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公開番号2023073162
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-25
出願番号2021186032
出願日2021-11-15
発明の名称光学積層体、画像表示パネル及び画像表示装置
出願人日東電工株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 5/30 20060101AFI20230518BHJP(光学)
要約【課題】表面抵抗値が十分に低い粘着シートを含み、かつ、高温環境を経た場合であっても、画像表示装置からの光に不要な着色が発生することを抑制することに適した光学積層体を提供する。
【解決手段】本発明の光学積層体10Aは、ポリマー(A)を含む粘着剤組成物から形成された粘着シート1と、偏光板2と、を含む。ポリマー(A)の周波数100kHzにおける比誘電率が5.0以上である。粘着シート1の表面抵抗値が1.0×1010Ω/□以下である。下記試験方法によって測定したヘイズが1.0%以下である。
試験方法:光学積層体10Aを2つの無アルカリガラスで挟み込み、評価用サンプルを作製する。評価用サンプルを105℃で250時間加熱した後に、当該評価用サンプルのヘイズを測定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ポリマー(A)を含む粘着剤組成物から形成された粘着シートと、偏光板と、を含み、
前記ポリマー(A)の周波数100kHzにおける比誘電率が5.0以上であり、
前記粘着シートの表面抵抗値が1.0×10
10
Ω/□以下であり、
下記試験方法によって測定したヘイズが1.0%以下である、光学積層体。
試験方法:前記光学積層体を2つの無アルカリガラスで挟み込み、評価用サンプルを作製する。前記評価用サンプルを105℃で250時間加熱した後に、当該評価用サンプルのヘイズを測定する。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記表面抵抗値が2.0×10
8
Ω/□以下である、請求項1に記載の光学積層体。
【請求項3】
前記比誘電率が7.5以上である、請求項1又は2に記載の光学積層体。
【請求項4】
前記粘着剤組成物が導電剤を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の光学積層体。
【請求項5】
前記粘着剤組成物において、前記ポリマー(A)100重量部に対する前記導電剤の配合量が3.0重量部以上である、請求項4に記載の光学積層体。
【請求項6】
前記粘着剤組成物において、前記ポリマー(A)100重量部に対する前記導電剤の配合量が10重量部以下である、請求項4又は5に記載の光学積層体。
【請求項7】
前記導電剤がイオン性化合物である、請求項4~6のいずれか1項に記載の光学積層体。
【請求項8】
前記粘着剤組成物が過酸化物系架橋剤を含む、請求項1~7のいずれか1項に記載の光学積層体。
【請求項9】
前記ポリマー(A)は、アルコキシ基含有単量体に由来する構成単位を有する、請求項1~8のいずれか1項に記載の光学積層体。
【請求項10】
前記アルコキシ基含有単量体は、下記式(1)で表される、請求項9に記載の光学積層体。
TIFF
2023073162000007.tif
23
170
前記式(1)において、R
1
は、アルキル基であり、nは、1~30の整数である。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学積層体、画像表示パネル及び画像表示装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、液晶表示装置及びエレクトロルミネセンス(EL)表示装置(例えば、有機EL表示装置、無機EL表示装置)に代表される画像表示装置が急速に普及している。これら各種の画像表示装置は、例えば、液晶セル、EL発光素子等の画像表示セルと、偏光板及び粘着シートを含む光学積層体と、の積層構造を有している。粘着シートは、主に、光学積層体に含まれるフィルム間の接合や、画像表示セルと光学積層体との接合に使用される。
【0003】
画像表示装置では、その製造時、例えば粘着シートを介して光学積層体を画像表示セルに貼り合わせるとき、又は、使用時、例えば使用者が画像表示装置に触れるとき、に静電気が生じる。この静電気によって、画像表示装置が帯電すると、表示不良などの問題が生じうる。特許文献1では、画像表示装置の帯電を防止するために、導電剤(帯電防止剤)を粘着シートに添加することが開示されている。特許文献1において、粘着シートは、その表面抵抗値が1.34×10
10
Ω/□~4.49×10
10
Ω/□の範囲に調節されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-180305号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らの検討によると、静電気が特に生じやすい環境、例えば車両の内部のように他の電子機器が周囲に存在する環境、で画像表示装置を用いる場合、画像表示装置の帯電による表示不良を十分に防止するために、粘着シートの表面抵抗値を低い値に調節する必要がある。しかし、本発明者らの検討によると、粘着シートの表面抵抗値を低い値に調節すると、高温環境を経た場合に、画像表示装置からの光に不要な着色、特に緑色の着色、が生じる傾向がある。
【0006】
そこで本発明は、表面抵抗値が十分に低い粘着シートを含み、かつ、高温環境を経た場合であっても、画像表示装置からの光に不要な着色が発生することを抑制することに適した光学積層体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
ポリマー(A)を含む粘着剤組成物から形成された粘着シートと、偏光板と、を含み、
前記ポリマー(A)の周波数100kHzにおける比誘電率が5.0以上であり、
前記粘着シートの表面抵抗値が1.0×10
10
Ω/□以下であり、
下記試験方法によって測定したヘイズが1.0%以下である、光学積層体を提供する。
試験方法:前記光学積層体を2つの無アルカリガラスで挟み込み、評価用サンプルを作製する。前記評価用サンプルを105℃で250時間加熱した後に、当該評価用サンプルのヘイズを測定する。
【0008】
さらに本発明は、
上記の光学積層体を備える、画像表示パネルを提供する。
【0009】
さらに本発明は、
上記の画像表示パネルを備える、画像表示装置を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、表面抵抗値が十分に低い粘着シートを含み、かつ、高温環境を経た場合であっても、画像表示装置からの光に不要な着色が発生することを抑制することに適した光学積層体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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