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公開番号2023074150
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-29
出願番号2021186943
出願日2021-11-17
発明の名称無線装置
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H04W 88/02 20090101AFI20230522BHJP(電気通信技術)
要約【課題】本開示は、複数の無線方式を利用可能な無線装置において、一つの無線方式における受信ダイバーシティが他の無線方式における受信感度に与える影響を抑制することを目的とする。
【解決手段】第1無線装置1は、特定小電力無線で無線通信を行う特定小電力無線部12と、LTEで無線通信を行うLTE無線部11と、特定小電力無線部12およびLTE無線部11を制御する制御部13と、を備え、制御部13は、LTEによる通信区間中に特定小電力無線部12に対し受信ダイバーシティ動作を停止させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1無線方式で無線通信を行う第1無線部と、
第2無線方式で無線通信を行う第2無線部と、
前記第1無線部および前記第2無線部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第2無線方式による通信区間中に前記第1無線部に対し受信ダイバーシティ動作を停止させる、
無線装置。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記第1無線方式は特定小電力無線であり、
前記第2無線方式はLTEである、
請求項1に記載の無線装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第2無線部から前記第2無線方式による通信区間を示す信号を取得する、
請求項1または請求項2に記載の無線装置。
【請求項4】
前記第2無線方式はLTEであり、
前記制御部は、前記第2無線部からPaging通知を受信すると初期化されるタイマーを備え、前記タイマーの値に基づき、前記第2無線部がPagingを受信するPTWの区間のみ、前記第1無線部の受信ダイバーシティ動作を停止する、
請求項1または請求項2に記載の無線装置。
【請求項5】
第1無線方式で無線通信を行う第1無線部と、
第2無線方式で無線通信を行う第2無線部と、
前記第1無線部および前記第2無線部を制御する制御部と、
3つ以上の複数のアンテナを備え、
前記制御部は、前記複数のアンテナの夫々が、前記第1無線部に接続され前記第1無線方式の無線通信に用いられるか、または前記第2無線部に接続され前記第2無線方式の無線通信に用いられるかを、前記第2無線方式による通信区間中とそれ以外とで変更する、
無線装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、複数の通信方式に対応し受信ダイバーシティを行う無線装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
Wi-SUN(Wireless Smart Utility Network)は、特定小電力無線と呼ばれる920MHz帯で使用される無線通信規格である。Wi-SUNに代表される特定小電力無線は、例えばスマートメータの通信に利用される。スマートメータは、複数のアンテナを用いた受信ダイバーシティによって受信波のノイズを除去し、安定した中距離通信を実現する。
【0003】
受信ダイバーシティには、電波状況の優れたアンテナの信号を優先的に用いるアンテナ選択方式と、複数のアンテナで受信した信号を合成する最大比合成方式とがある。受信ダイバーシティは、主に920MHzメッシュ方式の通信である、スマートメータ間の通信、またはスマートメータとコンセントレータとの間の無線通信において使用される。
【0004】
LTE(Long Term Evolution)送受信機を有し1:N無線方式に対応するスマートメータは、920MHzメッシュ方式とLTEとで同時に無線通信を行った場合に、双方が安定した状態で無線信号を送受信することができないという問題点があった。なお、この問題点は、スマートメータに限らず、複数の無線方式に対応する無線装置において同様に生じる。
【0005】
なお、複数の無線方式を利用する無線装置の先行技術を開示する文献として特許文献1がある。特許文献1には、LTE無線部が送信する電波とWi-Fi無線部が送信する電波とから生じる相互変調波の周波数を算出し、算出した相互変調波の周波数とLTE無線部の受信周波数とが重なるときに、LTE無線部およびWiFi無線部の少なくとも一方の動作を通常モードから低干渉モードへ切替える技術が開示されている。
【0006】
特許文献1の無線機は、LTE無線部および無線LAN部を備える。LTEのアンテナは2本、無線LANのアンテナは1本の構成である。LTEと無線LANとは周波数が異なるため、LTE無線部および無線LAN部が同時に送信を行った場合には、相互変調波(IM3)が発生する。IM3がLTEの受信帯域に発生すると、LTEの受信感度が劣化する。劣化の程度は、LTEの受信に用いられるアンテナが低干渉アンテナと非低干渉アンテナのいずれであるかによって異なる。特許文献1には、LTEの受信感度劣化の対策として、制御部でIM3の発生周波数を計算し、IM3がLTE受信帯域に含まれる場合は、LTEのアンテナをダイバーシティから低干渉アンテナに固定することにより、安定した通信を実現する方法が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
国際公開第2016/185871号(第17-19頁、図1、5-7)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1の技術では、複数の無線方式を利用可能な無線装置において、異なる無線方式で同時に送信した場合に生じるIM3による受信感度の劣化については対策が講じられているが、一つの無線方式におけるアンテナを切り替えることにより他の無線方式における受信感度が劣化するという問題については対応できない。
【0009】
本開示は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、複数の無線方式を利用可能な無線装置において、一つの無線方式における受信ダイバーシティが他の無線方式における受信感度に与える影響を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の無線装置は、第1無線方式で無線通信を行う第1無線部と、第2無線方式で無線通信を行う第2無線部と、前記第1無線部および前記第2無線部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第2無線方式による通信区間中に前記第1無線部に対し受信ダイバーシティ動作を停止させる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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