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公開番号2023072857
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-25
出願番号2021185549
出願日2021-11-15
発明の名称エアクリーナ
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F02M 35/024 20060101AFI20230518BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】エアクリーナに設けられた吸気温センサの検出精度を向上させる。
【解決手段】エアクリーナ(50)は車体フレームの内側に配置されている。エアクリーナには、吸気室(56)が形成されたエアクリーナケース(51)と、吸気室にて吸気温を検出する吸気温センサ(95)と、吸気室に空気を取り込むインレットチューブ(62)と、吸気室から空気を送り出すアウトレットチューブ(82)と、が設けられている。アウトレットチューブの上流部(91)が吸気室に突き出しており、当該アウトレットチューブの上流部の周壁に貫通孔(92)が形成されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
車体フレームの内側に配置されたエアクリーナであって、
吸気室が形成されたエアクリーナケースと、
前記吸気室にて吸気温を検出する吸気温センサと、
前記吸気室に空気を取り込むインレットチューブと、
前記吸気室から空気を送り出すアウトレットチューブと、を備え、
前記アウトレットチューブの上流部が前記吸気室に突き出しており、当該アウトレットチューブの上流部の周壁に貫通孔が形成されていることを特徴とするエアクリーナ。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
上面視にて前記吸気温センサの検出部が前記アウトレットチューブの吸入口よりも下流側に位置していることを特徴とする請求項1に記載のエアクリーナ。
【請求項3】
上面視にて前記吸気温センサの検出部が前記貫通孔と前記吸入口の間に位置していることを特徴とする請求項2に記載のエアクリーナ。
【請求項4】
前記吸気温センサの検出部が前記貫通孔よりも前記吸入口に近づけられていることを特徴とする請求項3に記載のエアクリーナ。
【請求項5】
前記アウトレットチューブには前記吸入口に向かって広がる傘部が形成されていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のエアクリーナ。
【請求項6】
前記アウトレットチューブの上流部の車幅方向内側の周壁と車幅方向外側の周壁のうち、前記吸気温センサ側である周壁に単一の前記貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のエアクリーナ。
【請求項7】
前記吸気温センサは前記エアクリーナケースの上壁に取り付けられており、
上面視にて前記吸気温センサは前記アウトレットチューブの側方に位置し、当該吸気温センサの検出部が前記アウトレットチューブよりも上方に位置していることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のエアクリーナ。
【請求項8】
前記アウトレットチューブが複数のアウトレットチューブであり、
上面視にて隣り合うアウトレットチューブの間に前記吸気温センサが位置し、当該隣り合うアウトレットチューブの貫通孔が対向していることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のエアクリーナ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エアクリーナに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
鞍乗型車両として、エンジン後方にエアクリーナが配置されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のエアクリーナは、エアクリーナケースの後面にインレットチューブが取り付けられ、エアクリーナケースの前面にアウトレットチューブが取り付けられている。インレットチューブからエアクリーナケースに空気が取り込まれ、エアクリーナ内に配置されたフィルタによって空気が濾過される。そして、エアクリーナからアウトレットチューブにクリーンな空気が入り込み、アウトレットチューブを通じてクリーンな空気がスロットルボディに送り出されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4121392号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のエアクリーナはシート下方で車体フレームの内側の狭いスペースに配置されている。このため、エアクリーナに対する吸気温センサの配置箇所も限られている。エアクリーナ内の空気の流れから外れた箇所に吸気温センサが配置されると、吸気温センサによって正確な吸気温を検出できないおそれがあった。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、吸気温センサの検出精度を向上させることができるエアクリーナを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様のエアクリーナは、車体フレームの内側に配置されたエアクリーナであって、吸気室が形成されたエアクリーナケースと、前記吸気室にて吸気温を検出する吸気温センサと、前記吸気室に空気を取り込むインレットチューブと、前記吸気室から空気を送り出すアウトレットチューブと、を備え、前記アウトレットチューブの上流部が前記吸気室に突き出しており、当該アウトレットチューブの上流部の周壁に貫通孔が形成されていることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様のエアクリーナによれば、インレットチューブからアウトレットチューブに空気の主流が形成されるが、アウトレットチューブの貫通孔から空気が流れ出して、空気の主流から外れた箇所にも空気の流れが作り出される。空気の主流から外れた箇所に吸気温センサが配置されても、吸気温センサの検出精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例の鞍乗型車両の左側面図である。
本実施例のエンジン周辺の左側面図である。
本実施例のエンジン周辺の上面図である。
本実施例のエアクリーナの側面図である。
本実施例のエアクリーナの上面図である。
図5のエアクリーナをA-A線に沿って切断した断面図である。
図5のエアクリーナをB-B線に沿って切断した断面斜視図である。
図5のエアクリーナからアッパーケースを外した上面図である。
本実施例のエアクリーナ内の空気の流れを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様のエアクリーナは車体フレームの内側に配置されている。エアクリーナのエアクリーナケースには吸気室が形成されており、吸気室の吸気温が吸気温センサによって検出されている。吸気室にはインレットチューブを通じて空気が取り込まれ、吸気室からアウトレットチューブを通じて空気が送り出される。アウトレットチューブの上流部が吸気室に突き出しており、当該アウトレットチューブの上流部の周壁に貫通孔が形成されている。インレットチューブからアウトレットチューブに空気の主流が形成されるが、アウトレットチューブの貫通孔から空気が流れ出して、空気の主流から外れた箇所にも空気の流れが作り出される。空気の主流から外れた箇所に吸気温センサが配置されても、吸気温センサの検出精度を向上させることができる。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本実施例について詳細に説明する。図1は本実施例の鞍乗型車両の左側面図である。また、以下の図では、矢印FRは車両前方、矢印REは車両後方、矢印Lは車両左方、矢印Rは車両右方をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)

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