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公開番号2023074895
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-30
出願番号2021188072
出願日2021-11-18
発明の名称通信装置、通信方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04L 45/85 20220101AFI20230523BHJP(電気通信技術)
要約【課題】
BAPを使用して通信するネットワークにおいて、スライス要求をサポートする経路で通信を行うための技術を提供すること。
【解決手段】
BAP(Backhaul Adaptation Protocol)を使用して通信するネットワークの通信装置は、受信した第1パケットに基づいて、第1パケットの転送を行うネットワーク内の他の通信装置がサポートすべきスライス種別を特定し、ネットワーク内の他の通信装置がサポートするスライス種別に基づいて、特定したスライス種別をサポートする他の通信装置を特定し、第1パケットに基づいて生成されたBAPを使用して通信される第2パケットであって、特定結果に応じてヘッダが設定された第2パケットを、特定した他の通信装置に送信する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
BAP(Backhaul Adaptation Protocol)を使用して通信するネットワークの通信装置であって、
受信した第1パケットに基づいて、前記第1パケットの転送を行う前記ネットワーク内の他の通信装置がサポートすべきスライス種別を特定する第1特定手段と、
前記ネットワーク内の他の通信装置がサポートするスライス種別に基づいて前記第1特定手段で特定した前記スライス種別をサポートする他の通信装置を特定する第2特定手段と、
前記第1パケットに基づいて生成されたBAPを使用して通信される第2パケットであって、前記第2特定手段の特定結果に応じてヘッダが設定された第2パケットを、前記第2特定手段で特定した前記他の通信装置に送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする通信装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第2特定手段は、前記スライス種別をサポートする前記他の通信装置として前記スライス種別をサポートする通信経路を特定し、
前記第2パケットのヘッダは、前記通信装置から前記第2パケットの宛先の他の通信装置までの通信経路の識別子を含むことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記ネットワーク内でパケットを転送するための通信経路の識別子と、前記ネットワークにおける他の通信装置のアドレスと、他の通信装置がサポートするスライス種別とを関連付けたルーティングリストを格納する格納手段をさらに有し、
前記第2特定手段は、前記ルーティングリストに基づいて前記第1特定手段で特定した前記スライス種別をサポートする通信経路に含まれる他の通信装置を特定することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記ルーティングリストを作成する作成手段をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
【請求項5】
前記通信経路の前記識別子は、前記第2パケットのパスフィールドに設定されることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の通信装置。
【請求項6】
前記第2特定手段は、前記スライス種別をサポートし、前記通信装置から直接接続される他の通信装置を特定し、
前記第2パケットのヘッダは、NEXT HOPとして前記他の通信装置のBAPアドレスを含むことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項7】
前記通信装置は、前記ネットワーク内でバックホールリンクおよびアクセスリンクの双方にNR(New Radio)通信を用いるIAB(Integrated Access Backhaul)ノードまたは前記IABノードを統括制御するIABドナーであることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の通信装置。
【請求項8】
前記第1特定手段は、前記第1パケットの宛先アドレスまたは前記第1パケットのアプリヘッダに基づいて前記スライス種別を特定することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の通信装置。
【請求項9】
前記第1特定手段で特定した前記スライス種別をサポートする他の通信装置が前記第2特定手段によって特定できない場合に、特定に失敗したことを通知する通知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の通信装置。
【請求項10】
前記ネットワークにおいて過去に送受信された第2パケットのヘッダに関する情報を取得する第2取得手段をさらに有し、
前記第2特定手段は、前記第1特定手段によって特定された前記スライス種別をサポートする他の通信装置を前記第2取得手段の取得結果に基づいて特定することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通信装置、通信方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、バックホール用の通信技術としてIAB(Integrated Access and Backhaul)技術の規格化が進んでいる。IAB技術は、基地局とユーザ装置(UE:User Equipment)との間のアクセス通信に用いられる28GHz帯等のミリ波無線通信を、バックホール通信として利用する技術である(特許文献1)。
【0003】
IAB技術を用いたバックホール通信網(以降、IABネットワーク)において、IABノードと呼ばれる中継機器が、従来の基地局に相当するIABドナーからの通信を宛先のUEまで中継する。IABネットワークでは、IABドナーやIABノード間の無線通信状況が悪化した場合に備え、通信パスの切り替えや複数の通信パス(以下、マルチパス)を形成することで通信状況を復旧、改善することが検討されている。また、IABネットワークにおいて、IABドナーとIABノード、IABノード間はBAP(Backhaul Adaptation Protocol)を使用して通信する。BAPは、主に複数のIABノード間で通信パケットをルーティングするためのプロトコルとして規定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2019-534625号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、次世代の公衆網において、複数の異なるサービスの要求条件に対応するネットワークスライス(以降、スライス)を共通ネットワーク上に仮想的に提供するネットワークスライシングという概念の導入検討が進んでいる。スライスの種別としては、高速大容量(eMBB)、低遅延(URLLC)、同時多重接続(mMTC)が規定される。eMBBはenhanced Mobile BroadBandの略である。また、URLLCはUltra-Reliable and Low Latency Communication、mMTCはmassive Machine Type Communicationの略である。例えば、UEが所定のネットワークスライスを要求し、基地局越しのCN(Core Network)が応答することで要求されたネットワークを利用して通信を行う仕組みの検討が進められている。
【0006】
しかしながら、IABネットワークにおいて、中継されるパケットのスライス要求をサポートしない通信装置によってパケットがルーティングされる場合があり、スライス要求を満たす通信が行えない可能性があった。
【0007】
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、BAPを使用して通信するネットワークにおいて、スライス要求をサポートする経路で通信を行うための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、本発明に係る通信装置は、BAP(Backhaul Adaptation Protocol)を使用して通信するネットワークの通信装置であって、
受信した第1パケットに基づいて、前記第1パケットの転送を行う前記ネットワーク内の他の通信装置がサポートすべきスライス種別を特定する第1特定手段と、
前記ネットワーク内の他の通信装置がサポートするスライス種別に基づいて前記第1特定手段で特定した前記スライス種別をサポートする他の通信装置を特定する第2特定手段と、
前記第1パケットに基づいて生成されたBAPを使用して通信される第2パケットであって、前記第2特定手段の特定結果に応じてヘッダが設定された第2パケットを、前記第2特定手段で特定した前記他の通信装置に送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、BAPを使用して通信するネットワークにおいて、スライス要求をサポートする経路で通信を行うための技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
IABネットワークの一例を示す図
通信装置のハードウェア機能ブロック図
通信装置のソフトウェア機能ブロック図
IABネットワーク100内のパスIDの一例を示す図
通信装置の通信方法を示すフローチャート
IABドナー101のルーティングリストの一例を示す図
スライス種別に応じたルーティング動作を示すシーケンス図
IABノード105のルーティングリストの一例を示す図
通信装置の通信方法を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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