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公開番号2023074403
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-29
出願番号2021187354
出願日2021-11-17
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 13/193 20060101AFI20230522BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コネクタ嵌合力が高くなるのを抑えつつ、端子の微摺動摩耗を抑制することができるコネクタを提供すること。
【解決手段】コネクタ10は、端子接続部材20と電線接続部材30とを有して電線端末に接続された端子40とハウジング12とを備える。端子接続部材20は、端子本体部22と、端子本体部22内に設けられて端子本体部22を構成する上壁22bとの間にタブ77を挟む端子バネ25と、先端がバネ付勢方向と反対側に延びるように端子バネ25に形成された傾斜部26と、を有する。電線接続部材30は、電線端末に接続される電線接続部35と、電線接続部35に連設されて端子本体部22内に挿入される挿入片37と、挿入片37の先端部に設けられて傾斜部26に抜け止め係止されると共に、傾斜部26を押圧する押圧突起39と、を有する。ハウジング12は、端子接続部材20を抜け止めする可撓係止片15を有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
端子接続部材と電線接続部材とを有して電線端末に接続された端子と、
前記端子を収容するハウジングと、を備え、
前記端子接続部材は、相手側端子のタブが挿入される角筒状の端子本体部と、前記端子本体部内に設けられて前記端子本体部を構成する側壁部との間に前記タブを挟む端子バネと、先端がバネ付勢方向と反対側に延びるように前記端子バネに形成された傾斜部と、を有し、
前記電線接続部材は、前記電線端末に接続される電線接続部と、前記電線接続部の先端に連設されて前記端子本体部内に挿入される挿入片と、前記挿入片の先端部に設けられて前記傾斜部に抜け止め係止されると共に、前記傾斜部をバネ付勢方向へ押圧する押圧突起と、を有し、
前記ハウジングは、前記端子接続部材を抜け止めする可撓係止片を有する、
コネクタ。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記端子本体部内に設けられて前記挿入片の前記押圧突起を抜け止め係止する抜け止め片を備えた、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記側壁部から前記端子本体部内方へ突出するように設けられ、前記挿入片が挿入方向へ移動した際には前記押圧突起と係合して前記押圧突起が前記傾斜部に抜け止め係止されるのを阻止すると共に、前記端子本体部内に挿入された前記相手側端子のタブによって前記押圧突起と係合不可能な状態に弾性変形されるスライド防止片を備えた、
請求項2に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
雌端子を収容する雌ハウジングと、雄端子を収容する雄ハウジングとが嵌合されることで、雌端子と雄端子とが電気的に接続される嵌合コネクタが知られている。このような嵌合コネクタでは、車両の走行時等の振動により外力が加わると、雌端子と雄端子との間で微摺動摩耗を生じる虞がある。このような微摺動摩耗により生じた摩耗粉が雌端子と雄端子との間に介在すると、雌端子と雄端子との電気接続信頼性が低下する可能性がある。
【0003】
そこで、タブ(雄端子)の移動に起因する摩耗を抑制する端子金具を提供する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載された端子金具は、相手側端子のタブが挿入される角筒部内に設けられた弾性接触片と受け部との間で、タブを厚さ方向に挟むように構成されている。更に、角筒部の側壁に形成された弾性片がタブの側縁を幅方向に押圧することで、タブの幅方向への変位が抑制されるように構成されている。
そこで、角筒部内に挿入された相手側端子のタブは、タブの幅方向への移動に起因するタブ、弾性接触片、受け部の摩耗を抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-54504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載された端子金具は、相手側端子のタブを角筒部内に挿入する際には、タブにより弾性接触片と弾性片とを同時に弾性変形させる必要があり、端子金具に相手側端子のタブを挿入する挿入力が高くなってしまう。そのため、端子金具と相手側端子を嵌合するコネクタ嵌合力が高くなり、作業性が低下するという問題がある。
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コネクタ嵌合力が高くなるのを抑えつつ、端子の微摺動摩耗を抑制することができるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記を特徴としている。
端子接続部材と電線接続部材とを有して電線端末に接続された端子と、
前記端子を収容するハウジングと、を備え、
前記端子接続部材は、相手側端子のタブが挿入される角筒状の端子本体部と、前記端子本体部内に設けられて前記端子本体部を構成する側壁部との間に前記タブを挟む端子バネと、先端がバネ付勢方向と反対側に延びるように前記端子バネに形成された傾斜部と、を有し、
前記電線接続部材は、前記電線端末に接続される電線接続部と、前記電線接続部の先端に連設されて前記端子本体部内に挿入される挿入片と、前記挿入片の先端部に設けられて前記傾斜部に抜け止め係止されると共に、前記傾斜部をバネ付勢方向へ押圧する押圧突起と、を有し、
前記ハウジングは、前記端子接続部材を抜け止めする可撓係止片を有する、
コネクタ。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係るコネクタによれば、コネクタ嵌合力が高くなるのを抑えつつ、端子の微摺動摩耗を抑制することができるという効果を奏する。
【0009】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の第1実施形態に係るコネクタを備えた嵌合コネクタを示す全体斜視図である。
図2は、図1に示したコネクタの分解斜視図である。
図3は、図2に示した端子接続部材を前方斜め下方から視た状態を示す斜視図である。
図4は、図2に示した端子接続部材の正面図である。
図5は、図1に示した相手側コネクタの分解斜視図である。
図6は、図2に示したハウジングの端子収容室に端子接続部材を収容したコネクタアッセンブリと相手側コネクタとの嵌合途中状態を示す縦断面図である。
図7は、図6に示したコネクタアッセンブリと相手側コネクタとが嵌合された嵌合コネクタアッセンブリに、電線接続部材が挿入される前の状態を示す縦断面図である。
図8は、図7に示した電線接続部材の挿入片が嵌合コネクタアッセンブリの端子接続部材に挿入される状態を示す要部拡大断面図である。
図9は、図8に示した電線接続部材の挿入片が端子接続部材の端子バネにより抜け止め係止された状態を示す要部拡大断面図である。
図10は、本第1実施形態に係るコネクタと相手側コネクタとが電気的に接続された状態を示す嵌合コネクタの縦断面図である。
図11は、本発明の第2実施形態に係るコネクタのコネクタアッセンブリに、電線接続部材が挿入される状態を示す縦断面図である。
図12は、図11に示したコネクタと相手側コネクタとの嵌合途中状態を示す縦断面図である。
図13は、図12に示した電線接続部材の挿入片が端子接続部材の抜け止め片により抜け止め係止された状態を示す要部拡大断面図である。
図14は、図13に示した電線接続部材の挿入片が端子接続部材の端子バネにより抜け止め係止された状態を示す要部拡大断面図である。
図15は、本発明の第3実施形態に係るコネクタのコネクタアッセンブリに、電線接続部材が挿入される状態を示す縦断面図である。
図16は、図15に示したコネクタアッセンブリと相手側コネクタとの嵌合途中状態を示す縦断面図である。
図17は、図16に示した電線接続部材の挿入片が端子接続部材の抜け止め片により抜け止め係止され、挿入片の押圧突起が端子接続部材の端子バネにより抜け止め係止されるのを端子接続部材のスライド防止片により阻止された状態を示す要部拡大断面図である。
図18は、図17に示した端子接続部材のスライド防止片が、相手側端子のタブにより挿入片の押圧突起と係合不可能な状態に弾性変形された状態を示す要部拡大断面図である。
図19は、図18に示した電線接続部材の挿入片が、端子接続部材の端子バネにより抜け止め係止された状態を示す要部拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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