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公開番号2023074897
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-30
出願番号2021188074
出願日2021-11-18
発明の名称画像処理装置、画像処理方法、および撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 23/63 20230101AFI20230523BHJP(電気通信技術)
要約【課題】表示モード間での画像の差が目立たない表示用画像データを生成することが可能な画像処理装置および画像処理方法を提供すること。
【解決手段】撮影によって得られた画像データから、表示モードに応じた表示用画像データを生成する画像処理装置である。画像処理装置は、第1の表示モードについて画像データに適用する階調特性が、第2の表示モードについて画像データに適用する階調特性よりも画像を暗くする階調特性である場合、画像データに対して適用するノイズ低減処理をおよびシャープネス処理の強度を、第2の表示モードでの強度と異ならせる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
撮影によって得られた画像データを取得する取得手段と、
前記画像データから、表示モードに応じた表示用画像データを生成する生成手段と、を有し、
前記生成手段は、
前記表示用画像データの生成において、前記表示モードに応じた階調特性を前記画像データに適用し、
第1の表示モードについて前記画像データに適用する階調特性が、第2の表示モードについて前記画像データに適用する階調特性よりも画像を暗くする階調特性である場合、
前記画像データに対して適用するノイズ低減処理を、前記第2の表示モードについて前記画像データに対して適用するノイズ低減処理より弱くし、および/または
前記画像データに対して適用するシャープネス処理を、前記第2の表示モードについて前記画像データに対して適用するシャープネス処理より強くする、
ことを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記生成手段はさらに、
第1の表示モードについて前記画像データに適用する階調特性が、第2の表示モードについて前記画像データに適用する階調特性よりも画像を暗くする階調特性である場合、
前記画像データに対して適用するマニュアルフォーカスピーキング検出処理における閾値を、前記第2の表示モードについて前記画像データに対して適用するマニュアルフォーカスピーキング検出処理における閾値よりも大きくする、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記第2の表示モードについて前記画像データに適用する階調特性よりも画像を暗くする階調特性は、前記第1の表示モードにおいて前記撮影するシーンの明るさが閾値以下である場合に前記画像データに適用されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記生成手段はさらに、
第1の表示モードにおいてマニュアルフォーカスが設定されている場合には、マニュアルフォーカスが設定されていない場合よりも、
前記画像データに対して適用するノイズ低減処理を弱くし、および/または
前記画像データに対して適用するシャープネス処理を強くする、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記生成手段は、前記画像データの特定の輝度域について、前記第1の表示モードにおける前記ノイズ低減処理および/または前記シャープネス処理の強度を、前記第2の表示モードにおける前記ノイズ低減処理および/または前記シャープネス処理の強度と異ならせることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記画像データに適用する階調特性は、前記画像データの対数値と、ICtCp色空間におけるI値との関係を表す階調特性であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記画像データに適用する階調特性は、前記画像データの対数値と、ICtCp色空間におけるI値との関係を表す階調特性であり、前記特定の輝度域が、前記第2の表示モードについて前記画像データに適用される階調特性とI値の差が閾値以上となる輝度域であることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記第1の表示モードについて前記画像データに適用する階調特性は、適正露出を含む特定の輝度域において前記画像データの対数値の変化に対して前記I値が線形に変化する階調特性であることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
【請求項9】
撮像素子と、
前記撮像素子を用いた撮影により得られた画像データを処理する請求項1から8のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
を有することを特徴とする撮像装置。
【請求項10】
前記画像処理装置が生成する表示用画像データは、電子ビューファインダとして機能する表示装置に表示させるために用いられることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理方法、および撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
電子ビューファインダ(EVF)では光学ファインダーと異なり、加工した画像を表示することができる。そのため、例えば、現在の撮影条件を反映した画像をEVFに表示することで、撮影で得られる画像を撮影前に確認できるといった利点がある。特許文献1では、EVFに表示する画像に視認性を高める加工を適用することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-245924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
EVFに表示する画像を加工するか否や、加工の種類などが異なる複数の表示モードを選択可能な場合、表示モードの切り替え前後で表示画像の解像度やノイズの量などに差が感じられる場合がある。
【0005】
本発明はこのような従来技術の課題を改善することを目的する。本発明はその一態様において、表示モード間での画像の差が目立たない表示用画像データを生成することが可能な画像処理装置および画像処理方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的は、撮影によって得られた画像データを取得する取得手段と、画像データから、表示モードに応じた表示用画像データを生成する生成手段と、を有し、生成手段は、表示用画像データの生成において、表示モードに応じた階調特性を画像データに適用し、第1の表示モードについて画像データに適用する階調特性が、第2の表示モードについて画像データに適用する階調特性よりも画像を暗くする階調特性である場合、画像データに対して適用するノイズ低減処理を、第2の表示モードについて画像データに対して適用するノイズ低減処理より弱くし、および/または画像データに対して適用するシャープネス処理を、第2の表示モードについて画像データに対して適用するシャープネス処理より強くする、ことを特徴とする画像処理装置によって達成される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、表示モード間での画像の差が目立たない表示用画像データを生成することが可能な画像処理装置および画像処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る画像処理装置の一例としてのデジタルカメラの機能構成例を示すブロック図
実施形態における表示用画像データの生成処理を模式的に示すブロック図
RAWデータと現像処理後の階調値の入出力特性例を示す図
設定優先モードで用いられる階調特性の例を示す図
視認性優先モードで用いられる階調特性の例を示す図
設定優先モードで用いられる階調特性と視認性優先モードで用いられる階調特性を比較する図
実施形態におけるノイズ量調整処理に関するフローチャート
ノイズ量調整処理を適用する輝度域を限定する変形例に関する図
別の変形例におけるノイズ量調整処理に関するフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して本発明をその例示的な実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定しない。また、実施形態には複数の特徴が記載されているが、その全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
なお、以下では本発明をデジタルカメラのEVF表示に適用した構成について説明する。しかし、本発明は表示用画像を生成可能な任意の電子機器でも実施可能である。このような電子機器は撮像装置に加え、コンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、メディアプレーヤ、PDAなど)、携帯電話機、スマートフォン、ゲーム機、ドライブレコーダ、頭部装着型表示装置(HMD)などが含まれる。これらは例示であり、本発明は他の電子機器でも実施可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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