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公開番号2023074609
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-30
出願番号2021187607
出願日2021-11-18
発明の名称撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 7/02 20210101AFI20230523BHJP(光学)
要約【課題】防水性を確保しつつ、ピント位置のずれを抑制することが可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置(100)は、センサユニット(8)と、レンズ(6a)と、レンズを保持するレンズ枠(5)とを有するレンズユニット(50)と、センサユニットおよびレンズユニットを保持する筐体(4)と、レンズの一部を覆うフランジ部(9)と、レンズユニットの外径部に設けられた溝部(5b)と筐体の内径部との間に配置された第1の弾性体(7)と、フランジ部とレンズとの間に配置された第2の弾性体(10)とを有し、光軸方向において、第1の弾性体によるレンズユニットへの第1の付勢力(F1S)は、第2の弾性体によるレンズユニットへの第2の付勢力(F2)と同一の方向である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
センサユニットと、
レンズと、前記レンズを保持するレンズ枠とを有するレンズユニットと、
前記センサユニットおよび前記レンズユニットを保持する筐体と、
前記レンズの一部を覆うフランジ部と、
前記レンズユニットの外径部に設けられた溝部と前記筐体の内径部との間に配置された第1の弾性体と、
前記フランジ部と前記レンズとの間に配置された第2の弾性体と、を有し、
光軸方向において、前記第1の弾性体による前記レンズユニットへの第1の付勢力は、前記第2の弾性体による前記レンズユニットへの第2の付勢力と同一の方向であることを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記第1の弾性体は、光軸直交方向において、第3の付勢力で前記レンズユニットを付勢することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記溝部の底面は、物体側に向かって光軸からの距離が小さくなるように傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記第1の弾性体および前記第2の弾性体はそれぞれ、円環形状を有し、
前記第2の弾性体の直径は、前記第1の弾性体の直径よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記フランジ部は、前記筐体とは別体として構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記筐体と前記フランジ部との間に配置された第3の弾性体を更に有し、
前記フランジ部は、前記フランジ部の内径ねじ部と前記筐体の外径ねじ部とが螺合することで、前記筐体に保持されていることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記筐体と前記レンズユニットは、接着固定されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記筐体には開口部が形成されており、
前記レンズユニットは、前記筐体の前記開口部に挿入され、螺合により前記筐体に保持されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記レンズは、前記レンズユニットにおける複数のレンズのうち最も物体側に配置されたレンズであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車載カメラや監視カメラなどの撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
車載カメラや監視カメラなど屋外環境で用いられる撮像装置は、防水性などの耐環境性能の向上が求められる。特許文献1には、第1の封止領域を有するレンズと第2の封止領域を有しレンズを物体側方向の面から鏡筒内に固定する固定部との間で封止部材が挟持されることで、防水を確保する光学ユニットが開示されている。
【0003】
一方、フォーカス機構を有さない撮像装置(固定焦点レンズ)では、使用中に光学系のピント位置と撮像面の位置を移動させることができないため、撮像装置の組立時に光学系のピント位置と撮像面を高精度に調整する必要がある。特許文献2には、レンズ鏡筒が撮像素子に対して光軸方向に移動可能に鏡筒保持部材に保持され、鏡筒保持部材とレンズ鏡筒とが接着固定された撮像装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6054720号公報
特開2018-146772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献2に開示された撮像装置では、鏡筒保持部材とレンズ鏡筒との間が接着固定されており、接着部が高温多湿下で軟化するなどにより鏡筒保持部材とレンズ鏡筒との間の保持力が低下する可能性がある。このとき、特許文献1に開示されているようなレンズをセンサ側へ押す力が常に発生している構成で防水性を確保しようとすると、封止部材の付勢力によりレンズ鏡筒がセンサ側へ押され、ピント位置がずれる可能性がある。
【0006】
そこで本発明は、防水性を確保しつつ、ピント位置のずれを抑制することが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面としての撮像装置は、センサユニットと、レンズと、前記レンズを保持するレンズ枠とを有するレンズユニットと、前記センサユニットおよび前記レンズユニットを保持する筐体と、前記レンズの一部を覆うフランジ部と、前記レンズユニットの外径部に設けられた溝部と前記筐体の内径部との間に配置された第1の弾性体と、前記フランジ部と前記レンズとの間に配置された第2の弾性体とを有し、光軸方向において、前記第1の弾性体による前記レンズユニットへの第1の付勢力は、前記第2の弾性体による前記レンズユニットへの第2の付勢力と同一の方向である。
【0008】
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、防水性を確保しつつ、ピント位置のずれを抑制することが可能な撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態におけるレンズモジュールの断面図である。
本実施形態におけるレンズモジュールの分解斜視図である。
本実施形態における撮像装置の断面図である。
本実施形態におけるレンズモジュールの拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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