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公開番号2023074315
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-29
出願番号2021187202
出願日2021-11-17
発明の名称車両構造
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人
主分類B60R 3/02 20060101AFI20230522BHJP(車両一般)
要約【課題】スロープに対する弾性体の取り付け作業性に優れる車両構造を提供する。
【解決手段】車体後部のドア開口部に設けられた支持部材と、支持部材に回動自在に取り付けられたスロープと、スロープが起立した第一の状態と、スロープが車両前方に倒された第二の状態との間でスロープを回動させる回動機構と、スロープが第二の状態から第一の状態となる方向に付勢する弾性体と、スロープと弾性体とを連結する連結部材とを備え、弾性体は、支持部材に固定された固定部と、スロープを付勢する可動部とを有し、連結部材は、スロープに固定された第一ブラケットと、可動部を保持する第二ブラケットとを有し、第一ブラケットは第一溝を有し、第二ブラケットは、可動部が取り付けられる本体部と、本体部から延びる端部とを有し、端部が第一溝に挿入されることで、第二ブラケットは可動部の付勢力によって第一ブラケットから離れないように位置決めされる、車両構造。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車体後部のドア開口部に設けられた支持部材と、
前記支持部材に回動自在に取り付けられたスロープと、
前記スロープが起立した第一の状態と、前記スロープが車両前方に倒された第二の状態との間で前記スロープを前記支持部材に対して回動させる回動機構と、
前記スロープが前記第二の状態から前記第一の状態となる方向に付勢する弾性体と、
前記スロープと前記弾性体とを連結する連結部材と、を備え、
前記弾性体は、前記支持部材に固定された固定部と、前記スロープを付勢する可動部と、を有し、
前記連結部材は、前記スロープに固定された第一ブラケットと、前記可動部を保持する第二ブラケットと、を有し、
前記第一ブラケットは、前記スロープの先端側に向かって開口する第一溝を有し、
前記第二ブラケットは、前記可動部が取り付けられる本体部と、前記本体部から延びる端部と、を有し、
前記端部が前記第一溝に挿入されることで、前記第二ブラケットは前記可動部の付勢力によって前記第一ブラケットから離れないように位置決めされる、
車両構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両構造に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1及び特許文献2は、車両後方にスロープを備える車両後部構造を開示する。特許文献1の車両後部構造は、倒立させた状態及びフロアに載置した状態の両方でスロープを収納することが可能である。スロープは、車体後部開口の下辺に回動可能に軸支されている。車体後部開口の下辺にはリターンスプリングが設けられている。このリターンスプリングは、スロープを車体後方へ回動された状態から倒立状態へと操作するときに、スロープを付勢することによって、スロープを持ち上げようとするユーザーをアシストする。
【0003】
特許文献2の車両後部構造は、スロープ装置とバックドアのロア部とが一体に回動される構造である。このスロープ装置は、車室に収納された状態において、起立した状態と、フロアに重なり合うように前倒しされた状態とに回動可能である。スロープ装置は、バックドアのロア部に回動自在に支持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-60064号公報
特開2021-923号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
スロープを備える車両構造において、スロープの回動操作をアシストするために、スロープを付勢する弾性体が取り付けられることがある。スロープと弾性体との組み付けを行う際、スロープを適宜な角度に保持しながら、弾性体の可動部がスロープから離れようとする付勢力に抗して弾性体の可動部をブラケットでスロープに固定する必要がある。これら一連の作業は作業者の負担が大きい点でスロープへの弾性体の取り付け作業性が悪い。したがって、弾性体をスロープに容易に取り付けられることが望まれる。
【0006】
本発明の目的の一つは、スロープに対する弾性体の取り付け作業性に優れる車両構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る車両構造は、
車体後部のドア開口部に設けられた支持部材と、
前記支持部材に回動自在に取り付けられたスロープと、
前記スロープが起立した第一の状態と、前記スロープが車両前方に倒された第二の状態との間で前記スロープを前記支持部材に対して回動させる回動機構と、
前記スロープが前記第二の状態から前記第一の状態となる方向に付勢する弾性体と、
前記スロープと前記弾性体とを連結する連結部材と、を備え、
前記弾性体は、前記支持部材に固定された固定部と、前記スロープを付勢する可動部と、を有し、
前記連結部材は、前記スロープに固定された第一ブラケットと、前記可動部を保持する第二ブラケットと、を有し、
前記第一ブラケットは、前記スロープの先端側に向かって開口する第一溝を有し、
前記第二ブラケットは、前記可動部が取り付けられる本体部と、前記本体部から延びる端部と、を有し、
前記端部が前記第一溝に挿入されることで、前記第二ブラケットは前記可動部の付勢力によって前記第一ブラケットから離れないように位置決めされる。
【発明の効果】
【0008】
上記の車両構造は、スロープに対する弾性体の取り付け作業性に優れる。上記の車両構造では、弾性体が連結部材を介してスロープに取り付けられる。弾性体の取り付け作業は、弾性体の可動部を保持する第二ブラケットの端部を、スロープに固定された第一ブラケットの第一溝に挿入することよって行う。第二ブラケットの端部が第一ブラケットの第一溝に挿入されることで、第二ブラケットが第一ブラケットに位置決めされる。可動部の付勢力により第二ブラケットが第一ブラケットから離れる方向の力が作用しても、第一ブラケットがその力を受け止めるため、第二ブラケットが第一ブラケットに対して位置決めされた状態で保持される。この状態で第二ブラケットをスロープに固定することで、弾性体をスロープに容易に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る車両構造を備える車両を示す概略斜視図である。。
図2は、実施形態に係る車両構造を示す概略斜視図である。
図3は、実施形態に係る車両構造における弾性体と連結部材との近傍を拡大して示す概略斜視図である。
図4は、実施形態に係る車両構造における弾性体と連結部材との近傍を拡大して示す概略側面図である。
図5は、実施形態に係る車両構造に備える第一ブラケットを示す概略斜視図である。
図6は、実施形態に係る車両構造に備える第二ブラケットを示す概略斜視図である。
図7は、実施形態に係る車両構造において、スロープへの弾性体の取り付け方法を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態に係る車両構造の具体例を、図面を参照して説明する。各図において、同一又は相当する部分には同じ符号を付している。図中、「FR」は車両の前方、「RR」は車両の後方、「LH」は車両の左方、「RH」は車両の右方、「UP」は車両の上方、「LWR」は車両の下方を示す。以下、単に、前方、後方などと呼ぶ。
(【0011】以降は省略されています)

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