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公開番号2023074148
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-29
出願番号2021186938
出願日2021-11-17
発明の名称電子機器、通信プログラム及び通信方法
出願人富士通株式会社
代理人個人
主分類H04W 76/10 20180101AFI20230522BHJP(電気通信技術)
要約【課題】同時送信フラッディング方式でデータを通信するときに、メッシュネットワーク内で送信されるデータ量を低減する。
【解決手段】メッシュネットワークに含まれる他の機器からデータを受信する受信部と、第1の機器(M)から第2の機器(A)まで送信される送信対象データを前記受信部が受信すると、前記電子機器から他の機器までのホップ数を格納する格納部を参照して、前記電子機器から前記第2の機器までの第1のホップ数(n)を取得するとともに、前記送信対象データに付帯する前記第1の機器から前記第2の機器までの第2のホップ数(m)を取得する取得部と、前記第1のホップ数と前記第2のホップ数とを比較し、前記第1のホップ数が前記第2のホップ数以下である場合(m≧n)に、前記送信対象データをブロードキャスト送信する送信部と、を備える電子機器である。
【選択図】図9

特許請求の範囲【請求項1】
同時送信フラッディング方式でデータを通信するメッシュネットワークに含まれる電子機器であって、
前記メッシュネットワークに含まれる他の機器からデータを受信する受信部と、
第1の機器から第2の機器まで送信される送信対象データを前記受信部が受信すると、前記電子機器から他の機器までのホップ数を格納する格納部を参照して、前記電子機器から前記第2の機器までの第1のホップ数を取得するとともに、前記送信対象データに付帯する前記第1の機器から前記第2の機器までの第2のホップ数を取得する取得部と、
前記第1のホップ数と前記第2のホップ数とを比較し、前記第1のホップ数が前記第2のホップ数以下である場合、又は前記第1のホップ数が前記第2のホップ数より小さい場合に、前記送信対象データをブロードキャスト送信する送信部と、
を備える電子機器。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記格納部に前記電子機器から前記第2の機器までのホップ数が複数格納されている場合に、前記複数のホップ数の最頻値、平均値、中央値、最大値、25%値のいずれかを前記第1のホップ数として取得する、ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記送信部は、前記第1のホップ数が前記第2のホップ数よりも大きい、又は前記第1のホップ数が前記第2のホップ数以上の場合に、前記第1のホップ数と前記第2のホップ数との差に応じた確率に従って、前記送信対象データをブロードキャスト送信するか否かを決定する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記送信部は、前記送信対象データが送信済みのデータである場合に、前記送信対象データをブロードキャスト送信しない、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項5】
前記送信部は、前記取得部が前記第1のホップ数を取得できなかった場合に、前記送信対象データをブロードキャスト送信する、ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項6】
同時送信フラッディング方式でデータを通信するメッシュネットワークに含まれる電子機器が有するコンピュータに、
前記メッシュネットワークに含まれる他の機器から、第1の機器から第2の機器まで送信される送信対象データを受信すると、前記電子機器から他の機器までのホップ数を格納する格納部を参照して、前記電子機器から前記第2の機器までの第1のホップ数を取得するとともに、前記送信対象データに付帯する前記第1の機器から前記第2の機器までの第2のホップ数を取得し、
前記第1のホップ数と前記第2のホップ数とを比較し、前記第1のホップ数が前記第2のホップ数以下である場合、又は前記第1のホップ数が前記第2のホップ数より小さい場合に、前記送信対象データをブロードキャスト送信する、
処理を実行させる通信プログラム。
【請求項7】
同時送信フラッディング方式でデータを通信するメッシュネットワークに含まれる電子機器が有するコンピュータが、
前記メッシュネットワークに含まれる他の機器から、第1の機器から第2の機器まで送信される送信対象データを受信すると、前記電子機器から他の機器までのホップ数を格納する格納部を参照して、前記電子機器から前記第2の機器までの第1のホップ数を取得するとともに、前記送信対象データに付帯する前記第1の機器から前記第2の機器までの第2のホップ数を取得し、
