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公開番号2023074863
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-30
出願番号2021188020
出願日2021-11-18
発明の名称データ収集装置
出願人日置電機株式会社
代理人IAT弁理士法人
主分類H04L 43/08 20220101AFI20230523BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 波形測定において精度の高い解析を行うためのデータ収集装置を提供することである。
【解決手段】 データ入力装置10は、シリアルバスを介して所定の送信周期で入力される複数の観測データのそれぞれをサンプリングデータとして計測器本体へ転送する装置である。データ入力装置10は、複数の観測データを取得するとともに複数の観測データのそれぞれに対応付けされ所定のID番号が付与された複数の受信カウントデータを生成し、複数の観測データおよび複数の受信カウントデータを出力するコントローラ11と、コントローラ11から出力される複数の観測データおよび複数の受信カウントデータを記憶するバッファメモリ12とを有する。
【選択図】 図2



特許請求の範囲【請求項1】
シリアルバスを介して所定の送信周期で入力される複数の観測データのそれぞれをサンプリングデータとして計測器本体へ転送するデータ収集装置であって、
前記複数の観測データを取得するとともに前記複数の観測データのそれぞれに対応付けされ所定のID番号が付与された複数の受信カウントデータを生成し、前記複数の観測データおよび前記複数の受信カウントデータを出力するコントローラと、
前記コントローラから出力される前記複数の観測データおよび前記複数の受信カウントデータを記憶する第1の記憶部とを有する、
ことを特徴とするデータ収集装置。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記複数の受信カウントデータを、所定のサンプリング周期で発生するサンプリングパルスに同期させてサンプリングカウントデータとして前記計測器本体を構成する第2の記憶部に格納させるシリアル転送部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のデータ収集装置。
【請求項3】
前記複数の受信カウントデータには、サンプリングの起点とするサンプリングタイミングの直前にリセットのためのリセット用受信カウントデータを含んでいる、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ収集装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、データ収集装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
コントローラ・エリア・ネットワーク(Controller Area Network(CAN))プロトコルは、ISOにて標準化されたシリアル通信プロトコルであり、エンジンコントロールユニット(ECU:Electronic Control Unit)や該ECUに接続された回転数計測センサ、速度センサ、温度センサ等のセンサ群などの間を通信するためのシリアル通信プロトコルである。
【0003】
CANプロトコルを使ってCANバス上のデータを観測する波形測定システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この波形測定システムは、ECUに接続された回転数計測センサ、速度センサ、温度センサ等からの信号、すなわちCANデータ信号(例えば、スロットル開度、回転数、速度、水温などの観測データ)を、CANバスを介して波形測定器で測定する場合、CANバス上に流れる各部のセンサデータや制御信号を適宜に選択し、波形測定器へ転送する入力モジュール(以下、「データ収集装置」と呼ぶ。)を有している。
【0004】
上記したデータ収集装置は、CANバスのプロトコルを解析し、予め設定されたID番号の観測データを予め設定されたバッファメモリに格納するCANコントローラを有している。CANコントローラは、例えば、CANバス上の第1のID番号に対応する第1の観測データは第1のバッファに、第2のID番号に対応する第2の観測データは第2のバッファにというように、複数のバッファにそれぞれ観測データを格納する。
【0005】
シリアル転送部は、複数のバッファに格納されたそれぞれの観測データを、タイミング発生器から出力されるサンプリング信号に同期させてサンプリングデータとして波形測定器側にシリアル転送する。
【0006】
例えば、図4に示すように、ECUから予め決められたメッセージ送信周期(図4の例では25ms)で出力される観測データ(以下、「メッセージ受信メモリデータ」と呼ぶ。)a1~f1は、CANコントローラを介して複数のバッファを含むバッファメモリに格納される。具体的には、送信タイミング(A)の時点でメッセージ受信メモリデータb1に更新され、そのデータがバッファメモリに格納され、送信タイミング(B)の時点でメッセージ受信メモリデータc1に更新され、そのデータがバッファメモリに格納され、送信タイミング(C)の時点でメッセージ受信メモリデータd1に更新され、そのデータがバッファメモリに格納される。続けて、送信タイミング(D)の時点でメッセージ受信メモリデータe1に更新され、そのデータがバッファメモリに格納され、送信タイミング(E)の時点でメッセージ受信メモリデータf1に更新され、そのデータがバッファメモリに格納される。
【0007】
そして、シリアル転送部は、タイミング発生器によって予め決められたサンプリング周期で生成されるサンプリングパルスのサンプリングタイミングの時点のメッセージ受信メモリデータを各バッファから読み出して、読み出されたメッセージ受信メモリデータをサンプリングデータとして波形測定器側に転送する。図4の例では、タイミング発生器がサンプリング周期100msでサンプリングパルスを発生させ、例えばサンプリングタイミング(F)の時点のメッセージ受信メモリデータa1がサンプリングデータとしてシリアル転送部に転送される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2005-156277号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、メッセージ受信メモリデータは、パルス発生タイミング時におけるメッセージ受信メモリデータが取得されるので、例えば、図4の例では、パルス発生タイミング(F)の時のサンプリングデータa1が取得され、次にパルス発生タイミング(G)の時のサンプリングデータe1が取得される。ところが、サンプリングデータa1が取得された後からサンプリングデータe1が取得される前までの間には、実際にはメッセージ受信メモリデータb1~d1が存在しているが、入力モジュール側でこのメッセージ受信メモリデータb1~d1の存在を確認することはできない。
【0010】
したがって、シリアルバス上の通信をサンプリングし解析するために必要なサンプリングデータを収集する装置においては、サンプリング間隔内に新規のデータが受信されると古いデータ(図4の例ではメッセージ受信メモリデータb1~d1)が上書きされてしまい、古いデータがどのようなデータであったのか、若しくは全くデータがない状態であったのかが不明であるため精度の高い解析を行う上で支障をきたす場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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