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公開番号2023073665
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-26
出願番号2021186258
出願日2021-11-16
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類G03G 21/00 20060101AFI20230519BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】モータに定格負荷内でトルク変化を生じさせるトルクがかかっている場合に、モータにかかるトルクの異常を検出できる画像形成装置の提供。
【解決手段】制御部は、区間A1における単位時間当たりの平均トルクを算出する。制御部は、一次転写電圧の電圧印加開始後、区間B1における単位時間当たりの平均トルクを算出する。制御部は、1枚の記録材が二次転写部に突入して通過する度に、記録材の1枚毎に区間CXにおける単位時間当たりの平均トルクを算出する。制御部は記録材の搬送終了後、区間B2における単位時間当たりの平均トルクを算出する。制御部は一次転写電源の電圧印加停止後、区間A2における単位時間当たりの平均トルクを算出する。制御部は、区間A1と区間A2、区間B1と区間B2、区間CXのいずれかにおける平均トルクの差分が閾値以上である場合に、ベルト駆動モータにかかるトルクに関するエラー情報を出力する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
表面にトナー像を担持して回転する感光ドラムと、
前記感光ドラムに対して回転可能に当接する中間転写体と、
前記中間転写体を回転駆動する駆動部と、
一次転写電圧の印加により前記感光ドラムのトナー像を前記中間転写体に一次転写可能な一次転写手段と、
前記中間転写体に当接して記録材を挟持搬送可能なニップ部を形成し、二次転写電圧の印加により前記中間転写体のトナー像を記録材に二次転写可能な二次転写手段と、
前記一次転写手段に電圧を印加する電圧印加手段と、
前記中間転写体の回転に伴い前記駆動部にかかるトルクを検出する検出手段と、
前記検出手段により検出されるトルクに基づいて、画像形成ジョブの開始に応じた前記駆動部の駆動開始から前記電圧印加手段の電圧印加開始までの単位時間当たりの平均トルクと、前記電圧印加手段の電圧印加停止から前記画像形成ジョブの終了に応じた前記駆動部の駆動停止までの単位時間当たりの平均トルクとの差分が閾値以上である場合に、前記駆動部にかかるトルクに関するエラー情報を出力可能な制御手段と、を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記駆動部の駆動開始後、前記電圧印加手段の電圧印加開始から最初の記録材が前記ニップ部に突入するまでの単位時間当たりの平均トルクと、最後の記録材が前記ニップ部を通過してから前記電圧印加手段の電圧印加停止までの単位時間当たりの平均トルクとの差分が閾値以上である場合に、前記駆動部にかかるトルクに関するエラー情報を出力可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記駆動部の駆動開始後、連続搬送されるうちの第一の記録材が前記ニップ部に突入してから通過するまでの単位時間当たりの平均トルクと、連続搬送されるうちの第二の記録材が前記ニップ部に突入してから通過するまでの単位時間当たりの平均トルクとの差分が閾値以上である場合に、前記駆動部にかかるトルクに関するエラー情報を出力可能である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
表面にトナー像を担持して回転する感光ドラムと、
前記感光ドラムに対して回転可能に当接する中間転写体と、
前記中間転写体を回転駆動する駆動部と、
一次転写電圧の印加により前記感光ドラムのトナー像を前記中間転写体に一次転写可能な一次転写手段と、
前記中間転写体に当接して記録材を挟持搬送可能なニップ部を形成し、二次転写電圧の印加により前記中間転写体のトナー像を記録材に二次転写可能な二次転写手段と、
前記一次転写手段に電圧を印加する電圧印加手段と、
前記中間転写体の回転に伴い前記駆動部にかかるトルクを検出する検出手段と、
