TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023072982
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-25
出願番号2021185754
出願日2021-11-15
発明の名称案内音誘導システム
出願人株式会社京三製作所
代理人個人,個人
主分類G01C 21/26 20060101AFI20230518BHJP(測定;試験)
要約【課題】安全に視覚障害者を目的地まで誘導することが可能な案内音誘導システムを提供する。
【解決手段】センタ装置30は先ず携帯端末10から目的地情報を受信すると、目的地Pまでの経路Rの探索を行い、経路R上に存在する案内装置20の抽出を行う。続いて、センタ装置30は最初の案内装置21に歩行者が到着したことを示す到着情報等を受信すると、歩行者の携帯端末10に対して進行方向情報を出力し、2番目の案内装置22に対して、案内音出力部22bを介して誘導案内音を出力する。歩行者は案内装置20に到着し、進行方向情報を得ると共に、次の案内装置20から出力される誘導案内音に従って進行することを繰り返すことで、目的地Pに到着することが可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
目的地を入力する音声入力部、音声を出力する音声出力部、及び第1の無線通信部を備え、歩行者が所持する携帯端末と、
該携帯端末の前記第1の無線通信部と狭域通信を行う第2の無線通信部、前記携帯端末を所持する歩行者に対して案内音を出力する案内音出力部、及び前記案内音の出力制御を行う制御部を備え、各交差点の横断歩道の近傍にそれぞれ設置された複数の案内装置と、
該複数の案内装置と無線又は有線を介して通信を行うセンタ装置とから成る案内音誘導システムであって、
前記センタ装置は、受信した前記携帯端末からの前記目的地の情報に基づいて、前記目的地までの経路上に存在する前記案内装置を抽出し、抽出された前記案内装置を介して、前記目的地への進行方向を示す進行方向情報を前記音声出力部から前記歩行者に通知し、
該通知後に、前記経路上の次に通過する予定の前記案内装置に対して、前記歩行者を誘導する誘導案内音を前記案内音出力部から出力させることを特徴とする案内音誘導システム。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記案内装置は前記携帯端末から前記第1の無線通信部及び前記第2の無線通信部を介して、到着情報を受信した場合に、前記センタ装置に対して前記到着情報を送信し、
前記センタ装置は前記到着情報を受信すると前記到着情報を送信した前記案内装置を介して、前記進行方向情報を前記音声出力部から前記歩行者に通知することを特徴とする請求項1に記載の案内音誘導システム。
【請求項3】
前記次に通過する予定の前記案内装置は、前記携帯端末から前記到着情報を受信するまで、前記誘導案内音の周期的な出力を継続することを特徴とする請求項2に記載の案内音誘導システム。
【請求項4】
到着情報を受信した前記案内装置が設置された最初の交差点と、前記次に通過する予定の前記案内装置が設置された交差点との距離が離れている場合は、前記センタ装置は、前記誘導案内音の前記案内音出力部からの出力を、所定時間を経過後に開始することを特徴とする請求項2又は3に記載の案内音誘導システム。
【請求項5】
前記所定時間は、交差点間距離と前記歩行者の平均歩行速度とに基づいて、前記次に通過する予定の前記案内装置の前記誘導案内音の音量が届く範囲に進入する時間を考慮して設定されていることを特徴とする請求項4に記載の案内音誘導システム。
【請求項6】
前記次に通過する予定の前記案内装置は、設置された交差点の歩行者用信号灯器が青点灯した際に、前記誘導案内音を前記案内音出力部から出力させることを特徴とする請求項1~5の何れか1項に記載の案内音誘導システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、視覚障害者が所持する携帯端末を利用して、経路誘導を行う案内音誘導システムに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、GPSを利用して現在位置情報を測位する位置情報処理装置と、音声情報の入力する音声入力部と、誘導情報を音声出力する音声出力部とを備えた視覚障害者用端末が開示されている。
【0003】
