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公開番号2023073993
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-26
出願番号2022180599
出願日2022-11-10
発明の名称コンポーネントキャリア構造のための穿孔自動化システム
出願人エーティーアンドエス オーストリア テクノロジー アンド システムテクニック アクツィエンゲゼルシャフト
代理人弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類H05K 3/00 20060101AFI20230519BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】コンポーネントキャリアにおけるドリルホールに、より効率的で再追跡可能な穿孔加工を提供する。
【解決手段】装置(100)は、穿孔加工に従って穿孔コンポーネントキャリア構造(101)を穿孔するように構成された穿孔ステージ(120)と、穿孔ステージ(120)においてコンポーネントキャリア構造(101)を固定および/または位置合わせするように構成されたステージ固定を含む固定システムと、を備える。装置(100)は、コンポーネントキャリア構造(101)、固定システム、および穿孔加工のうちの少なくとも1つに由来するトレーシングデータに関するトレーシングシステム(102)と、トレーシングシステム(102)に関連づけられた通信システム(160)とをさらに備え、通信システム(160)は、トレーシングシステム(102)によって取得されたトレーシングデータを管理するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
コンポーネントキャリア構造を穿孔する装置であって、前記装置は、
穿孔加工に従って前記コンポーネントキャリア構造を穿孔するように構成された穿孔ステージと、
前記穿孔ステージにおいて前記コンポーネントキャリア構造を固定および/または位置合わせするように構成された、ステージ固定を含む固定システムと、
前記コンポーネントキャリア構造、前記固定システム、前記穿孔ステージおよび/または前記穿孔加工のうちの少なくとも1つに由来するトレーシングデータのための、トレーシングシステムと、
前記トレーシングシステムに関連付けられた通信システムであって、前記通信システムは、前記トレーシングシステムによって取得された前記トレーシングデータを管理するように構成された、通信システムと
を備える、装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
穿孔のためにコンポーネントキャリア構造を前記装置にローディングするように構成されたローダユニットをさらに含み、
前記ローダユニットは、トレーシングデータをやり取りすることによって前記通信システムに結合される、
請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記装置から穿孔されたコンポーネントキャリア構造をアンローディングするように構成されたアンローディングユニットをさらに含み、
前記アンローディングユニットは、トレーシングデータをやり取りするための通信システムに結合される、
請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記トレーシングシステムは、前記コンポーネントキャリア構造からの識別子からトレーシングデータを読み取ることによってそれぞれのコンポーネントキャリア構造をトレーシングするように構成され、
前記識別子は、特に、QRコード(登録商標)、バーコード、および英数字コードから成る群のうちの少なくとも1つである、
請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記トレーシングシステムは、穿孔される複数の部品保持構造体を保持するキャリアのトレーシングデータをトレーシングするように構成された、
請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記トレーシングシステムは、前記キャリアのRFIDタグを読み取ることによって前記キャリアを追跡するように構成された、
請求項5に記載の装置。
【請求項7】
それぞれの前記コンポーネントキャリア構造の、一方の主面を穿孔した後で対向する他の主面を穿孔する前に、コンポーネントキャリア構造を上下反転するように構成された反転ユニットをさらに含み、
前記反転ユニットは、トレーシングデータをやり取りするように前記通信システムと結合された、
請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記ローダユニットは、前記コンポーネントキャリア構造をドリル支持体上に配置および位置合わせするように構成され、
前記ドリル支持体が、装置を保護するためのストップ層として機能するように、前記ドリル支持体は、前記穿孔ステージを少なくとも通って前記コンポーネントキャリア構造と共に移動されるように構成され、
特に、前記コンポーネントキャリア構造は、反りのリスクを減少させるように、その主面でドリル支持体上に配置される、
請求項2に記載の装置。
【請求項9】
前記ステージ固定は固定テーブル、特に真空吸引テーブルを備え、
前記ステージ固定と前記ドリル支持体のうちの少なくとも1つは、穿孔の最中に前記固定テーブルに固定可能である、
