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公開番号
2023073982
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-05-26
出願番号
2022175727
出願日
2022-11-01
発明の名称
バルブプレート
出願人
バット ホールディング アーゲー
代理人
弁理士法人創成国際特許事務所
主分類
F16K
51/02 20060101AFI20230519BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】真空バルブの閉状態における弾性シール部材の圧縮の均一性が改善された、有利なバルブプレートを提供する。
【解決手段】バルブプレートは、エラストマー材料からなるシール部材2が前側に取り付けられるプレート部1と、バルブプレートをバルブロッドに固定するためのスロットによりプレート部から間隔をあけて設けられた縦方向に延在している連結部5と、を備えている。プレート部1の後側を上方から臨んだ場合、連結部5の幅方向4への延在部分は、連結部5の対向する第1側端面5aおよび第2側端面5bによって画定されている。連結部5の第1側端面5aの縦延在部分の中央部分には、連結部5をバルブロッドの端部に連結するための連結機構5cが形成されている。連結部5は、第2側端面5bに連続した延在部分が、第1側端面5aに連続した延在部分と比較して強く補強されている。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
バルブプレートであって、
エラストマー材料からなるシール部材(2)が前側に取り付けられ、縦方向(3)に対して垂直な幅方向(4)の延在部分よりも当該縦方向(3)の延在部分が大きいプレート部(1)と、
前記バルブプレートを少なくとも1つのバルブロッド(8)に固定するための縦方向に延在している連結部(5)と、を備え、
前記連結部(5)が、前記縦方向(3)について相互に間隔をあけて配置された2つの端部において、前記プレート部(1)の前側とは反対側にある後側に連結され、
当該2つの端部の間の領域で、前記プレート部(1)および前記連結部(5)の間に存在するスロット(6)が前記プレート部(1)から離間して形成され、
前記プレート部(1)の背面視において、前記連結部(5)が、前記幅方向(4)について対向する前記連結部(5)の第1側端面(5a)および第2側端面(5b)により画定され、
前記連結部(5)の前記第1側端面(5a)の縦中央部分に、前記連結部(5)の前記第1側端面(5a)から突出するバルブロッド(8)の端部に対して前記連結部(5)を連結するための連結機構(5c)が前記連結部(5)に形成され、
前記連結部(5)が、前記第2側端面(5b)に対して前記幅方向(4)に連続している延在部分において、前記第1側端面(5a)に対して前記幅方向(4)に連続している延在部分と比較して強く補強されている
バルブプレート。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のバルブプレートにおいて、
前記連結部(5)が、前記第2側端面(5b)に対して前記幅方向(4)に連続している延在部分において、前記第1側端面(5a)に対して前記幅方向(4)に連続している延在部分よりも厚い
バルブプレート。
【請求項3】
請求項1または2に記載のバルブプレートにおいて、
前記連結部(5)のそれぞれの端部から前記連結部(5)の縦中央部分にかけて、前記連結部(5)の板状の連結アーム(5e、5f)のそれぞれが延在している
バルブプレート。
【請求項4】
請求項3に記載のバルブプレートにおいて、
前記連結部(5)の前記第2側端面(5b)に対して前記幅方向(4)に連続している延在部分において、前記連結アーム(5e、5f)から前記バルブプレートの前記プレート部(1)に向かって補強ウェブ(5g)が突出している
バルブプレート。
【請求項5】
請求項4に記載のバルブプレートにおいて、
前記補強ウェブ(5g)が前記第2側端面(5b)に直接的に配置されている
バルブプレート。
【請求項6】
請求項4または5に記載のバルブプレートにおいて、
前記補強ウェブ(5g)が、前記プレート部(1)の前側に対して垂直な平面に存在している
バルブプレート。
【請求項7】
請求項3~6のうちいずれか1項に記載のバルブプレートにおいて、
板状の前記連結アーム(5e、5f)のそれぞれが、前記プレート部(1)の前側に対して20°以下の角度をなす平面に存在し、当該平面が、前記連結部(5)のそれぞれの端部から前記連結部(5)の縦方向の中心部にかけて、前記プレート部(1)の前側から離間している
バルブプレート。
【請求項8】
請求項1~7のうちいずれか1項に記載のバルブプレートにおいて、
前記連結機構(5c)が、前記バルブロッドの端部を受け入れるための連結部(5)の凹部を有している
バルブプレート。
【請求項9】
請求項1~8のうちいずれか1項に記載のバルブプレートにおいて、
前記プレート部(1)が、前記プレート部(1)の前側と反対側にある後側において、前記連結部(5)の両端部が連結される前記縦方向(3)に延在している補強リブ(1a)を有している
バルブプレート。
【請求項10】
