TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023074321
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-29
出願番号2021187211
出願日2021-11-17
発明の名称商品位置把握システム
出願人株式会社野村総合研究所
代理人個人
主分類G06Q 10/087 20230101AFI20230522BHJP(計算;計数)
要約【課題】スマートフォン等が備える一般的なカメラで陳列棚を複数箇所に分けて撮影することで陳列棚に付された値札の位置情報を把握する。
【解決手段】棚板の両端付近に付された第1のコードが撮影範囲に入る状態で携帯情報端末3により撮影された陳列棚4の画像データを取得する画像処理部11と、画像認識処理により第1のコードの画像データ中の位置およびエンコードされた棚情報を識別する棚情報取得部22と、画像認識処理により各棚板に付された値札の位置および値札に付された第2のコードにエンコードされた商品情報を識別する値札情報取得部23と、棚情報と値札の位置の情報とに基づいて商品の陳列位置に係る情報を取得し、商品位置情報27に記録する商品位置取得部24とを有し、商品位置取得部24は、棚板の両端付近に付された第1のコード間の距離を全体とした、一方の第1のコードからの相対位置として値札の位置の情報を取得する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
陳列棚に陳列された商品の位置を把握する商品位置把握システムであって、
前記陳列棚が有する1つ以上の棚板および前記各棚板の両端付近に付された一次元もしくは二次元の第1のコードが撮影範囲に入る状態で携帯情報端末のカメラにより撮影された前記陳列棚の陳列面の画像データを取得する画像処理部と、
前記画像データについて画像認識処理により前記第1のコードの前記画像データ中の位置および前記第1のコードにエンコードされた対応する前記棚板の棚情報を識別する棚情報取得部と、
前記画像データについて画像認識処理により前記各棚板に付された値札の位置および前記値札に表示された一次元もしくは二次元の第2のコードにエンコードされた商品情報を識別する値札情報取得部と、
前記棚情報と、前記値札の位置の情報とに基づいて、前記値札に対応して前記棚板に陳列されている前記商品の陳列位置に係る情報を取得し、前記商品情報とあわせて商品位置情報記録部に記録する商品位置取得部と、を有し、
前記商品位置取得部は、前記画像データにおける、前記棚板の両端付近にそれぞれ付された前記第1のコード間の距離を全体とした、前記棚板に付された前記値札の一方の前記第1のコードからの相対位置として、前記値札の位置の情報を取得する、商品位置把握システム。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
請求項1に記載の商品位置把握システムにおいて、
前記第1のコードには、対象の前記棚板を特定する情報および対象の前記棚板の前記陳列棚内における段情報がエンコードされている、商品位置把握システム。
【請求項3】
請求項1に記載の商品位置把握システムにおいて、
前記画像処理部は、前記撮影範囲に前記棚板の両端付近に付された前記第1のコードが同時に含まれていない場合に、前記携帯情報端末に対して通知する、商品位置把握システム。
【請求項4】
請求項2に記載の商品位置把握システムにおいて、
前記棚情報取得部は、前記陳列棚に対して前記画像処理部により取得された複数の前記画像データから識別した前記各棚板に係る前記棚情報に基づいて、前記陳列棚が有するすべての前記棚板が撮影されたかを判別し、すべての前記棚板が撮影されていない場合は、前記携帯情報端末に対して通知する、商品位置把握システム。
【請求項5】
請求項4に記載の商品位置把握システムにおいて、
前記棚情報取得部は、前記陳列棚が有するすべての前記棚板に係る前記棚情報に対して誤り検出を行い、誤りが検出された場合は、前記携帯情報端末に対して通知する、商品位置把握システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、小売店等において陳列商品を管理する技術に関し、特に、商品がどの陳列棚のどの位置に陳列されているかを把握する商品位置把握システムに適用して有効な技術に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
コンビニエンスストアやスーパーマーケット、ドラッグストア等(以下これらを「小売店」と総称する場合がある)の店舗では、大量の商品が陳列棚に陳列された状態で販売される。小売店側としては、どこにどの商品が陳列されているのかを把握することは重要であり、例えば、商品の情報を管理する管理システム等においてデータベースに商品の所在位置、陳列位置の情報を保持するための枠を設けている場合も多いが、手作業で入力するのは煩雑すぎて結局情報が入力されず、有効に利用されないケースがほとんどである。
【0003】
小売店におけるセールやキャンペーン等の際に、数十以上の対象の商品について値札を変更する必要が生じる場合があるが、いわゆる電子値札の場合はともかく、一般的な値札の場合、店員が手作業で変更する必要があり、アルバイト等の店員がどこにどの商品が陳列されているのか把握できておらず、値札を変更できない、もしくは変更に長時間かかってしまう、という事態が生じ得る。一日の営業の中でも、陳列されている商品を整えたり(フェイスアップ)、別の見やすいところに移動させたり等、商品が陳列されている場所が変わってしまい、他の店員では場所が把握できなくなる場合がある。
