TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023075453
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-31
出願番号2021188364
出願日2021-11-19
発明の名称樹脂組成物及びそれを用いた接着シート
出願人アイカ工業株式会社
代理人
主分類C08F 290/06 20060101AFI20230524BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】比誘電率や誘電正接が十分低いと共に、耐熱性にも優れる熱ラジカル反応性の樹脂組成物及びそれを用いた接着シートを提供する。
【解決手段】スチレンとブタジエンからなる水素添加したブロック共重合体と、末端が(メタ)アクリロイル基で変性されたポリフェニレンエーテル共重合体と、フルオレン骨格を有する(メタ)アクリレートと、有機過酸化物と、を含み、前記ポリフェニレンエーテル共重合体の固形分全量に対する配合量が15~45重量%であり、前記フルオレン骨格を有する(メタ)アクリレートの固形分全量に対する配合量が3~12重量%であることを特徴とする樹脂組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
スチレンとブタジエンからなる水素添加したブロック共重合体(A)と、末端が(メタ)アクリロイル基で変性されたポリフェニレンエーテル共重合体(B)と、フルオレン骨格を有する(メタ)アクリレート(C)と、有機過酸化物(D)と、を含み、前記(B)の固形分全量に対する配合量が15~45重量%であり、前記(C)の固形分全量に対する配合量が3~12重量%であることを特徴とする樹脂組成物。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記(C)が9,9-ビスアリールフルオレン骨格を有するジ(メタ)アクリレートであることを特徴とする請求項1記載の樹脂組成物。
【請求項3】
前記(A)が水素添加したSEBS(スチレン-エチレン-ブチレン-スチレンのブロック共重合体)、及び/又は水素添加した変性SEBSであることを特徴とする請求項1又は2いずれか記載の樹脂組成物。
【請求項4】
更にスチレンとエチレンを含む水素添加したブロック共重合体(E)(但し(A)を除く)を含むことを特徴とする請求項1~3いずれか記載の樹脂組成物。
【請求項5】
請求項1~4いずれか記載の樹脂組成物を用いた銅張積層板用の接着シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、低誘電特性と高耐熱性を有する、熱ラジカル反応性の樹脂組成物及びそれを用いた接着シートに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォンに代表される電子機器は高性能化、高機能化が急速に進んでおり、電子機器に用いられる電子部品の素材についても、耐熱性や機械的強度、電気特性等の諸物性に関して更なる改善が要求されるようになっている。例えば、半導体部品やコンデンサ等を実装するプリント配線板についても、より高密度、高機能化が求められている。
【0003】
特に高精細で動きの早い動画などで求められる伝送信号の高速化に対応するためには、高周波領域における信号遅延や伝送損失を抑えることができるような電気特性が必要となり、リジットプリント配線板やフレキシブルプリント配線板(以下FPC)の構成材料(例えば接着剤組成物)には、低誘電率、低誘電正接といった低誘電特性が求められている(特許文献1)。
【0004】
また近年では鉛フリーはんだや半導体チップの直接実装などの普及により、低誘電特性に加えて耐熱性についても更なる向上が求められてきている。低誘電特性に優れた基板材料としては、ポリフェニレンエーテルがよく知られており、耐熱性についてもエポキシ樹脂と比較して高い特性を有しているが、170℃以上のガラス転移点(以下Tg)を求められるような場合は十分ではなく、低誘電率、低誘電正接という電気特性と共に、高耐熱性という2つの特性を同時に満足させるには改善の余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-79354号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、比誘電率や誘電正接が十分低いと共に、耐熱性にも優れる熱ラジカル反応性の樹脂組成物及びそれを用いた接着シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため請求項1記載の発明は、スチレンとブタジエンからなる水素添加したブロック共重合体(A)と、末端が(メタ)アクリロイル基で変性されたポリフェニレンエーテル共重合体(B)と、フルオレン骨格を有する(メタ)アクリレート(C)と、有機過酸化物(D)と、を含み、前記(B)の固形分全量に対する配合量が15~45重量%であり、前記(C)の固形分全量に対する配合量が3~12重量%であることを特徴とする樹脂組成物を提供する。
【0008】
また請求項2記載の発明は、前記(C)が9,9-ビスアリールフルオレン骨格を有するジ(メタ)アクリレートであることを特徴とする請求項1記載の樹脂組成物を提供する。
【0009】
また請求項3記載の発明は、前記(A)が水素添加したSEBS(スチレン-エチレン-ブチレン-スチレンのブロック共重合体)、及び/又は水素添加した変性SEBSであることを特徴とする請求項1又は2いずれか記載の樹脂組成物を提供する。
【0010】
また請求項4記載の発明は、更にスチレンとエチレンを含む水素添加したブロック共重合体(E)(但し(A)を除く)を含むことを特徴とする請求項1~3いずれか記載の樹脂組成物を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社ナリス化粧品
構造体
2日前
三菱ケミカル株式会社
積層体
29日前
三菱ケミカル株式会社
樹脂組成物
1か月前
東レ株式会社
ポリアミド樹脂組成物
25日前
株式会社松風
光硬化性組成物
1か月前
AGC株式会社
水性分散液
1か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
16日前
ユニチカ株式会社
多孔質ポリアミドイミド
1か月前
株式会社カネカ
樹脂組成物およびフィルム
1か月前
松本油脂製薬株式会社
樹脂粒子及びその用途
16日前
東レ株式会社
ポリエステル組成物の製造方法
17日前
松本油脂製薬株式会社
樹脂粒子及びその用途
10日前
日本ユピカ株式会社
成形材
19日前
東レ株式会社
二軸配向ポリプロピレンフィルム
1か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリオレフィンフィルム
22日前
東レ株式会社
重合装置および重合体の製造方法
1か月前
帝人株式会社
樹脂組成物および光学部材
1か月前
株式会社日本製鋼所
プリプレグ製造装置
29日前
東ソー株式会社
廃プラスチックのリサイクル方法
25日前
松本油脂製薬株式会社
ポリマー粒子及びその用途
16日前
株式会社コバヤシ
成形体及びその製造方法
1か月前
東ソー株式会社
両親媒性ポリマー溶液の調液方法
9日前
株式会社カネカ
樹脂組成物、成形体およびフィルム
29日前
アキレス株式会社
農業用塩化ビニル系樹脂フィルム
16日前
三菱ケミカル株式会社
フィルム
11日前
東レ株式会社
プリプレグおよび炭素繊維強化複合材料
16日前
住友電気工業株式会社
樹脂成形体
1か月前
株式会社レゾナック
ポリマー
17日前
東レ株式会社
強化繊維基材、およびこれを用いた積層体
1か月前
セイコーエプソン株式会社
成形用材料
19日前
横浜ゴム株式会社
タイヤ用ゴム組成物およびタイヤ
25日前
三菱ケミカル株式会社
ポリエステルフィルム
24日前
横浜ゴム株式会社
タイヤ用ゴム組成物およびタイヤ
25日前
セイコーエプソン株式会社
成形用材料
19日前
セイコーエプソン株式会社
成形用材料
19日前
株式会社ミライ化成
再生補強繊維の製造方法
9日前
続きを見る