前記検出手段により検出されるトルクに基づいて、画像形成ジョブの開始に応じた前記駆動部の駆動開始後、前記電圧印加手段の電圧印加開始から最初の記録材が前記ニップ部に突入するまでの単位時間当たりの平均トルクと、最後の記録材が前記ニップ部を通過してから前記電圧印加手段の電圧印加停止までの単位時間当たりの平均トルクとの差分が閾値以上である場合に、前記駆動部にかかるトルクに関するエラー情報を出力可能な制御手段と、を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記駆動部の駆動開始後、連続搬送されるうちの第一の記録材が前記ニップ部に突入してから通過するまでの単位時間当たりの平均トルクと、連続搬送されるうちの第二の記録材が前記ニップ部に突入してから通過するまでの単位時間当たりの平均トルクとの差分が閾値以上である場合に、前記駆動部にかかるトルクに関するエラー情報を出力可能である、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
表面にトナー像を担持して回転する感光ドラムと、
前記感光ドラムに対して回転可能に当接する中間転写体と、
前記中間転写体を回転駆動する駆動部と、
一次転写電圧の印加により前記感光ドラムのトナー像を前記中間転写体に一次転写可能な一次転写手段と、
前記中間転写体に当接して記録材を挟持搬送可能なニップ部を形成し、二次転写電圧の印加により前記中間転写体のトナー像を記録材に二次転写可能な二次転写手段と、
前記中間転写体の回転に伴い前記駆動部にかかるトルクを検出する検出手段と、
前記検出手段により検出されるトルクに基づいて、画像形成ジョブの開始に応じた前記駆動部の駆動開始後、連続搬送されるうちの第一の記録材が前記ニップ部に突入してから通過するまでの単位時間当たりの平均トルクと、連続搬送されるうちの第二の記録材が前記ニップ部に突入してから通過するまでの単位時間当たりの平均トルクとの差分が閾値以上である場合に、前記駆動部にかかるトルクに関するエラー情報を出力可能な制御手段と、を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
表示手段を備え、
前記制御手段は、前記エラー情報を前記表示手段に表示する、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記エラー情報を出力した回数をカウントし、カウントした回数が所定回数を超えた場合に、前記エラー情報を前記表示手段に表示する、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記エラー情報を出力した場合、前記画像形成ジョブの終了に応じた前記駆動部の駆動停止よりも前に前記駆動部を停止する、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記中間転写体に当接して、前記中間転写体上のトナーを除去するベルトクリーニングブレードを備える、
ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリあるいは複合機などの、電子写真技術を用いた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置では、モータの負荷トルクに起因する故障防止を目的に、モータの回転速度の変動が一定以上に達して所定時間継続した場合に、モータに定格負荷を超える過負荷のトルクがかかっているとして、モータを停止したりユーザに報知したりしている。そうするために、従来では、モータから出力されるFG(Frequency Generator)信号に基づいてモータの回転速度を検出する構成が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-151528号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の特許文献1に記載の装置では、モータの回転速度が不安定になる過負荷のトルクがかかっている場合は検出できるが、モータの回転速度が不安定になるほどでない定格負荷内でトルク変化を生じさせるトルクがかかっている場合は検出できなかった。定格負荷内でトルク変化が生じる例としては、例えば中間転写ベルト上のトナーを除去するベルトクリーニングブレードにめくれが生じた場合、使用により中間転写ベルトを駆動するモータの軸部や軸受あるいはモータによって駆動されるギアトレインのギアの軸部や軸受が削れた場合などが挙げられる。これらはそのまま放っておくと、中間転写ベルトの寿命低下やモータ故障等を引き起こし得るので、好ましくない。
【0005】
そこで、上記した定格負荷内でトルク変化を生じさせるトルクがかかっている場合もトルクの異常として検出できればよいが、その場合のモータの回転速度は安定した状態であることから、従来ではモータにかかるトルクの異常として検出できなかった。
【0006】