【0004】
また、近年では、無人店舗においてロボットを利用して自動で商品を配置したりピックアップしたりすることも検討されており、どこにどの商品が陳列されているのかを把握することはロボットをナビゲーションする上で重要である。また、商品の販売数や在庫数に基づいてAI(Artificial Intelligence、人工知能)により需要予測を行って自動的に発注するという仕組みも検討されているが、同じ商品でも陳列場所により売れ行きが異なることは知られており、陳列状況(陳列場所×在庫数)を把握することで需要予測の精度をより向上させることができる。
【0005】
店舗における商品の陳列位置や陳列状況を把握する技術として、例えば、特開2021-157358号公報(特許文献1)には、陳列棚の撮像画像を取得して、撮像画像から商品に対応する位置に設置された棚札とその位置座標を検出し、棚札および位置座標の組合せに基づいて、陳列棚に格納される商品の種別および格納位置を特定する棚割分析システムが記載されている。
【0006】
また、例えば、特開2019-94191号公報(特許文献2)には、値札が取り付けられた棚を撮像した撮像画像に基づいて値札を検出し、検出した値札に基づいて値札の位置を特定して、特定した値札の位置に基づいて商品の陳列範囲を特定するとともに、検出した値札(バーコード)に基づいて、同値札に対応する商品を特定し、特定した値札の位置と、特定した商品とに基づいて、棚割情報を生成することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2021-157358号公報
特開2019-94191号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1のような従来技術によれば、陳列棚全体を撮影することで、陳列棚全体の中での座標として、どこにどの商品があるかを示す棚割情報を生成することができる。ここで、陳列棚を撮影するカメラが高解像度で広範囲を撮影することができる性能を有するものであれば、陳列棚全体を一括で読み取って、陳列棚や値札に表示された二次元コードを正確に読み取ることが可能である。
【0009】
一方で、上記のような高性能のカメラではなくスマートフォン等が備える一般的なカメラを用いる場合、レンズの制約から広範囲の値札を読み取ることが困難な場合がある。また、広範囲を撮影するために陳列棚から距離をとると、解像度等の制約で値札等に表示する二次元コードを正しく読み取れないケースが生じる上に、コンビニエンスストアなどではそもそも陳列棚に面した通路の幅が90センチメートル程度しかなく、陳列棚全体を撮影するのに十分な距離がとれない場合がある。
【0010】
一方、特許文献2のような従来技術によれば、陳列棚を部分的に撮影して、撮影した画像から値札の位置を特定するとされる。しかしながら、部分的に撮影した画像が棚全体におけるどの部分を撮影したものかをどのように把握し、ひいては部分的に撮影した画像内における値札の座標から棚全体の画像内における座標にどのように変換するか、すなわち、撮影した画像から特定した値札が陳列棚のどの位置に付されているかをどのように特定するかについては特に明示されていない。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
コメント配信システム
10日前
個人
リユース統合システム
2日前
個人
広告提供方法
10日前
個人
コンピュータシステム
22日前
個人
モノづくり知識情報システム
8日前
株式会社SUBARU
車両
16日前
個人
釣PAID降水確率ポイント
15日前
個人
情報処理装置及びプログラム
7日前
花王株式会社
肌状態推定方法
1か月前
株式会社ワコム
電子ペン
1か月前
ユニパルス株式会社
プログラム、方法
22日前
株式会社カクシン
管理装置
16日前
中国電力株式会社
ゲームシステム
8日前
株式会社カネカ
異常推定システム
1日前
株式会社フォーバル
仕訳システム
1日前
株式会社mov
情報処理装置
22日前
個人
ディスプレイ・セットシステム
22日前
オムロン株式会社
操作制御システム
23日前
個人
オーダーメイド品販売システム
22日前
ユビ電株式会社
情報処理装置
28日前
TDK株式会社
検出装置
22日前
個人
契約支援システム及びプログラム
1か月前
TDK株式会社
検出装置
22日前
個人
デジタルコンテンツ提供システム
17日前
トヨタ自動車株式会社
ワーク保持装置
22日前
個人
ブロックチェーンと既存網との接続方法
2日前
株式会社九門
避難安全性能評価システム
28日前
ノヅック株式会社
調達部門評価システム
29日前
ノヅック株式会社
調達代行依頼システム
29日前
NVデバイス株式会社
視線検出システム
1日前
原田産業株式会社
衣服の注文方法
4日前
株式会社日立製作所
演算装置
2日前
合同会社エリサ
発送システム
10日前
NGB株式会社
評価装置
1か月前
株式会社バイトルヒクマ
支給計算システム
16日前
日本放送協会
表示端末、プログラム
2日前
続きを見る