この視覚障害者用端末は、測位情報、音声情報を情報提供局に無線ネットワークを介して送信し、情報提供局から目的地までのルートである誘導情報を受信する。この誘導情報を音声出力部から音声出力することで、視覚障害者は目的地まで誘導されることになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-195850号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の視覚障害者用端末の音声出力部からの音声による経路誘導は、歩行中に誘導情報が音声により出力されると、出力された音声に視覚障害者が集中してしまい、周囲の音に注意力が散漫となることがある。
【0006】
視覚障害者は視覚障害者用端末から音声の出力がなければ、自転車等の連続する接近音に気付き、注意しながら歩行することが可能であるが、誘導情報の音声出力中では、自転車等が接近していることに気付かない場合があり、極めて危険である。
【0007】
また、携帯端末におけるGPSの測位は必ずしも正しい位置を測位するとは限らない。例えば数10メートルずれた位置や1道路隔てた道路を現在位置と測位することも多々あり、このような誤った現在位置情報に基づいて経路誘導を行うと、目的地に到着せず、更には例えば自動車専用道路等に誤って誘導する可能性もあり、更に危険である。
【0008】
また、ビル群の中ではGPS端末が測位できなくなることもあり、このような場合は視覚障害者に対して経路誘導することができないという問題もある。
【0009】
本発明の目的は、上述の課題を解消し、安全に視覚障害者を目的地まで誘導することが可能な案内音誘導システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するための本発明に係る案内音誘導システムは、目的地を入力する音声入力部、音声を出力する音声出力部、及び第1の無線通信部を備え、歩行者が所持する携帯端末と、該携帯端末の前記第1の無線通信部と狭域通信を行う第2の無線通信部、前記携帯端末を所持する歩行者に対して案内音を出力する案内音出力部、及び前記案内音の出力制御を行う制御部を備え、各交差点の横断歩道の近傍にそれぞれ設置された複数の案内装置と、該複数の案内装置と無線又は有線を介して通信を行うセンタ装置とから成る案内音誘導システムであって、前記センタ装置は、受信した前記携帯端末からの前記目的地の情報に基づいて、前記目的地までの経路上に存在する前記案内装置を抽出し、抽出された前記案内装置を介して、前記目的地への進行方向を示す進行方向情報を前記音声出力部から前記歩行者に通知し、該通知後に、前記経路上の次に通過する予定の前記案内装置に対して、前記歩行者を誘導する誘導案内音を前記案内音出力部から出力させることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

群馬県
種類判定システム
15日前
株式会社カスタム
電子秤
16日前
ユニパルス株式会社
ロードセル
8日前
日本精機株式会社
液面検出装置
17日前
株式会社リガク
熱分析装置
15日前
株式会社リガク
熱分析装置
15日前
株式会社プロテリアル
位置検出装置
16日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ
16日前
アズビル株式会社
熱式流量計
16日前
株式会社東芝
センサ
16日前
株式会社ヨコオ
プローブ
10日前
本多電子株式会社
超音波流量計
今日
株式会社島津製作所
圧力センサ
2日前
大栄工業株式会社
成型品検査装置
16日前
個人
地震予測方法及び火山活動予測方法
3日前
エスペック株式会社
環境形成装置
7日前
株式会社豊田自動織機
車両
16日前
大和製衡株式会社
計量装置
今日
相模石油株式会社
駐車場案内装置
7日前
国立大学法人佐賀大学
石綿検出方法
16日前
ミツミ電機株式会社
測距装置
16日前
個人
光ファイバー型センサー
2日前
株式会社ゼオシステム
尿量測定装置
16日前
株式会社ナリス化粧品
肌状態特徴量推定方法
7日前
日立建機株式会社
作業機械
4日前
株式会社山城建設
鉄筋用ロッド支持具
16日前
日本電業工作株式会社
評価器具
16日前
タカハタプレシジョン株式会社
測定装置
今日
エスペック株式会社
環境形成装置
16日前
国立大学法人 長崎大学
構造物の劣化検知方法
10日前
株式会社光電製作所
受信機
16日前
株式会社デンソー
レーダ装置
2日前
株式会社熊谷組
コンクリート圧送管の継手
11日前
朝日航洋株式会社
位置精度評価方法
2日前
トヨタ自動車株式会社
焼入れ深さ測定治具
4日前
AGC株式会社
検査装置
16日前
続きを見る