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公開番号2023074217
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-29
出願番号2021187050
出願日2021-11-17
発明の名称移動壁
出願人コマニー株式会社
代理人個人
主分類E05D 15/00 20060101AFI20230522BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】 高い防音性能を長期間に亘り維持できる大型の移動壁を提供する。
【解決手段】 本発明の移動壁1は、走行レール3に沿って移動可能な移動壁において、パネル本体10と、パネル本体の内部に出退自在に格納される上部及び下部の二つの圧接体20と、上部の圧接体を走行レールに、下部の圧接体を床面4に圧接させる駆動機構とを備えており、圧接時には圧接体の防音材41がパネル本体の内壁に接触し、圧接解除時には防音材が内壁から離れる又は圧接時よりも相対的に弱い力でパネル本体の内壁に接触する。したがって、従来のように防音材が常時パネル本体に接触していると比較して圧接体の動きを滑らかにすることができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
走行レールに沿って移動可能な移動壁において、
パネル本体と、
前記パネル本体の内部に出退自在に格納される上部及び下部の二つの圧接体と、
前記上部の圧接体を前記走行レールに、前記下部の圧接体を床面に圧接させる駆動機構とを備えており、
圧接時には前記圧接体の防音材が前記パネル本体の内壁に接触し、圧接解除時には前記防音材が前記内壁から離れる又は圧接時よりも相対的に弱い力で前記パネル本体の内壁に接触することを特徴とする移動壁。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
走行レールに沿って移動可能な移動壁において、
パネル本体と、
前記パネル本体の内部に出退自在に格納される右部又は左部の一つの圧接体と、
前記圧接体を壁レールに圧接させる駆動機構とを備えており、
圧接時には前記圧接体の防音材が前記パネル本体の内壁に接触し、圧接解除時には前記防音材が前記内壁から離れる又は圧接時よりも相対的に弱い力で前記パネル本体の内壁に接触することを特徴とする移動壁。
【請求項3】
前記圧接体は、前記駆動機構の駆動力を受けて移動する第1フレームと、
前記第1フレームを保持すると共に前記防音材が取り付けられる第2フレームとを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の移動壁。
【請求項4】
前記第2フレームは前記第1フレームを保持する保持部を有しており、
圧接時の前記第1フレームの移動により前記保持部が前記第1フレームから外力を付与されて前記防音材が前記内壁に接触する方向に移動することを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の移動壁。
【請求項5】
前記保持部が傾斜面を有しており、圧接時に前記第1フレームの端部が前記傾斜面上を摺動することで前記保持部が前記外力を付与されることを特徴とする請求項4に記載の移動壁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、走行レールに沿って移動可能な大型の移動壁に関し、特に高い防音性能を長期間に亘り維持できる移動壁に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
多目的ホール等では空間を適当な大きさに仕切るために大型の移動壁(「スライディングウォール」又は「移動間仕切」と呼ぶ場合がある。)を使用する。移動壁は走行レールにランナーを介して吊り下げられており、走行レールに沿ってスライド移動させることができる。
移動壁ではパネル本体の上端部及び下端部に圧接体を備えており、圧接体をパネル本体から外側に突出させて走行レールの下面及び床面に圧接することで移動壁を固定すると共に防音性を確保している。更にパネル本体の左右いずれかの端部にも圧接体を備えており、圧接体をパネル本体から外側に突出させて壁レールに圧接させることもある。
【0003】
例えば特許文献1及び2にはパネル本体と圧接体との間に防音目的でパッキン(防音材)を配置した構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-221061号公報
実用新案登録第3026036号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記特許文献に開示された技術では防音材が常に圧接体と接触しているため、防音材が圧接体に対して強く接触している場合は圧接体の動きが悪くなり、弱く接触している場合には防音性が悪くなるという問題や、防音材が消耗し易いという問題がある。
【0006】
本発明は、このような問題を考慮して、高い防音性能を長期間に亘り維持できる大型の移動壁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の移動壁は、走行レールに沿って移動可能な移動壁において、パネル本体と、前記パネル本体の内部に出退自在に格納される上部及び下部の二つの圧接体と、前記上部の圧接体を前記走行レールに、前記下部の圧接体を床面に圧接させる駆動機構とを備えており、圧接時には前記圧接体の防音材が前記パネル本体の内壁に接触し、圧接解除時には前記防音材が前記内壁から離れる又は圧接時よりも相対的に弱い力で前記パネル本体の内壁に接触することを特徴とする。
また、走行レールに沿って移動可能な移動壁において、パネル本体と、前記パネル本体の内部に出退自在に格納される右部又は左部の一つの圧接体と、前記圧接体を壁レールに圧接させる駆動機構とを備えており、圧接時には前記圧接体の防音材が前記パネル本体の内壁に接触し、圧接解除時には前記防音材が前記内壁から離れる又は圧接時よりも相対的に弱い力で前記パネル本体の内壁に接触することを特徴とする。
また、前記圧接体は、前記駆動機構の駆動力を受けて移動する第1フレームと、前記第1フレームを保持すると共に前記防音材が取り付けられる第2フレームとを備えることを特徴とする。
また、前記第2フレームは前記第1フレームを保持する保持部を有しており、圧接時の前記第1フレームの移動により前記保持部が前記第1フレームから外力を付与されて前記防音材が前記内壁に接触する方向に移動することを特徴とする。
また、前記保持部が傾斜面を有しており、圧接時に前記第1フレームの端部が前記傾斜面上を摺動することで前記保持部が前記外力を付与されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明では圧接時には圧接体の防音材がパネル本体の内壁に接触し、圧接解除時には防音材が内壁から離れるか、又は圧接時よりも相対的に弱い力でパネル本体の内壁に接触する。したがって、従来のように防音材が常時パネル本体に強い力で接触している場合と比較して圧接体の動きを滑らかにすることができる。
また、圧接時に第1フレームが移動し、第1フレームの外力を受けて第2フレームが移動し、防音材が内壁に接触する。防音材は圧接時にのみパネル本体に強い力で接触し、それ以外のときはパネル本体から離れているか、又は相対的に弱い力で接触するので、従来のように圧接体がパネル本体に強い力で接触したまま摺動してしまい、圧接体のスムーズな動きを妨げるという事態や防音材の消耗が早いという事態を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
複数の移動壁で空間を間仕切りした状態を示す正面図
移動壁の圧接解除時の状態を示す縦断面図(a)、圧接時の状態を示す縦断面図(b)及び移動壁がランナーを介して走行レールに吊り下げられている箇所を示す部分拡大図(c)
最も右端に配置される移動壁の圧接解除時の状態を示す横断面図(a)及び圧接時の状態を示す横断面図(b)
圧接体の動作を説明するための縦断面図(a)及び部分拡大図(b)
圧接体の動作を説明するための縦断面図(a)及び部分拡大図(b)
圧接体の動作を説明するための縦断面図(a)及び部分拡大図(b)
圧接体の動作を説明するための縦断面図(a)及び部分拡大図(b)
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の移動壁の実施の形態について説明する。
図1~図3に示すように移動壁1はランナー2を介して走行レール3に吊り下げられており、走行レール3に沿ってスライド移動させることができる。図1及び図2中の符号6は天井面を指している。
(【0011】以降は省略されています)

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