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公開番号2023073909
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-26
出願番号2021186667
出願日2021-11-16
発明の名称液体吐出ヘッド
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/14 20060101AFI20230519BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 連絡路を有する液体吐出ヘッドにおいて、吐出口に気泡が侵入することをより抑制することができる液体吐出ヘッドを提供することを目的とする。
【解決手段】 液体吐出ヘッド1は、吐出口13と、圧力発生素子と、圧力室10と、圧力室10に液体を供給する複数の第1の流路9と、複数の第1の流路9に液体を供給する第2の流路3と、圧力室10から液体を回収する複数の第3の流路11と、複数の第3の流路11から液体を回収する第4の流路5と、第2の流路3と第4の流路5を連通させる第5の流路7と、を有する。第5の流路7は、第2の流路3の一端と第4の流路5の一端とのみ接続しており、吐出口13から液体を吐出する姿勢において、第5の流路7の底面14は、第1の流路9と第2の流路3との接続箇所15よりも、重力方向の上方向にあることを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出する複数の吐出口と、
前記吐出口から液体を吐出するための圧力を発生する複数の圧力発生素子と、
前記圧力発生素子の圧力が作用する複数の圧力室と、
前記複数の圧力室ごとに形成されている流路であって前記圧力室に液体を供給する複数の第1の流路と、
前記複数の第1の流路と連通している流路であって前記複数の第1の流路に液体を供給する第2の流路と、
前記複数の圧力室ごとに形成されている流路であって前記圧力室から液体を回収する複数の第3の流路と、
前記複数の第3の流路と連通している流路であって前記複数の第3の流路から液体を回収する第4の流路と、
前記第2の流路と前記第4の流路を連通させる第5の流路と、
を有する液体吐出ヘッドにおいて、
前記第5の流路は、前記第2の流路の一端と前記第4の流路の一端とのみ接続しており、
前記吐出口から液体を吐出する姿勢において、前記第5の流路の底面は、前記第1の流路と前記第2の流路との接続箇所よりも、重力方向の上方向にあることを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記第2の流路に液体を供給するための供給口が形成されている天井部材をさらに有し、
前記複数の吐出口は、吐出口基板に形成されており、
前記第1の流路、前記第2の流路、前記第3の流路および前記第4の流路は、前記吐出口基板と接合されている流路基板に形成されており、
前記第5の流路は、前記流路基板に形成されている請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記第2の流路に液体を供給するための供給口が形成されている天井部材をさらに有し、
前記複数の吐出口は、吐出口基板に形成されており、
前記第1の流路、前記第2の流路、前記第3の流路および前記第4の流路は、前記吐出口基板と接合されている流路基板に形成されており、
前記第5の流路は、前記天井部材に形成されている請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記供給口は、前記天井部材の一端側に形成されており、
前記第5の流路は、前記一端側の反対側に形成されている請求項2または請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記第5の流路は、前記液室と重力方向で重ならない位置に形成されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
前記第5の流路の断面積は、第2の流路側から第4の流路側に向かって小さくなる請求項1ないし5のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
第1の流路の断面積をS

