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公開番号2023074657
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-30
出願番号2021187691
出願日2021-11-18
発明の名称出力プログラム、出力方法、および情報処理装置
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06F 16/332 20190101AFI20230523BHJP(計算;計数)
要約【課題】原因と結果に関する推論結果を得る。
【解決手段】実施形態の出力プログラムは、生成する処理と、検索する処理と、出力する処理とをコンピュータに実行させる。生成する処理は、推論対象文の意味表現を解析して当該推論対象文における主語、動詞および目的語の三つ組を生成する。検索する処理は、入力されたテキストの意味表現を解析し、当該意味表現に基づいてテキストに含まれる各文の主語、動詞および目的語の三つ組と、原因-結果の関係にある文の三つ組の関連付けを示す情報とを格納した知識ベースの中から推論対象文の三つ組と原因-結果の関係がある三つ組を検索する。出力する処理は、検索した三つ組を出力する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
推論対象文の意味表現を解析して当該推論対象文における主語、動詞および目的語の三つ組を生成し、
入力されたテキストの意味表現を解析し、当該意味表現に基づいて前記テキストに含まれる各文の主語、動詞および目的語の三つ組と、原因-結果の関係にある文の三つ組の関連付けを示す情報とを格納した知識ベースの中から前記推論対象文の三つ組と原因-結果の関係がある三つ組を検索し、
検索した前記三つ組を出力する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする出力プログラム。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記検索する処理は、前記推論対象文が示す行為がもたらす結果の推論方向が指定された場合、前記推論対象文の三つ組に対して結果の関係がある三つ組を検索する、
ことを特徴とする請求項1に記載の出力プログラム。
【請求項3】
前記検索する処理は、前記推論対象文が示す行為の目的に繋がる原因の推論方向が指定された場合、前記推論対象文の三つ組に対して原因の関係がある三つ組を検索する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の出力プログラム。
【請求項4】
検索した前記三つ組に基づいて前記推論対象文に対応する回答文を生成する、
処理をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の出力プログラム。
【請求項5】
推論対象文の意味表現を解析して当該推論対象文における主語、動詞および目的語の三つ組を生成し、
入力されたテキストの意味表現を解析し、当該意味表現に基づいて前記テキストに含まれる各文の主語、動詞および目的語の三つ組と、原因-結果の関係にある文の三つ組の関連付けを示す情報とを格納した知識ベースの中から前記推論対象文の三つ組と原因-結果の関係がある三つ組を検索し、
検索した前記三つ組を出力する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする出力方法。
【請求項6】
推論対象文の意味表現を解析して当該推論対象文における主語、動詞および目的語の三つ組を生成し、
入力されたテキストの意味表現を解析し、当該意味表現に基づいて前記テキストに含まれる各文の主語、動詞および目的語の三つ組と、原因-結果の関係にある文の三つ組の関連付けを示す情報とを格納した知識ベースの中から前記推論対象文の三つ組と原因-結果の関係がある三つ組を検索し、
検索した前記三つ組を出力する、
処理を実行する制御部を有することを特徴とする情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、出力プログラム、出力方法、および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
人間は、ある行為がどのような結果をもたらすのかという、原因と結果の関係を経験から獲得し日常生活で利用している。例えば、何か行動を起こす前にそれがどのような結果を招くのかを推論することで、その行動を控えたり行動計画を練り直すといった判断ができる。こうした推論は、画像認識や言語理解等のタスクにおいて人間越えの性能を達成している深層学習ベースのAI(Artificial Intelligence)であっても難しいタスクである。何故なら、原因と結果の関係が常識的なものである場合は明示的にデータ化されることがなく、発生頻度が稀なイベントや多くの試行ができない実験や開発から得られるものである場合はデータ数が少なく、いずれの場合にせよ大量データを使った学習に依拠する深層学習とは相性が悪いからである。
【0003】
原因と結果の関係を知識として蓄積し、AIの推論処理に利用するためには、原因と結果の関係知識の獲得とその活用が課題となる。このような課題に対し、テキストを認識して構文解析を行い、部分構文と、イベント知識構造からイベント知識インスタンスを生成してイベント知識ベース(データベース)を構築して推論に用いる従来技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2016-532942号公報
米国特許出願公開第2013/0212057号明細書
米国特許出願公開第2017/0337180号明細書
米国特許出願公開第2016/0224894号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の従来技術のように構文解析だけでは、原因-結果の関係を十分に捉えられず、得られる推論結果が不十分であるという問題がある。例えば、ある行為がもたらす結果の前向き推論、または、目的に繋がる行為の後ろ向き推論を行うことが困難である。
【0006】
1つの側面では、原因と結果に関する推論結果を得ることができる出力プログラム、出力方法、および情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの案では、出力プログラムは、生成する処理と、検索する処理と、出力する処理とをコンピュータに実行させる。生成する処理は、推論対象文の意味表現を解析して当該推論対象文における主語、動詞および目的語の三つ組を生成する。検索する処理は、入力されたテキストの意味表現を解析し、当該意味表現に基づいてテキストに含まれる各文の主語、動詞および目的語の三つ組と、原因-結果の関係にある文の三つ組の関連付けを示す情報とを格納した知識ベースの中から推論対象文の三つ組と原因-結果の関係がある三つ組を検索する。出力する処理は、検索した三つ組を出力する。
【発明の効果】
【0008】
原因と結果に関する推論結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態にかかる情報処理装置の機能構成例を示すブロック図である。
図2は、知識ベースの獲得を説明する説明図である。
図3は、知識ベースの獲得にかかる処理例を示すフローチャートである。
図4は、AMRによる原因-結果の関係抽出を例示する説明図である。
図5は、実施形態にかかる情報処理装置の後ろ向き推論の概要を説明する説明図である。
図6は、実施形態にかかる情報処理装置の前向き推論の概要を説明する説明図である。
図7は、推論にかかる処理例を示すフローチャートである。
図8は、回答事例を説明する説明図である。
図9は、コンピュータ構成の一例を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、実施形態にかかる出力プログラム、出力方法、および情報処理装置を説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明する出力プログラム、出力方法、および情報処理装置は、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。また、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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