前記第1のホップ数と前記第2のホップ数とを比較し、前記第1のホップ数が前記第2のホップ数以下である場合、又は前記第1のホップ数が前記第2のホップ数より小さい場合に、前記送信対象データをブロードキャスト送信する、
処理を実行することを特徴とする通信方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器、通信プログラム及び通信方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、複数の無線装置を含むメッシュネットワークの無線通信システムが知られている。メッシュネットワークは、アクセスポイントや端末などの電子機器(以降「ノード」と呼ぶ)を無線ネットワークで相互接続し、目的ノードが通信範囲内に無い場合でも他のノードをマルチホップ中継して、目的ノードまでデータを伝達するネットワークである。
【0003】
メッシュネットワークにおける通信には、フラッディングを利用するものと、ルーティング情報を利用するものの2種類が存在する。このうち、フラッディングを利用する通信は、メッシュネットワークを構成するノード数が増えると電波干渉によりデータロスが大きくなる。また、ルーティング情報を利用する通信では、ルーティング上のノードのみが動作するため効率的に通信を行うことができる一方、無線の不安定な環境では、ルーティング情報を正しく保つことが難しい。
【0004】
これに対し、最近では、同時送信フラッディング(CTF:Concurrent Transmission Flooding)と呼ばれる、ルーティング情報を用いずにフラッディングだけで通信を行う新たな技術が出現してきている。この技術は、ある変調方式で複数ノードが同じデータをほぼ同時(0.5マイクロ秒以内)に送信すれば、電波干渉によるデータロスが起きないことを利用したものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-33340号公報
特開2007-104320号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、同時送信フラッディングは、電波干渉によるデータロスを防ぐことはできるものの、メッシュネットワークに含まれるすべてのノードが受信、送信を行うため、メッシュネットワーク内の通信負荷が大きく、消費電力も大きい。
【0007】
1つの側面では、本発明は、同時送信フラッディング方式でデータを通信するときに、メッシュネットワーク内で送信されるデータ量を低減することが可能な電子機器、通信プログラム及び通信方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一つの態様では、電子機器は、同時送信フラッディング方式でデータを通信するメッシュネットワークに含まれる電子機器であって、前記メッシュネットワークに含まれる他の機器からデータを受信する受信部と、第1の機器から第2の機器まで送信される送信対象データを前記受信部が受信すると、前記電子機器から他の機器までのホップ数を格納する格納部を参照して、前記電子機器から前記第2の機器までの第1のホップ数を取得するとともに、前記送信対象データに付帯する前記第1の機器から前記第2の機器までの第2のホップ数を取得する取得部と、前記第1のホップ数と前記第2のホップ数とを比較し、前記第1のホップ数が前記第2のホップ数以下である場合、又は前記第1のホップ数が前記第2のホップ数より小さい場合に、前記送信対象データをブロードキャスト送信する送信部と、を備える電子機器である。
【発明の効果】
【0009】
同時送信フラッディング方式でデータを通信するときに、メッシュネットワーク内で送信されるデータ量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施形態に係る無線通信システムの構成を概略的に示す図である。
電子機器のハードウェア構成の一例を概略的に示す図である。
電子機器の機能ブロック図である。
電子機器間で送受信されるデータのフレーム構造を示す図である。
位置情報テーブルのデータ構造を示す図である。
第1の実施形態に係る電子機器の処理を示すフローチャートである。
メッシュネットワーク内におけるデータ送信について説明するための図(その1)である。
メッシュネットワーク内におけるデータ送信について説明するための図(その2)である。
メッシュネットワーク内におけるデータ送信について説明するための図(その3)である。
メッシュネットワーク内におけるデータ送信について説明するための図(その4)である。
メッシュネットワーク内におけるデータ送信について説明するための図(その5)である。
第2の実施形態に係る電子機器の処理を示すフローチャートである。
第2の実施形態に係るメッシュネットワーク内の各電子機器(ノード)からデータが送信される確率を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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