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公開番号2023074066
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-29
出願番号2021186812
出願日2021-11-17
発明の名称苗移植機
出願人井関農機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類A01B 69/00 20060101AFI20230522BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】自律走行可能な苗移植機において、苗の植え付け性能を向上させること。
【解決手段】実施形態に係る苗移植機は、自律走行可能であり、圃場内において自律走行しながら苗の植え付け作業を行う苗移植機であって、所定の進路情報に基づいて、直進しながら苗を植え付ける直進工程と、直進工程から次の直進工程へ移行するための旋回工程と、圃場の枕地領域において苗を植え付ける枕地工程とを苗移植機に実行させる制御部を備える。制御部は、苗を植え付ける工程の実行中に、苗移植機の進路を左右方向に調整可能とする。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
自律走行可能であり、圃場内において自律走行しながら苗の植え付け作業を行う苗移植機であって、
所定の進路情報に基づいて、直進しながら苗を植え付ける直進工程と、前記直進工程から次の前記直進工程へ移行するための旋回工程と、前記圃場の枕地領域において苗を植え付ける枕地工程とを前記苗移植機に実行させる制御部を備え、
前記制御部は、
苗を植え付ける工程の実行中に、前記苗移植機の進路を左右方向に調整可能とする
ことを特徴とする苗移植機。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記直進工程において前記進路の調整を行った場合には、次の前記直進工程において前記進路の調整を行った分を反映させた新たな前記進路情報を作成する
ことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
【請求項3】
前記制御部は、
前記苗移植機が自律走行するための基準となる基準経路に対して前記進路を調整する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の苗移植機。
【請求項4】
前記制御部は、
前記苗移植機が自律走行するための基準となる基準方位に対して前記進路を調整する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の苗移植機。
【請求項5】
前記制御部は、
前記苗移植機が自律走行するための基準となる基準位置に対して前記進路を調整する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の苗移植機。
【請求項6】
前記制御部は、
前記苗移植機が自律走行する前に、前記苗移植機が自律走行するための基準となる基準経路に対して前記進路の調整を行う場合には前記基準経路を取得して前記進路情報を作成し、または、前記苗移植機が自律走行するための基準となる基準方位に対して前記進路の調整を行う場合には前記基準方位を取得して前記進路情報を作成し、または、前記苗移植機が自律走行するための基準となる基準位置に対して前記進路の調整を行う場合には前記基準位置を取得して前記進路情報を作成し、
前記進路情報の作成時に、前工程において前記進路が調整されている場合には、該進路の調整をリセットする
ことを特徴とする請求項3~5のいずれか一つに記載の苗移植機。
【請求項7】
前記苗移植機の操舵のためのステアリングハンドルと、
前記苗移植機の変速のための主変速レバーと、
前記ステアリングハンドルの周辺に設けられ、前記制御部によって前記進路の調整を実行させる場合に作業者によって操作される進路調整操作具と
を備え、
前記進路調整操作具は、
前記主変速レバーのグリップの外周面に設けられる
ことを特徴とする請求項1~6のいずれか一つに記載の苗移植機。
【請求項8】
前記苗移植機を遠隔操作するための遠隔操作具
をさらに備え、
前記遠隔操作具は、
近距離無線通信機能を有し、
設置位置を変更可能であり前記圃場の周辺に設置された中継アンテナを経由して、前記苗移植機と通信する
ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一つに記載の苗移植機。
【請求項9】
前記遠隔操作具は、
前記苗移植機との距離が所定以内の場合には、前記中継アンテナを経由しないで該苗移植機と直接通信する
ことを特徴とする請求項8に記載の苗移植機。
【請求項10】
前記中継アンテナには、前記苗移植機の状態を表示の変化によって報知する報知灯が設けられる
ことを特徴とする請求項8または9に記載の苗移植機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、苗移植機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、所定の進路情報に基づいて自律走行しながら苗の植え付け作業を行う苗移植機において、直進しながら苗を植え付ける直進工程と、直進工程から次の直進工程へ移行する旋回工程とを繰り返しながら作業を進めていくことが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-31596号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記したような従来の苗移植機では、たとえば、直進工程において機体が左右方向にずれていると、機体が左右方向にずれたまま作業を進めるため、苗の植え付け条間が一定に保たれず、苗の植え付け性能が低下してしまう。このように、従来の苗移植機は、苗の植え付け性能を向上させる点について改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、自律走行可能な苗移植機において、苗の植え付け性能を向上させることができる苗移植機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る苗移植機(1)は、自律走行可能であり、圃場(F)内において自律走行しながら苗の植え付け作業を行う苗移植機(1)であって、所定の進路情報(R)に基づいて、直進しながら苗を植え付ける直進工程と、前記直進工程から次の前記直進工程へ移行するための旋回工程と、前記圃場(F)の枕地領域において苗を植え付ける枕地工程とを前記苗移植機(1)に実行させる制御部(100)を備え、前記制御部(100)は、苗を植え付ける工程の実行中に、前記苗移植機1の進路(TR)を左右方向に調整可能とすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る苗移植機によれば、自律走行可能な苗移植機において、苗の植え付け性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る苗移植機の一例を示す概略側面図である。
図2は、制御部を中心とする制御系の一例を示すブロック図である。
図3は、圃場内における自律走行の説明図である。
図4は、進路調整操作具の配置(その1)の説明図である。
図5は、進路調整操作具の操作説明図である。
図6は、進路調整操作具の操作による進路調整の説明図である。
図7は、進路調整操作具の配置(その2)の説明図である。
図8は、遠隔操作具による遠隔操作(その1)の説明図である。
図9は、遠隔操作具による遠隔操作(その2)の説明図である。
図10は、中継アンテナの説明図である。
図11は、機体に搭乗している作業者の落下防止制御の処理(その1)を示すフローチャートである。
図12は、機体に搭乗している作業者の落下防止制御の処理(その2)を示すフローチャートである。
図13は、エンジンのダウンサイジング構造の説明図(その1)である。
図14は、エンジンのダウンサイジング構造の説明図(その2)である。
図15は、繰出装置における肥料詰まりの説明図である。
図16は、肥料詰まり解消制御の処理(その1)を示すフローチャートである。
図17は、肥料詰まり解消制御の処理(その2)を示すフローチャートである。
図18は、肥料詰まり解消制御の処理(その3)を示すフローチャートである。
図19は、フロントセンサカバーの説明図(その1)である。
図20は、フロントセンサカバーの説明図(その2)である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して本願の開示する苗移植機の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
<苗移植機の全体構成>
まず、図1を参照して、実施形態に係る苗移植機1の全体構成について説明する。図1は、実施形態に係る苗移植機1の一例を示す概略側面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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