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公開番号2023074910
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-30
出願番号2021188097
出願日2021-11-18
発明の名称回路遮断器
出願人河村電器産業株式会社
代理人個人
主分類H01H 73/20 20060101AFI20230523BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】現時点における端子金具の位置を容易に把握することができる回路遮断器を提供する。
【解決手段】第1端子部材10が第1位置にあることを表示する第1右極表示部34B、及び第1端子部材10が第2位置にあることを表示する第2右極表示部34Aを備え、第1端子部材10の移動に伴って、本体ケース2表面に第1右極表示部34Bが露出する第1表示位置と、第2右極表示部34Aが露出する第2表示位置との間で移動可能な右極表示体31と、第2端子部材20が第2位置にあることを表示する第1左極表示部38A、及び第2端子部材20が第3位置にあることを表示する第2左極表示部38Bを備え、第2端子部材20の移動に伴って、本体ケース2の表面に第1左極表示部38Aが露出する第3表示位置と、第2左極表示部38Bが露出する第4表示位置との間で移動可能な左極表示体35とを設けた。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
本体ケースに、導電バーを差し込み接続可能な上側の端子口と、中央の端子口と、下側の端子口との3つの前記端子口のうち、任意の2つの前記端子口を上下方向に並設可能な回路遮断器であって、
前記本体ケースに、端子金具を有して前記導電バーを差し込み接続可能な第1端子部材が、前記上側の端子口に対応する第1位置と、前記中央の端子口に対応する第2位置との間を上下方向へ移動可能に設けられているとともに、端子金具を有して前記導電バーを差し込み接続可能な第2端子部材が、前記第1端子部材の下側において、前記第2位置と、前記下側の端子口に対応する第3位置との間を上下方向へ移動可能に設けられており、
前記第1端子部材を前記第1位置に、且つ、前記第2端子部材を前記第2位置に夫々位置させることで前記上側の端子口及び前記中央の端子口が構成され、
前記第1端子部材を前記第1位置に、且つ、前記第2端子部材を前記第3位置に夫々位置させることで前記上側の端子口及び前記下側の端子口が構成され、
前記第1端子部材を前記第2位置に、且つ、前記第2端子部材を前記第3位置に夫々位置させることで前記中央の端子口及び前記下側の端子口が構成されるようにする一方、
前記第1端子部材が前記第1位置にあることを表示する第1極表示部、及び前記第1端子部材が前記第2位置にあることを表示する第2極表示部を備え、前記第1端子部材の移動に伴って、前記本体ケース表面に前記第1極表示部が露出する第1表示位置と、前記第2極表示部が露出する第2表示位置との間で移動可能な第1極表示体と、
前記第2端子部材が前記第2位置にあることを表示する第3極表示部、及び前記第2端子部材が前記第3位置にあることを表示する第4極表示部を備え、前記第2端子部材の移動に伴って、前記本体ケースの表面に前記第3極表示部が露出する第3表示位置と、前記第4極表示部が露出する第4表示位置との間で移動可能な第2極表示体とが設けられていることを特徴とする回路遮断器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば分電盤内等に設置される回路遮断器に関するものである。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、たとえば単相三線式電路に使用される回路遮断器では、電源側端子を所謂プラグイン方式の端子として構成することがある。また、そのような回路遮断器としては、電源側端子における端子金具の位置を、本体ケース外から変更可能としたものが考案されている(たとえば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-35341号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の回路遮断器では、現時点における端子金具の位置が判別しづらいため、分電盤内への設置時にケーブルを誤配線しかねない等、使い勝手が悪いという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、現時点における端子金具の位置を容易に把握することができる回路遮断器を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、本体ケースに、導電バーを差し込み接続可能な上側の端子口と、中央の端子口と、下側の端子口との3つの前記端子口のうち、任意の2つの前記端子口を上下方向に並設可能な回路遮断器であって、前記本体ケースに、端子金具を有して前記導電バーを差し込み接続可能な第1端子部材が、前記上側の端子口に対応する第1位置と、前記中央の端子口に対応する第2位置との間を上下方向へ移動可能に設けられているとともに、端子金具を有して前記導電バーを差し込み接続可能な第2端子部材が、前記第1端子部材の下側