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公開番号2023074099
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-29
出願番号2021186870
出願日2021-11-17
発明の名称光硬化性組成物
出願人株式会社スリーボンド
代理人
主分類C08F 2/44 20060101AFI20230522BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】外観が不透明または有色であっても、エネルギー線の照射のみで組成物の表面および内部まで硬化可能な光硬化性組成物を提供する。
【解決手段】(A)~(E)成分を含む光硬化性組成物。
(A)成分:分子内に(メタ)アクリル基を有する化合物
(B)成分:分子内にカチオン重合性基を有する化合物
(C)成分:サッカリン
(D)成分:光カチオン触媒
(E)成分:光遮蔽性化合物
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)~(E)成分を含む光硬化性組成物。
(A)成分:分子内に(メタ)アクリル基を有する化合物
(B)成分:分子内にカチオン重合性基を有する化合物
(C)成分:サッカリン
(D)成分:光カチオン触媒
(E)成分:光遮蔽性化合物
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記(B)成分のカチオン重合性基が、脂環式エポキシ基および/またはオキセタン基を有する化合物である請求項1に記載の光硬化性組成物。
【請求項3】
前記(E)成分が、無機充填剤、有機充填剤、顔料および染料からなる群から少なくとも1つ選択される化合物である請求項1または2のいずれか1項に記載の光硬化性組成物。
【請求項4】
前記(D)成分の光吸収領域が、可視光領域を含む請求項1~3のいずれか1項に記載の光硬化性組成物。
【請求項5】
前記(A)成分が、分子内に2つ以上の(メタ)アクリル基を有する化合物である請求項1~4のいずれか1項に記載の光硬化性組成物。
【請求項6】
前記(B)成分が、分子内に2つ以上のカチオン重合性基を有する化合物である請求項1~5のいずれか1項に記載の光硬化性組成物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の光硬化性組成物の外観が、無色透明では無い光硬化性組成物。
【請求項8】
光照射のみで硬化する請求項1~7のいずれか1項に記載の光硬化性組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外観が不透明または有色であるにもかかわらず、エネルギー線の照射のみで組成物の表面および内部まで硬化する光硬化性組成物に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
紫外線、可視光などのエネルギー線により硬化する光硬化性組成物が知られている。例えば、(メタ)アクリレートとエネルギー線により分解してラジカル種が発生して重合する組成物または脂環式エポキシ樹脂とエネルギー線により分解してカチオン種が発生して重合する組成物が知られている。しかしながら、いずれの光硬化性組成物であっても、不透明または有色であると表面は硬化するものの、組成物の内部は硬化しないことが知られている。その対策として、特許文献1の様に、内部を硬化させるために、光硬化性に加えて熱硬化性を併用することで内部の硬化性を確保してきたが、エネルギー線照射と共に加熱工程が含まれるため多段階硬化をしなければならずエネルギー線照射のみで内部まで硬化することは困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-152016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来は、光硬化性組成物の外観が、不透明または有色(無色透明ではない)であると、エネルギー線の照射のみで組成物の表面および内部まで硬化することは困難であった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、上記目的を達成するべく鋭意検討した結果、表面および内部まで硬化する光硬化性組成物に関する手法を発見し、本発明を完成するに至った。
【0006】
本発明の要旨を次に説明する。本発明の第一の実施態様は、(A)~(E)成分を含む光硬化性組成物である。
(A)成分:分子内に(メタ)アクリル基を有する化合物
(B)成分:分子内にカチオン重合性基を有する化合物
(C)成分:サッカリン
(D)成分:光カチオン触媒
(E)成分:光遮蔽性化合物
【0007】
本発明の第二の実施態様は、前記(B)成分のカチオン重合性基が、脂環式エポキシ基および/またはオキセタン基を有する化合物である第一の実施態様に記載の光硬化性組成物である。
【0008】
本発明の第三の実施態様は、前記(E)成分が、無機充填剤、有機充填剤、顔料および染料からなる群から少なくとも1つ選択される化合物である第一または第二の実施態様のいずれか1項に記載の光硬化性組成物である。
【0009】
本発明の第四の実施態様は、前記(D)成分の光吸収領域が、可視光領域を含む第一から第三の実施態様のいずれか1項に記載の光硬化性組成物である。
【0010】
本発明の第五の実施態様は、前記(A)成分が、分子内に2つ以上の(メタ)アクリル基を有する化合物である第一から第四の実施態様のいずれか1項に記載の光硬化性組成物である。
(【0011】以降は省略されています)

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