請求項1~9のうちいずれか1項に記載のバルブプレートにおいて、
前記バルブプレートがバルブシートに押し付けられた際、前記バルブプレートの前記プレート部(1)の角度を前記バルブシートに適合させることを可能にするために、前記バルブプレートの前記連結部(5)がプ前記レート部(1)に対してねじ曲がり可能である
バルブプレート。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バルブプレートに関する。バルブプレートは、エラストマー材料からなるシール部材が前側に取り付けられ、縦方向に対して垂直な幅方向の延在部分よりも当該縦方向の延在部分が大きいプレート部と、前記バルブプレートを少なくとも1つのバルブロッドに固定するための縦方向に延在している連結部と、を備えている。前記連結部が、前記縦方向について相互に間隔をあけて配置された2つの端部において、前記プレート部の前側とは反対側にある後側に連結されている。当該2つの端部の間の領域で、前記プレート部および前記連結部の間に存在するスロットが前記プレート部から離間して形成されている。前記プレート部の背面視において、前記連結部が、前記幅方向について対向する前記連結部の第1側端面および第2側端面により画定されている。前記連結部の前記第1側端面の縦中央部分に、前記連結部の前記第1側端面から突出するバルブロッドの端部に対して前記連結部を連結するための連結機構が前記連結部に形成されている。
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【背景技術】
【0002】
バルブロッドに対して取り付けられ、当該バルブロッドがそれに対して垂直に延在している軸線を中心に揺動可能なジョイントまたは関節機構を有するバルブプレートが知られている。真空バルブの閉状態において、構造上の公差および弾性変形、特にバルブロッドのわずかなたわみが補正されることにより、バルブプレートの前側に配置されたシール部材のより均一な圧縮を達成することができる。しかし、真空バルブの真空領域における関節機構を介した連結は、表面が相互に変位する際にパーティクルが発生するため、望ましくない。
【0003】
前記のようなタイプのバルブプレートが開示されている(例えば、特許文献1参照)。バルブプレートのプレート部がその前側にエラストマー材料からなるシール部材を備え、プレート部の後側において縦方向に延在している連結部が配置され、その両端部がプレート部に対して連結されている。両端部の間には、連結部がプレート部から間隔をおいて配置され、連結部の縦中央部には、当該連結部をバルブロッドの端部に連結するための連結機構が設けられており、バルブロッドの端部が連結部の凹部に挿入されてそこに螺合されている。バルブプレートのバルブロッドに対する一定の揺動は、連結部のねじれ(ひねり)の形態の弾性変形によって可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許公開公報 US2011/0108750A1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、前述のタイプのバルブプレートにおいて、真空バルブの閉状態における弾性シール部材の圧縮の均一性が改善された、有利なバルブプレートを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、この目的は、請求項1の特徴を有するバルブプレートによって達成される。
【0007】
本発明によれば、少なくとも1つの連結部が、第2側端面に対して幅方向に連続または隣接している延在部分において、第1側端面に対して幅方向に連続または隣接している延在部分と比較して強く補強されている(補強度が高い)。第2側端面は、幅方向について第1側端面の反対側にあり、連結部をバルブロッドの端部に連結するための連結機構は、第1側端面の縦延在部分の中央部分に形成されている。バルブロッドに対して連結された状態では、バルブロッドは、連結部の第1側端面において連結部から突出する。第2側端面の領域において連結部が補強されていることにより、真空バルブの閉状態における少なくとも1つのバルブロッドのたわみによるシール部材の圧縮の非均一性を低減することができる。
【0008】
連結部が、第1側端面に対して幅方向に連続している延在部分よりも、第2側端面に対して幅方向に連続している延在部分において厚く形成されていることにより、当該連結部が補強されていることが好ましい。
【0009】
本発明の有利な実施形態では、少なくとも1つの連結部は、連結部の端部のそれぞれから連結部の縦方向の中心部まで延在している板状の連結アームを備えている。補強機構を構成するために、好ましくは、補強ウェブが、好ましくは連結アームの第2側端面に対して幅方向に連続している延在部分において、バルブプレートのプレート部分に向かって連結アームから突出し、補強ウェブが連結部の第2側端面に直接的に配置されていることが特に好ましい。
【0010】
本発明のさらなる利点および詳細は、添付図面を参照して以下に説明される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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