において、前記第2位置と、前記下側の端子口に対応する第3位置との間を上下方向へ移動可能に設けられており、前記第1端子部材を前記第1位置に、且つ、前記第2端子部材を前記第2位置に夫々位置させることで前記上側の端子口及び前記中央の端子口が構成され、前記第1端子部材を前記第1位置に、且つ、前記第2端子部材を前記第3位置に夫々位置させることで前記上側の端子口及び前記下側の端子口が構成され、前記第1端子部材を前記第2位置に、且つ、前記第2端子部材を前記第3位置に夫々位置させることで前記中央の端子口及び前記下側の端子口が構成されるようにする一方、前記第1端子部材が前記第1位置にあることを表示する第1極表示部、及び前記第1端子部材が前記第2位置にあることを表示する第2極表示部を備え、前記第1端子部材の移動に伴って、前記本体ケース表面に前記第1極表示部が露出する第1表示位置と、前記第2極表示部が露出する第2表示位置との間で移動可能な第1極表示体と、前記第2端子部材が前記第2位置にあることを表示する第3極表示部、及び前記第2端子部材が前記第3位置にあることを表示する第4極表示部を備え、前記第2端子部材の移動に伴って、前記本体ケースの表面に前記第3極表示部が露出する第3表示位置と、前記第4極表示部が露出する第4表示位置との間で移動可能な第2極表示体とが設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、本体ケースに、端子金具を有して導電バーを差し込み接続可能な第1端子部材が、上側の端子口に対応する第1位置と、中央の端子口に対応する第2位置との間を上下方向へ移動可能に設けられているとともに、端子金具を有して導電バーを差し込み接続可能な第2端子部材が、第1端子部材の下側において、第2位置と、下側の端子口に対応する第3位置との間を上下方向へ移動可能に設けられている一方、第1端子部材が第1位置にあることを表示する第1極表示部、及び第1端子部材が第2位置にあることを表示する第2極表示部を備え、第1端子部材の移動に伴って、本体ケース表面に第1極表示部が露出する第1表示位置と、第2極表示部が露出する第2表示位置との間で移動可能な第1極表示体と、第2端子部材が第2位置にあることを表示する第3極表示部、及び第2端子部材が第3位置にあることを表示する第4極表示部を備え、第2端子部材の移動に伴って、本体ケースの表面に第3極表示部が露出する第3表示位置と、第4極表示部が露出する第4表示位置との間で移動可能な第2極表示体とが設けられている。したがって、現時点での端子金具の位置を容易に把握することができ、分電盤内への設置時等において各種作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
電源側端子において端子口P1、P3が構成されている回路遮断器を示した斜視説明図である。
図1の状態にある回路遮断器の本体ケース後部内面を左後方から示した斜視説明図である。
図1の状態にある回路遮断器の本体ケース後部内面を右後方から示した斜視説明図である。
図1の状態にある回路遮断器の支持体を側方から示した説明図であり、(a)は左側から、(b)は右側から夫々示している。
電源側端子において端子口P1、P2が構成されている回路遮断器を示した斜視説明図である。
図5の状態にある回路遮断器の支持体を示した斜視説明図であり、(a)は左後方から、(b)は右後方から夫々示している。
電源側端子において端子口P2、P3が構成されている回路遮断器を示した斜視説明図である。
図7の状態にある回路遮断器の支持体を示した斜視説明図であり、(a)は左後方から、(b)は右後方から夫々示している。
回路遮断器における極表示を示した説明図であり、(a)は図1の状態にある場合を、(b)は図5の状態にある場合を、(c)は図7の状態にある場合を夫々示している。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態となる回路遮断器について、図面にもとづき詳細に説明する。
【0010】
図1は、電源側端子4において端子口P1、P3が構成されている回路遮断器1を示した斜視説明図である。図2は、図1の状態にある回路遮断器1の本体ケース2後部内面を左後方から示した斜視説明図である。図3は、図1の状態にある回路遮断器1の本体ケース2後部内面を右後方から示した斜視説明図である。図4は、図1の状態にある回路遮断器1の支持体41を側方から示した説明図であり、(a)は左側から、(b)は右側から夫々示している。図5は、電源側端子4において端子口P1、P2が構成されている回路遮断器1を示した斜視説明図である。図6は、図5の状態にある回路遮断器1の支持体41を示した斜視説明図であり、(a)は左後方から、(b)は右後方から夫々示している。図7は、電源側端子4において端子口P2、P3が構成されている回路遮断器1を示した斜視説明図である。図8は、図7の状態にある回路遮断器1の支持体41を示した斜視説明図であり、(a)は左後方から、(b)は右後方から夫々示している。図9は、回路遮断器1における極表示を示した説明図であり、(a)は図1の状態にある場合を、(b)は図5の状態にある場合を、(c)は図7の状態にある場合を夫々示している。
(【0011】以降は省略されています)

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