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公開番号2023073906
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-26
出願番号2021186663
出願日2021-11-16
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20230519BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 本発明に係る画像形成装置は、可変抵抗体を用いたウェブ機構において、ウェブが巻き取られない異常が生じた場合に発生する、画像品位の低下を抑制することを目的とする。
【解決手段】 加熱回転体と加圧回転体とによって定着ニップ部を形成し、定着ニップ部で未定着トナー像を記録材に定着させ、加熱回転体の表面に付着したトナーを回収するウェブと、ウェブを巻き取る巻き取りローラと、巻き取りローラに巻き取られたウェブの外径に応じて抵抗値が変更可能となるように接続される可変抵抗体と、可変抵抗体の抵抗値に応じて巻き取りローラの回転量を制御する制御部と、情報の変化量が所定時間後に一定の量以下の場合、制御部は異常があることを検知し、異常に関する内容を報知することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
記録材に担持された未定着トナーを加熱する加熱回転体と、
前記加熱回転体を加圧する加圧回転体と、
前記加熱回転体と前記加圧回転体とによって定着ニップ部を形成し、前記定着ニップ部に未定着トナーが担持された記録材を挟持搬送させ未定着トナー像を記録材に定着させ、
記録材に定着されず前記加熱回転体の表面に付着したトナーを回収するウェブと、
前記加熱回転体の表面に付着したトナーの回収に使用された前記ウェブを巻き取る巻き取りローラと、
前記巻き取りローラに巻き取られた前記ウェブの外表面に接触し、前記巻き取りローラに巻き取られた前記ウェブの前記外表面の位置に応じて移動可能な接触部材と、
前記接触部材の位置に依って抵抗値が変更可能となるように接続される可変抵抗体と、
前記巻き取りローラを回転させることで前記ウェブを巻き取る巻き取りモータと、
前記抵抗値から前記抵抗値に関する情報を算出する制御部と、
前記制御部は前記可変抵抗体の前記情報に応じて前記巻き取りモータの回転量を制御し、
前記情報の変化量が所定時間後に一定の量以下の場合、
前記制御部は異常があることを検知し、前記異常に関する内容を報知する
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記所定時間とは、前記情報を取得してから前記巻き取りローラが1回転する時間であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部が、前記異常があることを検知した場合、
前記異常に関する内容を表示する表示部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
記録材に定着されず前記加熱回転体に付着したトナーを前記加熱回転体から回収する回収ローラを有し、前記ウェブは前記回収ローラに付着したトナーを前記回収ローラから回収することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部が前記異常に関する内容を報知している状態において、前記回収ローラと前記ウェブは離間していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部が前記異常に関する内容を報知している状態において、画像形成は中断することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は前記可変抵抗体の前記抵抗値から電圧を取得し、取得した前記電圧に依って前記巻き取りモータの回転量を制御することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記接触部材は前記巻き取りローラに巻き取られた前記ウェブの前記外表面に接触するレバーを有し、前記レバーは1または複数のギアを介して前記可変抵抗体と接続されることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記可変抵抗体は、前記接触部材の移動に伴って回転する回転部を有し、前記回転部の回転量に応じて抵抗値が変更可能となることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録材上にトナー像を形成する画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置は、記録材上の未定着トナー像を記録材に定着させる定着装置を有している。
【0003】
定着装置は、未定着トナーに熱を与え、回転駆動される加熱回転体と、加熱回転体を加圧することで加熱回転体との間に定着ニップ部を形成し、回転駆動される加圧回転体と、を備える回転体対を有している。定着ニップ部に未定着トナーが乗った記録材が搬送されると、加熱回転体の熱と、加圧回転体による圧力とが記録材に加えられ、未定着トナーが記録材に定着される。
【0004】
定着装置には、加熱回転体が有する熱が過剰に未定着トナーに伝わってしまうことで、記録材に定着せず加熱回転体の表面に付着してしまうホットオフセットが発生する虞がある。ホットオフセットによって加熱回転体の表面に残留したトナー(ホットオフセットトナー)は後続紙に付着することで、画像不良となる虞がある。
【0005】
そこでホットオフセットトナーを除去するためにウェブユニットを搭載する構成が用いられている(特許文献1)。不織布等でできたウェブによってホットオフセットトナーを加熱回転体から除去し清掃することができる。
【0006】
加熱回転体の表面を清掃することに用いられたウェブは巻き取りローラが回転することで巻き取られる。巻き取られたウェブが多いほど巻き取られたウェブの外径は大きくなる。そのため、精度よくウェブを巻き取るために、巻き取られたウェブの外径に応じて、巻き取りローラがウェブを巻き取る際に回転する回転量を変化させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2001-282029
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
精度よくウェブを巻き取るために可変抵抗体がウェブユニットに用いられる。可変抵抗体を用いたウェブユニットにおいて、巻き取りローラはモータによって回転し、ウェブが巻き取られている。
【0009】
ここで、巻き取りローラが回転せず、ウェブが巻き取られないという異常が生じてしまった場合、異常に気づかないままウェブが巻き取られない状態で定着動作が行われる。すると、トナーの回収が満足に行われずに、後続紙にオフセットしたトナーが付着し画像品位が低下してしまう虞がある。
【0010】
そこで、本発明に係る画像形成装置は、可変抵抗体を用いたウェブ機構において、ウェブが巻き取られない異常が生じた場合に発生する、画像品位の低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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