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公開番号2023074626
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-30
出願番号2021187643
出願日2021-11-18
発明の名称建装材、建物構造及び建物
出願人凸版印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類E04H 1/12 20060101AFI20230523BHJP(建築物)
要約【課題】表示装置の設置により部屋の意匠性が損なわれる印象をユーザーに与えることを抑制する。
【解決手段】サンルームの内外を区画する上壁を構成する第1建装材12は、光透過性の内側パネル21及び光透過性の外側パネル22と、内側パネル21及び外側パネル22の間に配置され、サンルーム内に映像を表示する表示装置24とを備える。内側パネル21には、可視光の透過率を変更できる調光シートが取り付けられている。内側パネル21は、調光シートの透過率を独立して変更可能である複数の領域を有している。その領域は、表示装置24に重なる領域である調光領域A1と、表示装置24に重ならない領域である調光領域A2とを含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
建物の部屋の内外を区画する壁部に適用される建装材であって、
間隔をあけて配置される光透過性の内側パネル及び光透過性の外側パネルと、
前記内側パネル及び前記外側パネルの間に配置され、前記部屋内に映像を表示する表示装置とを備え、
前記内側パネルには、可視光の透過率を変更できる調光シートが取り付けられており、
前記内側パネルは、前記調光シートの前記透過率を独立して変更可能である複数の領域を有し、
前記領域は、前記表示装置に重なる領域と、前記表示装置に重ならない領域とを含むことを特徴とする建装材。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記外側パネルは、光透過性のパネルであり、
前記外側パネルには、可視光の透過率を変更できる調光シートが取り付けられており、
前記外側パネルは、前記調光シートの前記透過率が低い状態であり、前記内側パネルに入射する外光を遮る遮光状態と、前記調光シートの前記透過率が高い状態であり、前記内側パネルに外光を入射させる採光状態とを切り替え可能である請求項1に記載の建装材。
【請求項3】
前記内側パネル及び前記外側パネルの一方又は両方は、透明基材層と、前記透明基材層に積層された光学薄膜層とを備える請求項1又は請求項2に記載の建装材。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の建装材により形成される第1壁により区画される部屋を備える建物構造。
【請求項5】
前記部屋を区画する、前記第1壁とは別の第2壁を備え、
前記第2壁の少なくとも一部は、光透過性のパネルにより形成され、
前記第2壁を形成するパネルには、可視光の透過率を変更できる調光シートが取り付けられており、
前記第2壁を形成するパネルは、前記調光シートの前記透過率が低い状態であり、前記部屋内に入射する外光を遮る遮光状態と、前記調光シートの前記透過率が高い状態であり、前記部屋内に外光を入射させる採光状態とを切り替え可能である請求項4に記載の建物構造。
【請求項6】
請求項4又は請求項5に記載の建物構造を備える建物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、部屋内に映像を表示する表示装置を備える建装材、建物構造及び建物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1及び特許文献2に開示されるように、スクリーンに映像を投影する表示装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-038293号公報
特開2020-087049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記表示装置は、部屋を区画する壁の内面をスクリーンとして映像を投影するように使用される場合がある。この場合、上記表示装置は、部屋内に設置された支持台の上に置かれたり、部屋を区画する壁に固定されたりすることにより部屋内に設置される。このとき、設置された上記表示装置が見えてしまうことに起因して、部屋の意匠性が損なわれる印象をユーザーに与えることがあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する建装材は、建物の部屋の内外を区画する壁部に適用される建装材であって、間隔をあけて配置される光透過性の内側パネル及び光透過性の外側パネルと、前記内側パネル及び前記外側パネルの間に配置され、前記部屋内に映像を表示する表示装置とを備え、前記内側パネルには、可視光の透過率を変更できる調光シートが取り付けられており、前記内側パネルは、前記調光シートの前記透過率を独立して変更可能である複数の領域を有し、前記領域は、前記表示装置に重なる領域と、前記表示装置に重ならない領域とを含む。
【0006】
上記構成によれば、内側パネルにおける表示装置に重ならない領域に取り付けられた調光シートの透過率を高くすることにより、建装材を介して部屋内に外光を取り込むことができる状態になる。また、内側パネルにおける表示装置に重ならない領域に取り付けられた調光シートの透過率を低くすることにより、建装材の内面は、調光シート及び内側パネルの各色に基づく色調の壁面となる。
【0007】
いずれの状態においても、内側パネルにおける表示装置に重なる領域に取り付けられた調光シートの透過率を低くすることにより、部屋内から表示装置を見え難くすることができる。そのため、表示装置が見えてしまうことに起因して、部屋内の意匠性が損なわれる印象をユーザーに与えることを抑制できる。また、上記構成によれば、建装材の内部に表示装置が収容されるため、部屋内の空間をより広く利用できる。
【0008】
上記建装材において、前記外側パネルは、光透過性のパネルであり、前記外側パネルには、可視光の透過率を変更できる調光シートが取り付けられており、前記調光シートの前記透過率が低い状態であり、前記外側パネルは、前記内側パネルに入射する外光を遮る遮光状態と、前記調光シートの前記透過率が高い状態であり、前記内側パネルに外光を入射させる採光状態とを切り替え可能であることが好ましい。
【0009】
上記構成によれば、外側パネルに取り付けられた調光シートの透過率を低くすることにより、外側から部屋を見た場合においても、表示装置を見え難くすることができる。また、内側パネル及び外側パネルに取り付けられた調光シートの両方の透過率を低くすることにより、建装材全体の透過率をより低下させることができる。
【0010】
上記建装材において、前記内側パネル及び前記外側パネルの一方又は両方は、透明基材層と、前記透明基材層に積層された光学薄膜層とを備えることが好ましい。
上記構成とした場合には、光学薄膜層によって任意の波長の光の反射率又は透過率を調整することによって、部屋内から内側パネルを見た場合に、光学薄膜層に基づく色又は模様を有する有色透明の内側パネルとなる。同様に、部屋の外側から外側パネルを見た場合に、光学薄膜層に基づく色又は模様を有する有色透明の外側パネルとなる。これにより、内側パネル及び外側パネルの意匠性が向上する。また、内側パネルが有色透明であることにより、内側パネルにおける表示装置に重なる領域に取り付けられた調光シートの透過率を低くしたときに表示装置を見え難くする効果が高められる。
(【0011】以降は省略されています)

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