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公開番号
2023072954
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-05-25
出願番号
2021185712
出願日
2021-11-15
発明の名称
ズームレンズおよび撮像装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
15/20 20060101AFI20230518BHJP(光学)
要約
【課題】ズームレンズにおいて小型軽量、高仕様で高い光学性能を確保する。
【解決手段】ズームレンズは、ズームのためには不動の正の第1レンズ群L1、ズームにおいて移動する負の第2レンズ群L2、ズームにおいて移動する少なくとも2つのレンズ群L3、L4、ズームのためには不動の正の最終レンズ群L5および第2レンズ群と最終レンズ群との間に配置されて変倍時に移動する開口絞りSPとを有する。フォーカスにおいて、第1レンズ群のうち最も物体側の不動のサブレンズ群より像側のサブレンズ群が移動する。第2レンズ群は、最も物体側の第1負レンズと、第1負レンズ以外の少なくとも1つの負レンズと、少なくとも1つの正レンズとを有する。第1負レンズのd線基準のアッベ数νd21と第2レンズ群の第1負レンズ以外の負レンズの平均アッベ数をνd2Naveは、60≦νd21≦105、30≦νd2Nave≦65なる条件を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
物体側から像側へ順に配置された、
ズームのためには不動の正の屈折力の第1レンズ群と、
ズームにおいて移動する負の屈折力の第2レンズ群と、
ズームにおいて移動する少なくとも2つのレンズ群と、
最も像側に配置され、ズームのためには不動の正の屈折力の最終レンズ群と、
前記第2レンズ群の最も像側の面と前記最終レンズ群の最も物体側の面との間に配置され、ズームにおいて移動する開口絞りとを有し、
前記第1レンズ群は、該第1レンズ群のうち最も物体側に配置されてフォーカスのためには不動のサブレンズ群と、該サブレンズ群より像側に配置されてフォーカスのために移動するサブレンズ群とを有し、
前記第2レンズ群は、最も物体側の第1負レンズと、該第1負レンズ以外の少なくとも1つの負レンズと、少なくとも1つの正レンズとを有し、
前記第1負レンズの光学材料のd線を基準とするアッベ数をνd21、前記第2レンズ群における前記第1負レンズ以外の前記少なくとも1つの負レンズの光学材料の平均アッベ数をνd2Naveとするとき、
60≦νd21≦105
30≦νd2Nave≦65
なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1負レンズの光学材料のg線とF線に対する部分分散比をθgF21とするとき、
θgF21+0.001×νd21-0.603>0
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項3】
前記第2レンズ群は、前記第1負レンズを含む少なくとも3つの負レンズを有することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
【請求項4】
前記第1負レンズは、単レンズであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のズームレンズ。
【請求項5】
前記第2レンズ群の前記少なくとも1つの正レンズのうちd線を基準とするアッベ数が最小となる光学材料が用いられた正レンズの該アッベ数をνd2Pminとするとき、
νd2Pmin≦28
なる条件を満足することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のズームレンズ。
【請求項6】
前記第1負レンズの焦点距離をf21、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき、
1.5≦f21/f2≦5.0
なる条件を満足することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のズームレンズ。
【請求項7】
前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、フォーカスのためには不動の第1サブレンズ群と、フォーカスのために移動する第2サブレンズ群と、フォーカスのためには不動の第3サブレンズ群とを有することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のズームレンズ。
【請求項8】
ズームにおいて移動する前記少なくとも2つのレンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第3レンズ群と、少なくとも1つのレンズ群とを含むことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のズームレンズ。
【請求項9】
ズームにおいて移動する前記少なくとも2つのレンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第3レンズ群と、正の屈折力の第4レンズ群とを含むことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のズームレンズ。
【請求項10】
