TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023075444
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-31
出願番号2021188354
出願日2021-11-19
発明の名称光デバイス
出願人富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G02F 1/035 20060101AFI20230524BHJP(光学)
要約【課題】シリコンフォトニクス部品の高い集積性を確保しながら、結合効率の向上を図る光デバイス等を提供することを目的とする。
【解決手段】光デバイスは、基板と、前記基板の一方の面に積層された第1のクラッド層と、前記第1のクラッド層における前記基板と反対側の当該第1のクラッド層内に形成された第1の光導波路と、を有する。更に、光デバイスは、前記第1のクラッド層における前記基板と反対側の面に積層された電気光学結晶層と、前記電気光学結晶層における前記第1のクラッド層と反対側の面に前記電気光学結晶層で形成された第2の光導波路と、を有する。更に、光デバイスは、前記電気光学結晶層における前記第1のクラッド層と反対側の面に積層された第2のクラッド層を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、
前記基板の一方の面に積層された第1のクラッド層と、
前記第1のクラッド層における前記基板と反対側の当該第1のクラッド層内に形成された第1の光導波路と、
前記第1のクラッド層における前記基板と反対側の面に積層された電気光学結晶層と、
前記電気光学結晶層における前記第1のクラッド層と反対側の面に前記電気光学結晶層で形成された第2の光導波路と、
前記電気光学結晶層における前記第1のクラッド層と反対側の面に積層された第2のクラッド層と、
を有することを特徴とする光デバイス。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1のクラッド層は、
前記基板の一方の面に積層されたバッファ層と、
前記バッファ層における前記基板と反対側の面に積層された中間層と、を有し、
前記第1の光導波路は、
前記中間層における前記バッファ層と接触する面に形成されると共に、
前記電気光学結晶層は、
前記中間層における前記バッファ層と反対側の面に積層されることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項3】
前記第1の光導波路と前記基板との間の前記第1のクラッド層内に配置された、少なくとも1個以上のシリコン部品をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項4】
前記シリコン部品は、
前記第1の光導波路を通過する光信号を電気変換する受光素子であることを特徴とする請求項3に記載の光デバイス。
【請求項5】
前記シリコン部品は、
前記第1の光導波路を加熱するヒータで前記第1の光導波路の屈折率を制御する位相制御素子であることを特徴とする請求項3に記載の光デバイス。
【請求項6】
前記第2のクラッド層における前記電気光学結晶層と反対側の面に配置された、前記第2の光導波路に電気信号を印加する電極をさらに有し、
前記基板は、
1000Ωcm以上の抵抗率を有する基板であることを特徴とする請求項1~5の何れか一つに記載の光デバイス。
【請求項7】
前記電極は、
信号電極と、接地電極と、を有し、
前記信号電極及び前記接地電極は、
前記電気光学結晶層の電気光学効果を最も強く発現する軸が水平方向にある場合に、前記第2の光導波路を水平方向に前記電気信号を印加するように前記第2のクラッド層における前記電気光学結晶層と反対側の面に配置されることを特徴とする請求項6に記載の光デバイス。
【請求項8】
前記電極は、
信号電極と、接地電極と、を有し、
前記信号電極及び前記接地電極の何れか一方は、
前記電気光学結晶層の電気光学効果を最も強く発現する軸が垂直方向にある場合に、前記第2の光導波路が配置する前記第2のクラッド層上の部位に配置されることを特徴とする請求項6に記載の光デバイス。
【請求項9】
前記電気光学結晶層のポッケルス係数が10~2000pm/Vの範囲内であることを特徴とする請求項1~8の何れか一つに記載の光デバイス。
【請求項10】
前記第1の光導波路と前記第2の光導波路との距離を決める前記中間層の厚みが1μm以下であることを特徴とした請求項2に記載の光デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光デバイスに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
シリコンフォトニクス部品では、コアとクラッドとの間の高い屈折率差により微小領域に光を強く閉じ込めることができるため、例えば、光変調器、受光素子、位相制御素子、偏波合分波器等の様々なシリコン光素子の小型集積化に有利である。しかしながら、一般的なシリコン光変調器では、例えば、ドーピングによるPN接合のキャリア制御型であるため、変調帯域のさらなる拡大に課題がある。