請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記ドリル支持体を交換するように構成されたドリル支持体交換ユニットをさらに含み、
特に、1つのドリル支持体交換ユニットは、ドリル支持体の交換のために、前記ローダユニット、前記穿孔ステージ、反転ユニットおよびアンローディングユニットのうちの少なくとも1つに結合される、
請求項8に記載の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンポーネントキャリア構造を穿孔する装置および方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
コンポーネントキャリア、例えばプリント回路基板(例えばPCB)は、1または複数のコンポーネントを備える。故に、コンポーネントキャリアの製作精度および質は、特に、そのような要素の増加する小型化の必要性により、ならびに、そのようなキャリアに接続される部品の数の増大により、増加しなければならない。さらに、より多くの機能がコンポーネントキャリア内に統合されるにつれて、コンポーネントキャリアは、厳しい条件下でも操作可能であるように、機械的に堅牢であり、電気的に信頼できるべきである。
【0003】
コンポーネントキャリアは、複数の植え込みボルト穴またはスルーホールを備え、それは、機械的な穿孔により、またはレーザ穿孔により形成されたビアである。穴の位置が非常に厳密であるべきであることを考慮に入れると、穴の数が増加して、コンポーネントキャリアがより複雑に設計されるにつれ、複雑な穿孔機械が必要とされる。細かく正確なドリルホールパターンをコンポーネントキャリアに厳密に穿孔するように、そのようなキャリアは、穿孔機械内で正確に位置決めされ、位置合わせされなければならない。その上、異なる種類のコンポーネントキャリアは異なるパターンのドリルホールを備え、その理由のため、所望のドリルホールパターンに、そのように適合する穿孔機械が提供されなければならない。故に、どのドリルパターンがコンポーネントキャリアを穿孔すべきかに関して、第1にオペレータが評価すべきである。第2に、穿孔機械が所望の位置で、求められるドリルホールパターンで穴を実施することを可能とするような方法で、コンポーネントキャリアの正確な位置合わせが必要である。
【0004】
しかしながら、所望の孔パターンおよびコンポーネントキャリアの取り扱いおよび位置合わせによる穿孔機械のプログラミングなど、複数の初期段階が必要である。その結果として、コンポーネントキャリアのための穿孔加工は、時間がかかるか、失敗しがちである。
【0005】
さらに、コンポーネントキャリアの所望のドリルホールパターンに加えて、穿孔加工に関するさらなる情報はなく、機械によって穿孔される複数のコンポーネントキャリアの組は、従来の穿孔機械によって提供される。その後、後のステージまたはコンポーネントキャリアのさらなる加工において、またはさらにそのようなキャリアの使用において失敗が発生した場合、それぞれのドリルホールが穿孔された際の穿孔加工に関するドキュメント化はない。結果として、穿孔段階の最中に発生したエラーを、例えば後で再追跡することは可能ではないであろう。
【0006】
それに応じて、コンポーネントキャリアにおけるドリルホールに、より効率的で再追跡可能な穿孔加工を提供する必要があり得る。
【発明の概要】
【0007】
本発明の目的は、コンポーネントキャリアにおけるドリルホールに、より効率的で再追跡可能な穿孔加工を提供することである。
【0008】
この目的は、独立請求項に従った、コンポーネントキャリア構造を穿孔するための装置、および、コンポーネントキャリアを穿孔する方法を使用することによって達成される。
【0009】
本発明の第1の態様に従えば、コンポーネントキャリア構造を穿孔する装置が示される。装置は、穿孔加工に従ってコンポーネントキャリア構造を穿孔するように構成された、(例えばレーザまたは機械的な)穿孔ステージを備える。装置はさらに、穿孔ステージにおいてコンポーネントキャリア構造を固定および/または位置合わせするように構成された、(クランピングデバイスまたは真空吸引固定などの)ステージ固定を含む固定システムを備える。装置はさらに、コンポーネントキャリア構造、固定システム、および穿孔加工のうちの少なくとも1つに由来するトレーシングデータのための、トレーシングシステムを備える。さらに、装置は、トレーシングシステムに関連付けられた通信システムを備え、通信システムは、トレーシングシステムによって取得されたトレーシングデータを管理するように構成される。
【0010】
さらなる態様に従えば、自動化された方法(すなわち、装置への、または装置からのローディングとアンローディングとの間に、いかなるヒューマンインタラクションもない)でコンポーネントキャリア構造を穿孔する方法である。方法は、固定システムの穿孔ステージ固定による、穿孔ステージにおけるコンポーネントキャリア構造の固定および/または位置合わせの段階と、穿孔ステージにおけるコンポーネントキャリア構造の穿孔の段階と、を備える。さらに、方法に従えば、トレーシングデータは、コンポーネントキャリア構造、固定システム、および穿孔加工のうちの少なくとも1つに由来する。トレーシングデータは、上記トレーシングデータを管理するように構成された装置に関連づけられた通信システムによってやり取りされる。
(【0011】以降は省略されています)

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