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公開番号2023074322
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-29
出願番号2021187212
出願日2021-11-17
発明の名称樹脂組成物及びその製造方法、エンジニアリングプラスチック用改質剤、並びに、エンジニアリングプラスチック組成物及びその製造方法
出願人住友化学株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08L 63/00 20060101AFI20230522BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】エンジニアリングプラスチックの改質剤として用いられたときに、得られるエンジニアリングプラスチック組成物の難燃性を低下させ難い樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】エポキシ基を有する重合体と、エポキシ基と反応する官能基、及び水酸基を有する化合物Aと、リン原子を含む難燃剤と、を含有する、樹脂組成物が開示される。当該樹脂組成物と、エンジニアリングプラスチックと、を含むエンジニアリングプラスチック組成物も開示される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
エポキシ基を有する重合体と、
エポキシ基と反応する官能基、及び水酸基を有する化合物Aと、
リン原子を含む難燃剤と、を含有する、樹脂組成物。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記重合体がオレフィン系重合体である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項3】
前記オレフィン系重合体が、エチレンに由来するモノマー単位と、グリシジルメタクリレートに由来するモノマー単位と、を有する共重合体である、請求項2に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
前記官能基がカルボキシル基である、請求項1~3のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
【請求項5】
前記化合物Aの分子量が1000g/mol以下である、請求項1~4のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
【請求項6】
前記難燃剤がリン酸塩化合物を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
【請求項7】
エンジニアリングプラスチック用改質剤である、請求項1~6のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
【請求項8】
エポキシ基を有する重合体と、エポキシ基と反応する官能基及び水酸基を有する化合物Aと、リン原子を含む化合物を含む難燃剤と、を含有する、請求項1~7のいずれか一項に記載の樹脂組成物を製造する方法であって、当該方法が、
前記重合体と前記化合物Aと前記難燃剤とを含む混合物を溶融混練することを含む、方法。
【請求項9】
前記重合体と前記化合物Aと前記難燃剤とを含む混合物を溶融混練することが、
前記重合体と前記化合物Aとを含む混合物を溶融混練して中間の溶融混練物を形成することと、
前記中間の溶融混練物と前記難燃剤とを含む混合物を溶融混練して当該樹脂組成物を形成することと、
を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
請求項1~6のいずれか一項に記載の樹脂組成物と、
エンジニアリングプラスチックと、
を含む、エンジニアリングプラスチック組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂組成物及びその製造方法、並びに、エンジニアリングプラスチック用改質剤、並びに、エンジニアリングプラスチック組成物及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、エンジニアリングプラスチックに配合されて、エンジニアリングプラスチックの種々の性質を向上又は改質するための改質剤が知られている。例えば、特許文献1には、(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂、又は該樹脂とポリスチレン系樹脂との混合物5~95質量部と、(B)飽和ポリエステル95~5質量部と、(C)(a)ポリオレフィン系樹脂100部、(b)所定の式で表される化合物、又は該化合物とグリシジルメタクリレート、又はグリシジルメタクリレートからなる変性剤0.1~30部、(c)ビニル系単量体0.1~500部、及び(d)ラジカル重合開始剤を(b)と(c)との合計量100部に対して0.001~10部、含有した水性懸濁液を調製し、該水性懸濁液中の(b)及び(c)を(a)に含浸させ、重合させてなるグラフト変性ポリオレフィン系樹脂を(A)と(B)100部に対し1~100部と、からなる樹脂組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-259798号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
改質剤の配合により、エンジニアリングプラスチックの難燃性が低下することがある。本発明の一側面は、エンジニアリングプラスチックの改質剤として用いられたときに、得られるエンジニアリングプラスチック組成物の難燃性を低下させ難い樹脂組成物に関する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一側面は、エポキシ基を有する重合体と、エポキシ基と反応する官能基、及び水酸基を有する化合物Aと、リン原子を含む難燃剤と、を含有する、樹脂組成物に関する。
【0006】
本発明の別の一側面は、エポキシ基を有する重合体と化合物Aとリン原子を含む難燃剤とを含む混合物を溶融混練することを含む、上記樹脂組成物を製造する方法に関する。
【0007】
本発明の更に別の一側面は、上記樹脂組成物を含む、エンジニアリングプラスチック用改質剤に関する。
【0008】
本発明の更に別の一側面は、上記樹脂組成物と、エンジニアリングプラスチックとを含む、エンジニアリングプラスチック組成物に関する。
【0009】
本発明の更に別の一側面は、上記樹脂組成物とエンジニアリングプラスチックとを含む混合物を溶融混練することを含む、エンジニアリングプラスチック組成物を製造する方法に関する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、エンジニアリングプラスチックの改質剤として用いられたときに、得られるエンジニアリングプラスチック組成物の難燃性を低下させ難い樹脂組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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