の調整を制御するとともに、前記循環手段によるインクの循環を制御する制御手段と、を備えた記録装置であって、
前記記録手段による記録を行わない非記録時に、前記制御手段は、インクの温度を調整してインクを循環させる動作を、前記循環手段を循環するインクの温度に応じて間欠的に実行する、ことを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記非記録時において、
インクの温度が所定の温度範囲の一方の限界値を超えると、前記循環手段によりインクの循環を開始するとともに、循環するインクの温度を、前記調整手段により前記所定の温度範囲の他方の限界値に向けて調整し、
インクの温度が前記他方の限界値または該限界値を超えない所定温度に達すると、前記循環手段によるインクの循環および前記調整手段によるインクの温度の調整を停止する、ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記所定の温度範囲は、インクが記録に適した粘度となる温度範囲である、ことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記所定の温度範囲は、インクが記録可能な粘度となる温度範囲である、ことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項5】
前記所定温度は、
前記他方の限界値が上限値であれば、該上限値より所定値だけ低い温度であり、
前記他方の限界値が下限値であれば、該下限値より所定値だけ高い温度である、ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の記録装置。
【請求項6】
前記制御手段は、
前記記録手段による記録を行う記録時において、前記循環手段によるインクの循環と、循環するインクの温度の前記調整手段による設定温度への調整とを継続して実行し、
前記非記録時には、前記記録時よりも高い出力で、前記調整手段によるインクの温度の調整を行う、ことを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の記録装置。
【請求項7】
前記循環手段は、前記調整手段と、前記記録手段と、インクを循環させるポンプと、外部から供給されたインクを貯留する第1タンクと、循環するインクの温度を検出する第1センサと、を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の記録装置。
【請求項8】
前記循環手段は、循環するインク内の異物を取り除くフィルタ、前記ポンプと前記記録手段との間に配置され、循環するインクを貯留する第2タンク、および前記記録装置内の温度を検出する第2センサの少なくともいずれか1つをさらに備える、ことを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
【請求項9】
前記第2センサを備えている場合、前記第2センサの検出結果に基づいて、前記調整手段により調整する温度の目標値を設定する、ことを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
【請求項10】
前記ポンプは、前記第1タンクに貯留されたインクを前記記録手段に供給する供給経路および前記記録手段から前記第1タンクにインクを回収する回収経路のそれぞれに設けられる、ことを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インク循環系を備えた記録装置、記録装置の制御方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、インク循環系を備えたインクジェット記録装置において、記録品位の低下を抑制するために、循環しているインクを加熱、冷却して、記録時のインクの温度を規定範囲内に制御するようにした技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-196208号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、大型の記録装置では、装置の立ち上げに時間を要するため、記録状態から非記録状態になっても電源を落とさない場合がある。このような場合、非記録状態では、次の記録に備えて、インクの温度が規定範囲内に入るように、温度を調整しながらインクを循環させる。これにより、次の記録を速やかに実行することができるようになる。しかしながら、この場合、非記録状態の際に、常にインクを循環させていなければならず、インク循環のための構成が劣化し易く、維持費用のコスト高を招来してしまっていた。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、インク循環のための構成の劣化を抑制することができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態は、インクを吐出して記録を行う記録手段と、前記記録手段にインクを供給するとともに前記記録手段からインクを回収しながら、調整手段によりインクの温度を調整してインクを循環させる循環手段と、前記調整手段によるインクの温度の調整を制御するとともに、前記循環手段によるインクの循環を制御する制御手段と、を備えた記録装置であって、前記記録手段による記録を行わない非記録時に、前記制御手段は、インクの温度を調整してインクを循環させる動作を、前記循環手段を循環するインクの温度に応じて間欠的に実行する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、インクを循環するための構成の劣化を抑制することができ、その結果、維持費用のコスト高を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態による記録装置の外観斜視図。
記録部の概略構成図。
循環部の概略構成図。
記録装置および温度制御部の制御系の構成を示すブロック図。
循環部を循環するインクの記録時の温度変化を示すグラフ。
第1管理処理のフローチャート。
第2管理処理のフローチャート。
循環部を循環するインクの非記録時の温度変化を示すグラフ。
循環部を循環するインクの非記録時の温度変化を示すグラフ。
他の実施形態での循環部を循環するインクの非記録時の温度変化を示すグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付の図面を参照しながら、記録装置、制御方法、およびプログラムの実施形態の一例を詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせのすべてが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。また、実施形態に記載されている構成の相対位置、形状などはあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0010】
(第1実施形態)
まず、図1乃至図9を参照しながら、第1実施形態による記録装置について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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