、前記第5の流路の断面積をS

、第1の流路の入口から第3の流路の出口までの長さをL
1-3
、第5の流路の長さをL

とするとき、


≧S

、L

≧L
1-3
の関係を満たす請求項1ないし6のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
前記第5の流路は、該第5の流路を開閉することができるバルブを有する請求項1ないし7のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッドに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
液体吐出装置として、例えばインクジェット記録装置が挙げられる。インクジェット記録装置は、液体を吐出する液体吐出ヘッドを有し、液体吐出ヘッドからインクを吐出してメディアに印刷を行う装置である。液体吐出ヘッドに気泡が入り込むと、例えば吐出口に気泡が詰まり、液体の吐出が正常に行えなくなる場合がある。
【0003】
吐出口に気泡が詰まることを抑制するために、特許文献1では、液体供給室と液体排出室とを接続する連絡路が形成された液体吐出ヘッドを提案している。連絡路が形成されていることにより、液体供給室から連絡路を介して液体排出路へと向かう液体の流れが形成される。気泡は液体の流れとともに移動するため、液体供給室に入り込んだ気泡は、吐出口近傍を通ることなく連絡路に移動し、そのまま液体排出路へと移動する。液体排出路に移動してきた気泡は、その後、外部に排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6044763号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1においては、連絡路の底面が液体供給室の底面と同じ高さとなっている。このため、液体の流れに乗って気泡が液体供給室の底面に付着することがあった。気泡が液体供給室の底面に付着すると、液体供給室から吐出口へと気泡が侵入する可能性が高まり、吐出口に気泡が詰まる恐れがある。
【0006】
本発明は、上記課題を鑑み、連絡路を有する液体吐出ヘッドにおいて、吐出口に気泡が侵入することをより抑制することができる液体吐出ヘッドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明は、液体を吐出する複数の吐出口と、前記吐出口から液体を吐出するための圧力を発生する複数の圧力発生素子と、前記圧力発生素子の圧力が作用する複数の圧力室と、前記複数の圧力室ごとに形成されている流路であって前記圧力室に液体を供給する複数の第1の流路と、前記複数の第1の流路と連通している流路であって前記複数の第1の流路に液体を供給する第2の流路と、前記複数の圧力室ごとに形成されている流路であって前記圧力室から液体を回収する複数の第3の流路と、前記複数の第3の流路と連通している流路であって前記複数の第3の流路から液体を回収する第4の流路と、前記第2の流路と前記第4の流路を連通させる第5の流路と、を有する液体吐出ヘッドにおいて、前記第5の流路は、前記第2の流路の一端と前記第4の流路の一端とのみ接続しており、前記吐出口から液体を吐出する姿勢において、前記第5の流路の底面は、前記第1の流路と前記第2の流路との接続箇所よりも、重力方向の上方向にあることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、連絡路を有する液体吐出ヘッドにおいて、吐出口に気泡が詰まることをより抑制することができる液体吐出ヘッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1の実施形態に係る液体吐出ヘッドを示す平面図及び断面図である。
本発明の第1の実施形態に係る液体吐出ヘッドを示す平面図及び断面図である。
本発明の第2の実施形態に係る液体吐出ヘッドを示す平面図及び断面図である。
本発明の第2の実施形態に係る液体吐出ヘッドを示す平面図及び断面図である。
本発明の第4の実施形態に係る液体吐出ヘッドを示す平面図である。
本発明の第6の実施形態に係る液体吐出ヘッドを示す平面図及び断面図である。
本発明の第7の実施形態に係る液体吐出ヘッドの製造方法を示す平面図及び断面図である。
本発明の第8の実施形態に係る液体吐出ヘッドの製造方法を示す平面図及び断面図である。
本発明の第9の実施形態に係る液体吐出ヘッドの製造方法を示す平面図及び断面図である。
本発明の実施形態に関わる液体吐出ヘッドが気泡を排出する説明の断面図である。
本発明の比較例の液体吐出ヘッドを示す断面図である。
本発明の比較例の液体吐出ヘッドを示す平面図及び断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1の実施形態)
図1と図2を用いて、本発明の第1の実施形態に関わる液体吐出ヘッドについて説明する。図1と図2は、本発明の第1の実施形態に係る液体吐出ヘッドの平面図及び断面図である。図1において、(a)は流路の天井部材2側からみた平面図であり、(b)は重力方向で天井部材2の下側にある流路基板8を上側からみた平面図である。また、(c)は、(a)のB-B’断面図であり、(d)は、(a)のC-C’断面図であり、(e)は(a)のA-A’断面図を示している。また、(e)のD-D’断面図は、(b)に相当する。
(【0011】以降は省略されています)

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