前記最終レンズ群は、物体側から5つ目のレンズ群であることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に好適なズームレンズに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
テレビカメラ、シネマカメラ、デジタルスチルカメラおよびビデオカメラ等の撮像装置に用いられるズームレンズは、小型軽量であり、かつ広画角、高ズーム比高い光学性能を有することが求められる。また、撮像装置に搭載される撮像素子の高画素化に伴って、ズームレンズには像の中心部から周辺部まで解像力が高く、色収差が少ないことが求められる。
【0003】
特許文献1、2には、物体側から像側へ順に、ズームのためには不動で正の第1レンズ群、ズーム用の負の第2レンズ群、像面補償用の負の第3レンズ群、開口絞りおよびズームのためには不動で正の最終レンズ群を有するズームレンズが開示されている。これらのズームレンズでは、第1レンズ群は、負の第1aサブレンズ群、正の第1bサブレンズ群および正の第1cサブレンズ群により構成され、フォーカスのために第1bサブレンズ群が移動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-042346号公報
特開2012-058660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
小型軽量で高い光学性能を有するズームレンズを実現するためには、これを構成する複数のレンズ群に対して適切な屈折力配置と硝材選択を行うことが重要である。しかしながら、小型軽量化しつつ大口径化や高ズーム比化等の高仕様化をすると、軸上色収差や倍率色収差を含む諸収差点で高い光学性能を得難い。
【0006】
本発明は、例えば、小型軽量、高仕様、全ズーム範囲にわたる高い光学性能を得るのに有利なズームレンズを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面としてのズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、ズームのためには不動の正の屈折力の第1レンズ群と、ズームにおいて移動する負の屈折力の第2レンズ群と、ズームにおいて移動する少なくとも2つのレンズ群と、最も像側に配置され、ズームのためには不動の正の屈折力の最終レンズ群と、第2レンズ群の最も像側の面と最終レンズ群の最も物体側の面との間に配置され、ズームにおいて移動する開口絞りとを有する。第1レンズ群は、該第1レンズ群のうち最も物体側に配置されてフォーカスのためには不動のサブレンズ群と、該サブレンズ群より像側に配置されてフォーカスのために移動するサブレンズ群とを有する。第2レンズ群は、最も物体側の第1負レンズと、該第1負レンズ以外の少なくとも1つの負レンズと、少なくとも1つの正レンズとを有する。第1負レンズの光学材料のd線を基準とするアッベ数をνd21、第2レンズ群における第1負レンズ以外の少なくとも1つの負レンズの光学材料の平均アッベ数をνd2Naveとするとき、
60≦νd21≦105
30≦νd2Nave≦65
なる条件を満足することを特徴とする。なお、上記ズームレンズを有する撮像装置も、本発明の他の一側面を構成する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、例えば、小型軽量、高仕様、全ズーム範囲にわたる高い光学性能を得るのに有利なズームレンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1(数値例1)のズームレンズの断面図。
数値例1のズームレンズの無限遠合焦状態における広角端および中間ズーム位置での収差図。
数値例1のズームレンズの無限遠合焦状態における望遠端での収差図。
実施例2(数値例2)のズームレンズの断面図。
数値例2のズームレンズの無限遠合焦状態における広角端および中間ズーム位置での収差図。
数値例2のズームレンズの無限遠合焦状態における望遠端での収差図。
実施例3(数値例3)のズームレンズの断面図。
数値例3のズームレンズの無限遠合焦状態における広角端および中間ズーム位置での収差図。
数値例3のズームレンズの無限遠合焦状態における望遠端での収差図。
実施例4(数値例4)のズームレンズの断面図。
数値例4のズームレンズの無限遠合焦状態における広角端および中間ズーム位置での収差図。
数値例4のズームレンズの無限遠合焦状態における望遠端での収差図。
実施例5(数値例5)のズームレンズの断面図。
数値例5のズームレンズの無限遠合焦状態における広角端および中間ズーム位置での収差図。
数値例5のズームレンズの無限遠合焦状態における望遠端での収差図。
実施例1~5のズームレンズを用いた撮像装置を示す図。
光学材料のアッベ数νと部分分散比θの分布を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。図1、図4、図7、図10および図13はそれぞれ、実施例1、2、3、4および5のズームレンズの無限遠物体に合焦した状態における広角端でのレンズ群の配置を示している。各実施例のズームレンズは、テレビ放送用カメラ、映画撮影(シネマ)用カメラ、汎用ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等の撮像装置とともに用いられる。ここでは、具体的な実施例1~5について説明する前に、まず各実施例に共通する事項について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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