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公開番号2023073210
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-25
出願番号2022169317
出願日2022-10-21
発明の名称粘着剤組成物、粘着シート、光学積層体、画像表示パネル及び画像表示装置
出願人日東電工株式会社
代理人個人
主分類C09J 201/02 20060101AFI20230518BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】低い表面抵抗値が達成されながら、高温を考慮すべき環境下での光学積層体への使用に適した粘着剤組成物及び当該粘着剤組成物から形成された粘着シートを提供する。
【解決手段】提供される粘着剤組成物は、ポリエーテル構造を有するポリマー(A)を主成分として含み、導電剤及びラジカル捕捉剤をさらに含む。上記粘着剤組成物から粘着シートを形成したときに、上記粘着シートは1×1010Ω/□以下の表面抵抗値を有する。また、提供される粘着シートは、周波数100kHzにおける比誘電率が5.0以上であるポリマー(B)を含む粘着剤組成物から形成され、105℃及び120時間加熱した後のギ酸の含有量が、質量基準で1000ppm以下であってもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ポリエーテル構造を有するポリマー(A)を主成分として含み、
導電剤及びラジカル捕捉剤をさらに含み、
粘着シートを形成したときに、前記粘着シートは1×10
10
Ω/□以下の表面抵抗値を有する、粘着剤組成物。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記ポリマー(A)が(メタ)アクリル系ポリマーである、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項3】
前記ポリマー(A)が前記ポリエーテル構造を側鎖に有する、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項4】
前記ポリマー(A)が以下の式(1)に示す単量体に由来する構成単位を有する、請求項1に記載の粘着剤組成物。
TIFF
2023073210000010.tif
30
170
前記式(1)において、R
1
は、水素原子又はメチル基であり、R
2
は、直鎖状であっても分岐を有していてもよいアルキル基であり、nは、1~15の整数である。
【請求項5】
前記ポリマー(A)における前記構成単位の含有率が25重量%以上である、請求項4に記載の粘着剤組成物。
【請求項6】
前記表面抵抗値が1×10
9
Ω/□以下である、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項7】
前記ラジカル捕捉剤が酸化防止剤である、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項8】
前記ラジカル捕捉剤の分子量が1000以下である、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項9】
前記粘着剤組成物における前記ラジカル捕捉剤の配合量が、前記ポリマー(A)100重量部に対して5重量部未満である、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項10】
前記粘着剤組成物における前記導電剤の配合量が、前記ポリマー(A)100重量部に対して8重量部以下である、請求項1に記載の粘着剤組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着剤組成物、粘着シート、光学積層体、画像表示パネル及び画像表示装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、液晶表示装置及びエレクトロルミネセンス(EL)表示装置(例えば、有機EL表示装置、無機EL表示装置)に代表される画像表示装置が急速に普及している。これら各種の画像表示装置は、例えば、液晶セル、EL発光素子等の画像表示セルと、偏光板等の光学フィルム及び粘着シートを含む光学積層体と、の積層構造を有している。粘着シートは、主に、光学積層体に含まれる光学フィルム間の接合や、画像表示セルと光学積層体との接合に使用される。特許文献1には、2-メトキシエチルアクリレート等の極性基含有単量体に由来する構成単位を有する(メタ)アクリル系ポリマーを含んだ粘着剤組成物と、当該粘着剤組成物から形成された粘着シートとが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-32428号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像表示装置では、その製造時、例えば粘着シートを介して光学積層体を画像表示セルに貼り合わせるとき、又は、使用時、例えば使用者が画像表示装置に触れるとき、に静電気が生じる。この静電気によって、画像表示装置が帯電すると、表示不良等の問題が生じうる。静電気が特に生じやすい環境、例えば車両の内部のように他の電子機器が周囲に存在する環境、で画像表示装置を用いる場合、画像表示装置の帯電による表示不良を十分に防止するために、粘着剤組成物に導電剤を配合することで粘着シートの表面抵抗値を低い値に調節することが考えられる。しかし、導電剤の配合量を過度に大きくした場合には、夏季の車両の内部等で想定される高温環境を経た場合に、導電剤の析出による光学特性の低下や粘着シートの耐久性の低下等が生じる傾向にある。
【0005】
本発明は、低い表面抵抗値が達成されながら、高温を考慮すべき環境下での光学積層体への使用に適した粘着剤組成物及び当該粘着剤組成物から形成された粘着シートの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、
ポリエーテル構造を有するポリマー(A)を主成分として含み、
導電剤及びラジカル捕捉剤をさらに含み、
粘着シートを形成したときに、前記粘着シートは1×10
10
Ω/□以下の表面抵抗値を有する、粘着剤組成物を提供する。
【0007】
別の側面から、本発明は、
上記の粘着剤組成物から形成された粘着シートを提供する。
【0008】
別の側面から、本発明は、
上記の粘着シートと、
光学フィルムと、
を含む、光学積層体を提供する。
【0009】
別の側面から、本発明は、
上記の光学積層体を備える、画像表示パネルを提供する。
【0010】
別の側面から、本発明は、
上記の画像表示パネルを備える、画像表示装置を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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