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公開番号2023074841
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-30
出願番号2021187986
出願日2021-11-18
発明の名称定量吐出容器
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人田治米国際特許事務所
主分類B65D 83/00 20060101AFI20230523BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】樹脂で一体成形でき、押圧により定量吐出させることができると共にクリック感を得られるようにする。
【解決手段】定量吐出容器1が、一端に開口部3を有し、他端に底部4を有し、開口部3と底部4との間に把持部5を有する。容器本体2は、把持部5と底部4との間に、容器本体2の外径の大きさが容器本体2の長手方向の位置に対してV字型に変化することで容器本体2が細径になっているくびれ部6を有し、くびれ部6と底部4との間に底部側斜面7を有し、くびれ部6と把持部5との間に把持部側斜面8を有する。底部4は復元可能に把持部5側に押し込むことができ、底部4を把持部5側に押し込むと、底部側斜面7と把持部側斜面8が湾曲して近接し、所定量の液体が吐出される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
一端に開口部を有し、他端に底部を有し、開口部と底部との間に把持部を有し、内部に液体を収容する容器本体を備えた定量吐出容器であって、
容器本体は、
把持部と底部との間に、容器本体の外径の大きさが容器本体の長手方向の位置に対してV字型に変化することで容器本体が細径になっているくびれ部を有し、
くびれ部と底部との間に底部側斜面を有し、
くびれ部と把持部との間に把持部側斜面を有し、
底部は復元可能に把持部側に押し込むことができ、
底部を把持部側に押し込むと、底部側斜面と把持部側斜面が湾曲して近接し、所定量の液体が吐出される定量吐出容器。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
くびれ部が、容器本体の長手方向の中央部に、蛇腹状に形成された拡径部を有する請求項1記載の定量吐出容器。
【請求項3】
底部側斜面と底部外表面との交叉部における外径に対し、くびれ部の最小外径が20~70%である請求項1又は2記載の定量吐出容器。
【請求項4】
容器本体に粘性液体が収容されている請求項1~3のいずれかに記載の定量吐出容器。
【請求項5】
粘性液体の粘度が1000mPa・s以上である請求項4記載の定量吐出容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、定量吐出容器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
目薬やコンタクトレンズの洗浄液等の液体を内容物とし、所定量を滴下する容器として、容器本体の一端に注出ノズルを設け、容器本体の内部にダイヤフラム板を設け、容器本体の他端である容器底部に押圧片を設け、押圧片を押圧することにより所定量の液体を滴下させるものが知られている。この容器によれば、ダイヤフラム板を用いているので、液体を滴下させるときに押圧片を押圧するとクリック感を得ることができる。
【0003】
しかしながら、この容器は注出ノズルを有する容器本体と、ダイヤフラム板と、押圧片を有する底枠とを別部品として用意することが必要であり、部品点数が多くなり、容器全体の樹脂量を削減することが難しい。
【0004】
シャンプー、リンス、ボディーソープ、ボディークリーム等の液体を安定的に定量吐出させるために、一般に、容器本体の口部にポンプディスペンサー等の吐出装置が設けられているが、このように吐出装置を使用する場合にも部品点数が多くなり、樹脂量を削減することが難しい。
【0005】
一方、容器本体の一端に内容物の吐出孔を設け、容器本体の胴部又は容器本体の底部に階段状段差を設け、階段状段差が押し込まれることにより所定量の内容物が吐出されるようにしたスクイズ容器が知られている(特許文献2)。このスクイズ容器によれば、階段状段差を含めて容器底部から吐出孔までをブロー成形により一体成形することができるので製造方法を簡便化することができ、樹脂量も削減することができる。
しかしながら、階段状段差を押し込んでもクリック感を得られず、押し終わりが不明確となるので定量吐出の安定性が低くなることが懸念される。
【0006】
容器本体の横断面が山形形状となるスクイズ操作部を容器本体の胴部の側面に設け、容器本体を把持し、親指でスクイズ操作部を押圧することにより、該スクイズ操作部の山形形状を反転させ、所定量の内容液を吐出させるものも知られている(特許文献3)。
このスクイズ容器によれば、押圧時にクリック感を得ることができる。
しかしながら、容器本体をスクイズするときに親指が容器本体の押圧部位を押圧する方向と、その押圧部位と容器本体の反対側の部位を親指以外の指が押圧する方向が略同一線上にあるために吐出量が安定しにくい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平8-301331号公報
特開平10-167247号公報
特開2011-121604号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述の先行技術に対し、本発明の課題は、容器本体を樹脂で容易に一体成形することができ、また、容器本体の押圧により液体を吐出させるときにクリック感を得られ、所定量の液体を安定して吐出させることができる定量吐出容器の提供に関する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、一端に開口部を有し、他端に底部を有し、開口部と底部との間に把持部を有する容器本体を備えた定量吐出容器において、容器本体の把持部と底部の間で、容器本体の外径の大きさを容器本体の長手方向の位置に対してV字型に変化させることで容器本体が細径になっているくびれ部を設けると、くびれ部と底部との間に形成される底部側斜面と、くびれ部と把持部との間に形成される把持部側斜面とがダイヤフラム板のように作用することを想到し、本発明を完成させた。
【0010】
即ち、本発明は、一端に開口部を有し、他端に底部を有し、開口部と底部との間に把持部を有し、内部に液体を収容する容器本体を備えた定量吐出容器であって、
容器本体は、
把持部と底部との間に、容器本体の外径の大きさが容器本体の長手方向の位置に対してV字型に変化することで容器本体が細径になっているくびれ部を有し、くびれ部と底部との間に底部側斜面を有し、くびれ部と把持部との間に把持部側斜面を有し、
底部は復元可能に把持部側に押し込むことができ、
底部を把持部側に押し込むと、底部側斜面と把持部側斜面が湾曲して近接し、所定量の液体が吐出される定量吐出容器を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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