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公開番号2023074966
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-30
出願番号2021188190
出願日2021-11-18
発明の名称タイヤ
出願人株式会社ブリヂストン
代理人個人,個人,個人
主分類B60C 13/00 20060101AFI20230523BHJP(車両一般)
要約【課題】タイヤ表面の変色(茶変)や微小クラックの発生に起因する外観の悪化を抑制したタイヤを提供する。
【解決手段】タイヤの外面に形成され、ベース部22を有するパターン領域20と、前記パターン領域内に形成され、前記ベース部から0.1mm以上1.0mm以下の突出高さとされる突起24,26と、を有するゴム部材を具えるタイヤであって、前記パターン領域及び突起を有するゴム部材は、イソプレン骨格ゴム、スチレン-ブタジエンゴム、ブタジエンゴムから選択される少なくとも1種を含有するゴム成分と、下記一般式(1):
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2023074966000005.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">21</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">147</com:WidthMeasure> </com:Image>
[式中、R1及びR2は、それぞれ独立して一価の飽和炭化水素基である]で表されるアミン系老化防止剤と、を含み、ゴム部材中の前記アミン系老化防止剤の含有量が、ゴム成分100質量部に対して0.1~11質量部であることを特徴とする、タイヤである。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
タイヤの外面に形成され、ベース部を有するパターン領域と、
前記パターン領域内に形成され、前記ベース部から0.1mm以上1.0mm以下の突出高さとされる突起と、を有するゴム部材を具えるタイヤであって、
前記パターン領域及び突起を有するゴム部材は、
イソプレン骨格ゴム、スチレン-ブタジエンゴム、ブタジエンゴムから選択される少なくとも1種を含有するゴム成分と、
下記一般式(1):
TIFF
2023074966000004.tif
21
145
[式中、R

及びR

は、それぞれ独立して一価の飽和炭化水素基である]で表されるアミン系老化防止剤と、を含み、
前記ゴム部材中の前記アミン系老化防止剤の含有量が、前記ゴム成分100質量部に対して0.1~11質量部であることを特徴とする、タイヤ。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
上記一般式(1)中のR

及びR

が、それぞれ独立して炭素数1~20の鎖状又は環状の一価の飽和炭化水素基である、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記ゴム部材が、前記ゴム成分として、イソプレン骨格ゴムを含む、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記ゴム部材が、トレッドゴムである、請求項1~3のいずれか一項に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記ゴム部材が、サイドウォールゴムである、請求項1~3のいずれか一項に記載のタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、タイヤを構成する各種ゴム部材は、オゾン存在下等の外気環境の影響を受けて劣化することがあり、該劣化が進行すると、クラック(亀裂)等を生じる場合がある。このような問題への対応として、タイヤを構成する各種ゴム部材には、老化防止剤を含むゴム組成物が適用されている。
例えば、下記特許文献1には、N-フェニル-N’-(1,3-ジメチルブチル)-p-フェニレンジアミン(老化防止剤6PPD)を配合したゴム組成物をタイヤの表面を構成するゴムに適用することで、タイヤ表面のクラックを抑制できることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/056384号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1で使用されている老化防止剤6PPDは、ゴムの耐オゾン性を向上させる効果に優れるものの、老化防止剤6PPDを含むゴム組成物を、タイヤの表面を構成するゴムに適用すると、タイヤの表面を変色(茶変)させてしまい、タイヤ表面の外観が損なわれる。
これに対して、本発明者らが検討したところ、老化防止剤6PPDの代わりに他の老化防止剤を配合したゴム組成物を、タイヤの表面を構成するゴムに適用すると、該ゴムの耐オゾン性の向上が不十分で、タイヤ表面に微小クラックが発生し、タイヤ表面の外観が損なわれることが分かった。
【0005】
そこで、本発明は、上記従来技術の問題を解決し、タイヤ表面の変色(茶変)や微小クラックの発生に起因する外観の悪化を抑制したタイヤを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する本発明の要旨構成は、以下の通りである。
【0007】
本発明のタイヤは、
タイヤの外面に形成され、ベース部を有するパターン領域と、
前記パターン領域内に形成され、前記ベース部から0.1mm以上1.0mm以下の突出高さとされる突起と、を有するゴム部材を具え、
前記パターン領域及び突起を有するゴム部材は、
イソプレン骨格ゴム、スチレン-ブタジエンゴム、ブタジエンゴムから選択される少なくとも1種を含有するゴム成分と、
下記一般式(1):
TIFF
2023074966000002.tif
21
145
[式中、R

及びR

は、それぞれ独立して一価の飽和炭化水素基である]で表されるアミン系老化防止剤と、を含み、
前記ゴム部材中の前記アミン系老化防止剤の含有量が、前記ゴム成分100質量部に対して0.1~11質量部であることを特徴とする。
かかる本発明のタイヤによれば、タイヤ表面の変色(茶変)や微小クラックの発生に起因する外観の悪化を抑制できる。
【0008】
本発明のタイヤの好適例においては、上記一般式(1)中のR

及びR

が、それぞれ独立して炭素数1~20の鎖状又は環状の一価の飽和炭化水素基である。この場合、ゴム部材の耐オゾン性が更に向上する。
【0009】
本発明のタイヤの他の好適例においては、前記ゴム部材が、前記ゴム成分として、イソプレン骨格ゴムを含む。この場合、本発明の効果が顕著に現れ易い。
【0010】
本発明のタイヤの他の好適例においては、前記ゴム部材が、トレッドゴムである。この場合、タイヤのトレッド部の外観の悪化を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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