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公開番号2023074578
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-30
出願番号2021187560
出願日2021-11-18
発明の名称レンズ装置および撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 15/163 20060101AFI20230523BHJP(光学)
要約【課題】小型で基線長が大きく、遠方の物体に対して自然な立体感を有する立体画像を取得可能なレンズ装置を提供する。
【解決手段】レンズ装置(100)は、二つの光学系(101、102)を有し、二つの光学系は、共に物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群(L1)、負の屈折力の第2レンズ群(L2)、第1反射面(R1)、第2反射面(R2)、正の屈折力の後レンズ群(LR)を有し、変倍に際して、少なくとも第1レンズ群と第2レンズ群との間隔および第2レンズ群と第1反射面との間隔が変化し、二つの光学系における最も物体側に配置されたレンズの面頂点同士の間隔Din、二つの光学系における最も像側に配置されたレンズの面頂点同士の間隔Doutは、所定の条件式を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
二つの光学系を有し、
前記二つの光学系は、共に物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、第1反射面、第2反射面、正の屈折力の後レンズ群を有し、
変倍に際して、少なくとも前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔および前記第2レンズ群と前記第1反射面との間隔が変化し、
前記二つの光学系における最も物体側に配置されたレンズの面頂点同士の間隔をDin、前記二つの光学系における最も像側に配置されたレンズの面頂点同士の間隔をDoutとするとき、
0.05<Dout/Din<0.50
なる条件式を満足することを特徴とするレンズ装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1反射面と前記第2反射面は、一体となった鏡筒により保持されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項3】
前記第2レンズ群と前記第1反射面との間に開口絞りを更に有することを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ装置。
【請求項4】
前記第2レンズ群と前記第1反射面との間に正の屈折力の第3レンズ群を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のレンズ装置。
【請求項5】
前記第3レンズ群の焦点距離をf3、前記光学系の望遠端での焦点距離をftとするとき、
0.20<f3/ft<1.00
なる条件式を満足することを特徴とする請求項4に記載のレンズ装置。
【請求項6】
前記第3レンズ群の焦点距離をf3、前記第3レンズ群と前記後レンズ群との間の光軸に沿った距離をD3R、変倍に際してのD3Rの最小値をmin(D3R)とするとき、
0.20<f3/min(D3R)<1.40
なる条件式を満足することを特徴とする請求項4または5に記載のレンズ装置。
【請求項7】
前記第3レンズ群と前記後レンズ群との間の光軸に沿った距離をD3R、変倍に際してのD3Rの最小値をmin(D3R)、前記レンズ装置の最も物体側の光学面から最も像側の光学面までの光軸に沿った距離をDtotal、変倍に際してのDtotalの最大値をMax(Dtotal)とするとき、
0.20<min(D3R)/Max(Dtotal)<0.80
なる条件式を満足することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載のレンズ装置。
【請求項8】
前記第3レンズ群の焦点距離をf3、前記光学系の広角端での焦点距離をfwとするとき、
0.60<f3/fw<3.00
なる条件式を満足することを特徴とする請求項4乃至7のいずれか一項に記載のレンズ装置。
【請求項9】
前記第3レンズ群は、正の屈折力のレンズと負の屈折力のレンズを1枚ずつ有することを特徴とする請求項4乃至8のいずれか一項に記載のレンズ装置。
【請求項10】
前記第1反射面と前記第2反射面は、一体に成型された光学部材における反射面であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のレンズ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ装置および撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
バーチャルリアリティー等の臨場感の得られるコンテンツに用いられる映像を撮影するために、立体画像(映像)を撮影する撮像装置が求められている。特許文献1には、二つの光学系のそれぞれの光路折り曲げを用いて一つの撮像素子上に光学像を形成することで、小型でありながら基線長を大きくすることができるレンズ装置が開示されている。特許文献2には、対物レンズ内の空気間隔を可変とすることにより変倍を行う観察光学系が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-8629号公報
特開平11-258518号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されたレンズ装置は、立体視した際に遠方の物体の立体感が小さくなってしまう。遠方の物体を含む様々な物体距離の物体に対して自然な立体感を有する立体画像(映像)を撮影するには、より望遠の変倍光学系を用いる必要がある。特許文献2に開示された観察光学系は、二つの光学像を一つの撮像素子上に形成することが想定されておらず、光学素子の物理的干渉を避けながら小型化することが難しい。
【0005】
そこで本発明は、小型で基線長が大きく、遠方の物体に対して自然な立体感を有する立体画像を取得可能なレンズ装置および撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としてのレンズ装置は、二つの光学系を有し、前記二つの光学系は、共に物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、第1反射面、第2反射面、正の屈折力の後レンズ群を有し、変倍に際して、少なくとも前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔および前記第2レンズ群と前記第1反射面との間隔が変化し、前記二つの光学系における最も物体側に配置されたレンズの面頂点同士の間隔Din、前記二つの光学系における最も像側に配置されたレンズの面頂点同士の間隔Doutは、所定の条件式を満足する。
【0007】
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、小型で基線長が大きく、遠方の物体に対して自然な立体感を有する立体画像を取得可能なレンズ装置および撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1におけるレンズ装置の要部断面図である。
実施例1におけるイメージサークルの模式図である。
実施例1における光学系の断面図である。
実施例1における鏡筒の模式図である。
実施例1における光学系の収差図である。
実施例2における光学系の断面図である。
実施例2における光学系の光路図である。
実施例2における光学系の収差図である。
実施例3における光学系の断面図である。
実施例3における光学系の収差図である。
実施例4における光学系の断面図である。
実施例4における光学系の収差図である。
各実施例の光学系を備えた撮像装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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