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公開番号2023073845
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-26
出願番号2021186559
出願日2021-11-16
発明の名称平行二線ユニット
出願人株式会社ダイヘン
代理人個人,個人
主分類H01F 38/14 20060101AFI20230519BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】部品点数を削減することができる平行二線ユニットを提供する。
【解決手段】本開示に係る平行二線ユニット1は、受電装置(コイル53)に非接触で給電するための平行二線ユニット1において、マット21と、互いに平行に延びる2本の導電体311で構成された平行二線路31とを備え、該平行二線路31は、前記マット21の一面に平行になるようにして、前記マット21の内部に埋設されていることを特徴とする。平行二線路31を別体のカバーで覆わずとも平行二線路31を保護することができるので、カバーを廃止して部品点数を削減することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
受電装置に非接触で給電するための平行二線ユニットにおいて、
マットと、
互いに平行に延びる2本の導電体で構成された平行二線路と
を備え、
該平行二線路は、前記マットの一面に平行になるようにして、前記マットの内部に埋設されていることを特徴とする平行二線ユニット。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
2本の前記導電体の一端部同士は、2本の前記導電体夫々に連続する導電体により前記マットの内部にて接続されており、
前記マットの外縁には、2本の前記導電体夫々の他端部に電気的に接続するためのコネクタが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の平行二線ユニット。
【請求項3】
前記平行二線路が埋設されている前記マットはロール状に巻き取り可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の平行二線ユニット。
【請求項4】
2本の前記導電体は直線状、弧状、又はL字状の部分を有することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の平行二線ユニット。
【請求項5】
複数の前記平行二線路を備え、
前記マットの外部にて複数の前記平行二線路が互いに並列に又は直列に接続されることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の平行二線ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、平行二線ユニットに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、AGV(Automated Guided Vehicle)又は電気自動車等の移動体に非接触で給電する非接触給電システムが提案されている。特許文献1に記載の非接触給電システムは、送電側の平行二線ユニットと受電側の受電装置とを備える。平行二線ユニットは移動体の走行経路に敷設されており、受電装置は移動体に搭載されている。平行二線ユニットが備える平行二線路は、互いに平行に延びる2本の導電体で構成されており、平行二線路には高周波電流が供給される。平行二線路と受電装置が備えるコイルとが互いに磁気的に結合することにより、コイルに高周波電流が非接触で供給される。
【0003】
平行二線ユニットはガイドプレートを備える。ガイドプレートの一面には互いに平行な2本の溝状のキャビティが設けられており、2本の導電体は2本のキャビティに収容されている。この結果、2本の導電体同士の間隔を一定に保つことができるので、給電効率を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-087970号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の平行二線ユニットは、ガイドプレートとは別体のカバーを備える。カバーがガイドプレートごと平行二線路を上側から覆うので、平行二線路を保護することができる。しかしながら、部品点数の削減の観点から、カバーの廃止が望まれている。
【0006】
本開示の目的は、部品点数を削減することができる平行二線ユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る平行二線ユニットは、受電装置に非接触で給電するための平行二線ユニットにおいて、マットと、互いに平行に延びる2本の導電体で構成された平行二線路とを備え、該平行二線路は、前記マットの一面に平行になるようにして、前記マットの内部に埋設されていることを特徴とする。
【0008】
本開示にあっては、平行二線路がマットの一面に平行になるようにしてマットの内部に埋設されている。
故に、平行二線路を構成する2本の導電体同士の間隔を一定に保つことができる。また、マットの他面を下向きにして床面又は地面にマットを敷いた場合、マットの一面上を走行する移動体と平行二線路との距離を一定に保つことができる。以上の結果、給電効率を向上させることができる。更に、平行二線路を別体のカバーで覆わずとも平行二線路を保護することができるので、カバーを廃止して部品点数を削減することができる。
【0009】
本開示に係る平行二線ユニットは、2本の前記導電体の一端部同士は、2本の前記導電体夫々に連続する導電体により前記マットの内部にて接続されており、前記マットの外縁には、2本の前記導電体夫々の他端部に電気的に接続するためのコネクタが設けられていることを特徴とする。
【0010】
本開示にあっては、2本の導電体夫々に連続する導電体が、2本の導電体の一端部同士をマットの内部にて接続している。故に、例えば1本のケーブルの一端側/他端側を2本の導電体の一方/他方として用い、当該ケーブルの中途を、2本の導電体の一端部同士を接続する接続線として用いることにより、平行二線路を容易に構成することができる。
2本の導電体夫々の他端部に電気的に接続するためのコネクタはマットの外縁に設けられている。故に、マットの一面上を走行する移動体の車輪が凸状のコネクタに当接したり凹状のコネクタに落ち込んだりして移動体が振動するという不都合を防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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