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公開番号
2023074144
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-05-29
出願番号
2021186934
出願日
2021-11-17
発明の名称
自動ドアの開閉制御装置及び方法
出願人
扶桑電機工業株式会社
代理人
個人
主分類
E05F
15/41 20150101AFI20230522BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】自動ドアが過負荷などの異常を検知した場合において、異常検知地点から人や物体が除かれないことがあっても安全に開閉ドアの開閉動作が行われるようにすることを目的とする。
【解決手段】本発明は、開閉制御装置15により制御されるモーター14で開閉ドア10を、開放動作と開放端前の開微速動作により開放制御し、閉鎖動作と閉鎖端前の閉微速動作により閉鎖制御する自動ドアの開閉制御装置において、前記モーター14の動作の変化により前記開閉ドア10の前記閉鎖動作時の異常発生を検知する手段と、前記開閉ドア10の異常発生位置を記憶する手段と、前記モーター14の前記閉鎖動作時の異常発生検知後、前記開閉ドア10を反転開放して、再び閉鎖動作に移行したときに、前記閉鎖動作から前記閉微速動作への開始位置を、前記異常発生位置より開放端側に近い位置に設定する手段とからなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
開閉制御装置により制御されるモーターで開閉ドアを、開放動作と開放端前の開微速動作により開放制御し、閉鎖動作と閉鎖端前の閉微速動作により閉鎖制御する自動ドアの開閉制御装置において、
前記モーターの動作の変化により前記開閉ドアの前記閉鎖動作時の異常発生を検知する手段と、
前記開閉ドアの異常発生位置を記憶する手段と、
前記モーターの前記閉鎖動作時の異常発生検知後、前記開閉ドアを反転開放して、再び閉鎖動作に移行したときに、前記閉鎖動作から前記閉微速動作への開始位置を、前記異常発生位置より開放端側に近い位置に設定する手段と
からなることを特徴とする自動ドアの開閉制御装置。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記開閉ドアの前記閉鎖動作時の前記異常発生を検知する手段は、前記モーターの電流測定回路及び/又は前記モーターに内蔵されたホールICからなることを特徴とする請求項1記載の自動ドアの開閉制御装置。
【請求項3】
前記開閉ドアの位置を記憶する手段は、前記モーターの回転数に対応したホールICのパルス信号を計数記憶するメモリからなることを特徴とする請求項1記載の自動ドアの開閉制御装置。
【請求項4】
前記開閉ドアの前記閉鎖動作時の前記異常発生を検知する手段による異常発生時の検知回数は、異常検知カウンターで記憶することを特徴とする請求項2記載の自動ドアの開閉制御装置。
【請求項5】
前記異常検知カウンターによる異常発生時の検知回数が連続して一定回数を超えたとき、前記開閉ドアを停止し、警報を発することを特徴とする請求項4記載の自動ドアの開閉制御装置。
【請求項6】
前記開閉ドアの前記閉鎖動作時の前記異常発生を検知しないときは、前記異常検知カウンターの検知回数をクリアし、閉微速動作位置を元に戻すようにしたことを特徴とする請求項4記載の自動ドアの開閉制御装置。
【請求項7】
開閉制御装置により制御されるモーターで開閉ドアを、開放動作と開放端前の開微速動作により開放制御し、閉鎖動作と閉鎖端前の閉微速動作により閉鎖制御する自動ドアの開閉制御方法において、
前記モーターの動作の変化により前記開閉ドアの前記閉鎖動作時の異常発生を検知する工程と、
前記開閉ドアの異常発生位置を記憶する工程と、
前記モーターの前記閉鎖動作時の異常発生検知後、前記開閉ドアを反転開放して、再び閉鎖動作に移行したときに、前記閉鎖動作から前記閉微速動作への開始位置を、前記異常発生位置より開放端側に近い位置に設定する工程と
からなることを特徴とする自動ドアの開閉制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動ドアの閉鎖動作中に、開閉ドアが人や物体に接触したようなときに急停止反転して危険な状態を回避するようにした自動ドアの開閉制御装置及び方法に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