本発明は上記問題に鑑みてなされ、モータに対し定格負荷内でトルク変化を生じさせるトルクがかかっている場合に、モータにかかるトルクの異常として検出できるようにした画像形成装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置は、表面にトナー像を担持して回転する感光ドラムと、前記感光ドラムに対して回転可能に当接する中間転写体と、前記中間転写体を回転駆動する駆動部と、一次転写電圧の印加により前記感光ドラムのトナー像を前記中間転写体に一次転写可能な一次転写手段と、前記中間転写体に当接して記録材を挟持搬送可能なニップ部を形成し、二次転写電圧の印加により前記中間転写体のトナー像を記録材に二次転写可能な二次転写手段と、前記一次転写手段に電圧を印加する電圧印加手段と、前記中間転写体の回転に伴い前記駆動部にかかるトルクを検出する検出手段と、前記検出手段により検出されるトルクに基づいて、画像形成ジョブの開始に応じた前記駆動部の駆動開始から前記電圧印加手段の電圧印加開始までの単位時間当たりの平均トルクと、前記電圧印加手段の電圧印加停止から前記画像形成ジョブの終了に応じた前記駆動部の駆動停止までの単位時間当たりの平均トルクとの差分が閾値以上である場合に、前記駆動部にかかるトルクに関するエラー情報を出力可能な制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
【0008】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置は、表面にトナー像を担持して回転する感光ドラムと、前記感光ドラムに対して回転可能に当接する中間転写体と、前記中間転写体を回転駆動する駆動部と、一次転写電圧の印加により前記感光ドラムのトナー像を前記中間転写体に一次転写可能な一次転写手段と、前記中間転写体に当接して記録材を挟持搬送可能なニップ部を形成し、二次転写電圧の印加により前記中間転写体のトナー像を記録材に二次転写可能な二次転写手段と、前記一次転写手段に電圧を印加する電圧印加手段と、前記中間転写体の回転に伴い前記駆動部にかかるトルクを検出する検出手段と、前記検出手段により検出されるトルクに基づいて、画像形成ジョブの開始に応じた前記駆動部の駆動開始後、前記電圧印加手段の電圧印加開始から最初の記録材が前記ニップ部に突入するまでの単位時間当たりの平均トルクと、最後の記録材が前記ニップ部を通過してから前記電圧印加手段の電圧印加停止までの単位時間当たりの平均トルクとの差分が閾値以上である場合に、前記駆動部にかかるトルクに関するエラー情報を出力可能な制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
【0009】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置は、表面にトナー像を担持して回転する感光ドラムと、前記感光ドラムに対して回転可能に当接する中間転写体と、前記中間転写体を回転駆動する駆動部と、一次転写電圧の印加により前記感光ドラムのトナー像を前記中間転写体に一次転写可能な一次転写手段と、前記中間転写体に当接して記録材を挟持搬送可能なニップ部を形成し、二次転写電圧の印加により前記中間転写体のトナー像を記録材に二次転写可能な二次転写手段と、前記中間転写体の回転に伴い前記駆動部にかかるトルクを検出する検出手段と、前記検出手段により検出されるトルクに基づいて、画像形成ジョブの開始に応じた前記駆動部の駆動開始後、連続搬送されるうちの第一の記録材が前記ニップ部に突入してから通過するまでの単位時間当たりの平均トルクと、連続搬送されるうちの第二の記録材が前記ニップ部に突入してから通過するまでの単位時間当たりの平均トルクとの差分が閾値以上である場合に、前記駆動部にかかるトルクに関するエラー情報を出力可能な制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
【0010】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置は、表面にトナー像を担持して回転する感光ドラムと、前記感光ドラムを回転駆動する駆動部と、前記感光ドラムに当接してニップ部を形成し、転写電圧の印加により前記感光ドラムのトナー像を記録材に転写可能な転写手段と、前記転写手段に電圧を印加する電圧印加手段と、前記感光ドラムの回転に伴い前記駆動部にかかるトルクを検出する検出手段と、前記検出手段により検出されるトルクに基づいて、画像形成ジョブの開始に応じた前記駆動部の駆動開始から前記電圧印加手段の電圧印加開始までの単位時間当たりの平均トルクと、前記電圧印加手段の電圧印加停止から前記画像形成ジョブの終了に応じた前記駆動部の駆動停止までの単位時間当たりの平均トルクとの差分が閾値以上である場合に、前記駆動部にかかるトルクに関するエラー情報を出力可能な制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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