【0003】
そこで、例えば、LiNbO

(LN:Lithium Niobate:ニオブ酸リチウム)等の電気光学効果を有する電気光学結晶を使用した光変調器では、変調帯域の拡大が可能となり、吸収損失も発生しないことから高性能な光変調器を実現できる。しかしながら、例えば、光変調器以外のシリコン光素子、例えば、受光素子、位相制御素子や偏波合分波器を電気光学結晶内に集積するのは困難である。
【0004】
そこで、近年では、シリコンフォトニクス部品と電気光学効果を有する結晶を組み合わせたハイブリッド光デバイスが注目を集めている。ハイブリッド光デバイスでは、シリコンフォトニクス部品の高い集積性と、電気光学効果を有する結晶の高い変調特性とを兼ね備えた光デバイスであることが求められている。
【0005】
従来の光デバイスでは、事前に形成されたシリコンフォトニクス部品内のバッファ層上に、電気光学効果を有する電気光学結晶層を積層し、電気光学結晶層上に電気光学結晶の光導波路を形成し、電気光学結晶層上にクラッド層を積層する。更に、クラッド層上に電極を配置することで、電気光学結晶の光変調器を形成することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
米国特許出願公開第2020/0150467号明細書
特開2011-102891号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来のシリコンフォトニクス部品上の電気光学結晶層に積層された光デバイスでは、シリコンフォトニクス部品内の中間層上に第1の光導波路を形成し、電気光学結晶層上に第2の光導波路を形成することになる。しかしながら、第1の光導波路を形成する中間層と第2の光導波路を形成する電気光学結晶層との間の距離が離れすぎると、第1の光導波路と第2の光導波路との間の光結合が困難になり、光結合特性の劣化で光損失が生じる。
【0008】
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、シリコンフォトニクス部品の高い集積性を確保しながら、結合効率の向上を図る光デバイス等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願が開示する光デバイスは、1つの態様において、基板と、前記基板の一方の面に積層された第1のクラッド層と、前記第1のクラッド層における前記基板と反対側の当該第1のクラッド層内に形成された第1の光導波路と、を有する。更に、光デバイスは、前記第1のクラッド層における前記基板と反対側の面に積層された電気光学結晶層と、前記電気光学結晶層における前記第1のクラッド層と反対側の面に前記電気光学結晶層で形成された第2の光導波路と、を有する。更に、光デバイスは、前記電気光学結晶層における前記第1のクラッド層と反対側の面に積層された第2のクラッド層を有する。
【発明の効果】
【0010】
本願が開示する光デバイス等の1つの態様によれば、シリコンフォトニクス部品の高い集積性を確保しながら、結合効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
試験片固定具
9日前
個人
両眼光軸測定器
17日前
個人
メガネフレーム
9日前
東レ株式会社
積層フィルム
8日前
東レ株式会社
積層フィルム
8日前
古河電子株式会社
光学部品
1日前
三菱ケミカル株式会社
反射フィルム
8日前
日東電工株式会社
光学積層体
1日前
個人
ヒンジレス一体フレームメガネ
3日前
日東電工株式会社
光学積層体
1日前
東レ株式会社
シート、及び樹脂組成物
1日前
日東電工株式会社
情報コード付シート
1日前
日精テクノロジー株式会社
投射光学系
9日前
日東電工株式会社
光学積層体の製造方法
1日前
株式会社トプコン
変倍光学系及び眼科装置
16日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
17日前
キヤノン株式会社
カメラ装置
1日前
住友電気工業株式会社
スポットサイズ変換器
11日前
住友ベークライト株式会社
眼鏡
1日前
住友ベークライト株式会社
眼鏡
1日前
日亜化学工業株式会社
発光モジュール
16日前
住友ベークライト株式会社
眼鏡
1日前
大阪瓦斯株式会社
放射冷却装置
8日前
住友ベークライト株式会社
眼鏡
1日前
株式会社デンソー
虚像表示装置
1日前
株式会社タムロン
ズームレンズ及び撮像装置
8日前
住友化学株式会社
光学積層体
16日前
日東電工株式会社
積層体および画像表示装置
10日前
住友ベークライト株式会社
光学シート
15日前
日東電工株式会社
高分子分散型液晶フィルム
17日前
日東電工株式会社
マーク付フィルムチップの製造方法
1日前
日本精機株式会社
ミラー及びヘッドアップディスプレイ装置
10日前
株式会社ディスコ
光学素子
8日前
アイカ工業株式会社
抗ウイルス反射防止ハードコートフィルム
11日前
日東電工株式会社
光学積層体
15日前
TOPPANホールディングス株式会社
調光シート
16日前
続きを見る