自動ドアは、両開きの場合、図2に示すように、2枚の開閉ドア10とその両側の固定ドア11からなり、前記2枚の開閉ドア10は、無目に設けたレール12に、車輪13と吊り下げ具により開閉自在に吊り下げられる。また、無目内には、両端部に駆動プーリー16と従動プーリー17が設けられ、これらの間に歯付きベルト18が掛け渡される。前記歯付きベルト18の上側には、一方の開閉ドア10がベルト固定具19により結合され、前記歯付きベルト18の下側には、他方の開閉ドア10がベルト固定具19により結合される。前記駆動プーリー16は、モーター14に連結され、このモーター14は、開閉制御装置15により正逆回転等の駆動が制御される。
【0003】
以上のような構成において、正常な開閉動作時には、図3の実線にて示すように、開閉ドア10が閉鎖中のA点において、センサー20で開閉ドア10に近づいた人や物体を検知すると、開閉制御装置15の指令によりモーター14が正回転して開放を開始し、一定速度の開放動作(a1)となる。開放端Cの手前の一定位置B点に達すると、開微速動作に移行し、開放端C点(原点)にて停止する。C点で一定時間が経過すると、開閉制御装置15の指令によりモーター14は、逆回転し、閉鎖を開始して加速し、一定速度で閉鎖動作(b1)となり、閉鎖端Aの手前の一定位置D点に達すると、閉微速動作に移行し、閉鎖端A点にて停止し、次の開放信号に待機する。
【0004】
上記閉鎖動作(b1)の途中E点において、開閉ドア10に人や物体等が接触したものとすると、モーター14が過負荷状態であることをモーターに付属されたエンコーダからの信号で急停止する。すると、従来技術(特許文献1)によれば、過負荷検出地点E点を記憶しておき、F点で点線のように反転して開放端C点(原点)にて停止する。一定時間後に再び閉鎖動作(b1)に移行している過程で、過負荷検出地点のE点に至ると、速度を閉微速動作にする、という技術が開示されている。なお、この従来例における駆動源は、歯付きベルトではなく、駆動スクリューである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-291571号公報。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に示す装置は、過負荷検出地点Eをメモリに記憶し、反転した後、閉鎖動作に戻る過程のE点に至ると、速度を落として閉微速動作をするが、閉微速動作に戻る過程のE点に至るまでは、高速で閉鎖動作をしているので、過負荷検出地点Eから人や物体を除かないと、再度衝突の恐れがあるという問題があった。
本発明は、過負荷検出をした場合において、過負荷検出地点から人や物体が除かれないことがあっても安全に開閉ドアの開閉動作が行われるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明による自動ドアの開閉制御装置は、
開閉制御装置15により制御されるモーター14で開閉ドア10を、開放動作と開放端前の開微速動作により開放制御し、閉鎖動作と閉鎖端前の閉微速動作により閉鎖制御する自動ドアの開閉制御装置において、
前記モーター14の動作の変化により前記開閉ドア10の前記閉鎖動作時の異常発生を検知する手段と、
前記開閉ドア10の異常発生位置を記憶する手段と、
前記モーター14の前記閉鎖動作時の異常発生検知後、前記開閉ドア10を反転開放して、再び閉鎖動作に移行したときに、前記閉鎖動作から前記閉微速動作への開始位置を、前記異常発生位置より開放端側に近い位置に設定する手段と
からなることを特徴とする。
【0008】
前記開閉ドア10の前記閉鎖動作時の前記異常発生を検知する手段は、前記モーター14の電流測定回路23及び/又は前記モーター14に内蔵されたホールIC24からなることを特徴とする。
【0009】
前記開閉ドア10の位置を記憶する手段は、前記モーター14の回転数に対応したホールIC24のパルス信号を計数記憶するメモリ26からなることを特徴とする。
【0010】
前記開閉ドア10の前記閉鎖動作時の前記異常発生を検知する手段による異常発生時の検知回数は、異常検知カウンター27で記憶することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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