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公開番号2023075385
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-31
出願番号2021188256
出願日2021-11-19
発明の名称ヘッドアップディスプレイ装置
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類B60K 35/00 20060101AFI20230524BHJP(車両一般)
要約【課題】 画像として選択画像を表示する際の表示の違和感を低減することが可能なヘッドアップディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】 フロントガラス3の前方に設定された表示面Aに画像を虚像Vとして表示するヘッドアップディスプレイ装置において、表示面Aは、車両の上下方向に対して前方に傾いて設定され、表示面Aに表示される画像は、第1~第3の選択画像P1~P3を含み、これら選択画像P1~P3は、ユーザ4側から近い表示面Aの第1の表示エリアT1と、当該第1の表示エリアT1よりも遠方となる表示面Aの第2の表示エリアT2とに表示され、制御部21は、第2の表示エリアT2に表示された第3の選択画像P3がユーザによって選択されている状況下において、選択画像移動信号を受信すると、第2の表示エリアT2に表示された第3の選択画像P3を第1の表示エリアT1へと移動させるべく、画像の表示制御を行う。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載され、透光部材に画像を表す表示光を投射することで、前記透光部材の前方に設定された表示面に前記画像を虚像として表示するヘッドアップディスプレイ装置において、
前記画像の表示制御を行う制御部を備え、
前記表示面は、前記車両の上下方向に対して前方に傾いて設定され、
前記表示面に表示される前記画像は、前記画像を視認する視認者が選択可能であるとともに、前記表示面に沿い配列される複数個の選択画像を含み、
前記選択画像は、視認者側から近い前記表示面の第1の箇所と、前記第1の箇所よりも遠方となる前記表示面の第2の箇所とに表示され、
前記制御部は、前記第2の箇所に表示された選択画像が視認者によって選択されている状況下において、前記選択画像を移動させるための選択画像移動信号を受信すると、前記第2の箇所に表示された選択画像を前記第1の箇所へと移動させるべく、前記画像の表示制御を行うことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
車両に搭載され、透光部材に画像を表す表示光を投射することで、前記透光部材の前方に設定された表示面に前記画像を虚像として表示するヘッドアップディスプレイ装置において、
前記画像の表示制御を行う制御部を備え、
前記表示面は、前記車両の上下方向に対して前方に傾いて設定され、
前記表示面に表示される前記画像は、前記画像を視認する視認者が選択可能であるとともに、前記表示面に沿い配列される複数個の選択画像を含み、
前記選択画像は、視認者側から近い前記表示面の第1の箇所と、前記第1の箇所よりも遠方となる前記表示面の第2の箇所とに表示され、
前記制御部は、前記第2の箇所に表示された選択画像が視認者によって選択されている状況下において、所定の時間が経過すると、前記第2の箇所に表示された選択画像を前記第1の箇所へと移動させるべく、前記画像の表示制御を行うことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記選択画像移動信号を1回もしくは複数回受信すると、前記第2の箇所に表示されていた前記選択画像を前記第1の箇所へと移動させるべく、前記画像の表示制御を行うことを特徴とする請求項1記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項4】
前記複数個の選択画像は、前記虚像を左右に略等分する仮想ラインの左右どちらか一方もしくは当該仮想ラインの左右両方に表示され、
前記制御部は、前記第1の箇所から前記第2の箇所へと向かうに従って前記仮想ラインからの距離が次第に小さくなるような態様で前記複数個の選択画像が表示されるように、前記画像の表示制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項3のうち何れか1つに記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記第1の箇所から前記第2の箇所へと向かうに従って、前記複数個の選択画像の色相または明度が次第に低下するか、もしくは前記複数個の選択画像の大きさが次第に小さくなるように、前記画像の表示制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項4のうち何れか1つに記載のヘッドアップディスプレイ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘッドアップディスプレイ装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来のヘッドアップディスプレイ装置として、特許文献1には、車両のフロントガラス等の透光部材に向けて画像を表す表示光を射出することで、透光部材の前方に設定された表示面に当該画像を虚像として表示するものが開示されている。この表示面は、画像を視認する視認者(ユーザ)にとっての上下方向に対して前方に傾いて設定可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-212338号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えば前記画像としてユーザが聴取可能な音楽の曲名が上下に並べて表示され、画像の最上部に現在、選択されている曲名が表示されているような状況下にあっては、画像の表示される表示面が前方に傾いて設定されていることに起因して、選択されている曲名の画像(つまり選択画像)が奥まったように錯覚して視認されてしまい、違和感のある表示となっていた。
【0005】
本発明は、前述の課題に対して対処するため、画像として選択画像を表示する際の表示の違和感を低減することが可能なヘッドアップディスプレイ装置の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、車両に搭載され、透光部材に画像を表す表示光を投射することで、前記透光部材の前方に設定された表示面に前記画像を虚像として表示するヘッドアップディスプレイ装置において、前記画像の表示制御を行う制御部を備え、前記表示面は、前記車両の上下方向に対して前方に傾いて設定され、前記表示面に表示される前記画像は、前記画像を視認する視認者が選択可能であるとともに、前記表示面に沿い配列される複数個の選択画像を含み、前記選択画像は、視認者側から近い前記表示面の第1の箇所と、前記第1の箇所よりも遠方となる前記表示面の第2の箇所とに表示され、前記制御部は、前記第2の箇所に表示された選択画像が視認者によって選択されている状況下において、前記選択画像を移動させるための選択画像移動信号を受信すると、前記第2の箇所に表示された選択画像を前記第1の箇所へと移動させるべく、前記画像の表示制御を行うことを特徴とする。
【0007】
また本発明は、車両に搭載され、透光部材に画像を表す表示光を投射することで、前記透光部材の前方に設定された表示面に前記画像を虚像として表示するヘッドアップディスプレイ装置において、前記画像の表示制御を行う制御部を備え、前記表示面は、前記車両の上下方向に対して前方に傾いて設定され、前記表示面に表示される前記画像は、前記画像を視認する視認者が選択可能であるとともに、前記表示面に沿い配列される複数個の選択画像を含み、前記選択画像は、視認者側から近い前記表示面の第1の箇所と、前記第1の箇所よりも遠方となる前記表示面の第2の箇所とに表示され、前記制御部は、前記第2の箇所に表示された選択画像が視認者によって選択されている状況下において、所定の時間が経過すると、前記第2の箇所に表示された選択画像を前記第1の箇所へと移動させるべく、前記画像の表示制御を行うことを特徴とする。
【0008】
また本発明は、前記制御部は、前記選択画像移動信号を1回もしくは複数回受信すると、前記第2の箇所に表示されていた前記選択画像を前記第1の箇所へと移動させるべく、前記画像の表示制御を行うことを特徴とする。
【0009】
また本発明は、前記複数個の選択画像は、前記虚像を左右に略等分する仮想ラインの左右どちらか一方もしくは当該仮想ラインの左右両方に表示され、前記制御部は、前記第1の箇所から前記第2の箇所へと向かうに従って前記仮想ラインからの距離が次第に小さくなるような態様で前記複数個の選択画像が表示されるように、前記画像の表示制御を行うことを特徴とする。
【0010】
また本発明は、前記制御部は、前記第1の箇所から前記第2の箇所へと向かうに従って、前記複数個の選択画像の色相または明度が次第に低下するか、もしくは前記複数個の選択画像の大きさが次第に小さくなるように、前記画像の表示制御を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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