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公開番号2023072843
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-25
出願番号2021185528
出願日2021-11-15
発明の名称電気盤及び電気設備
出願人株式会社GSユアサ
代理人個人
主分類H01M 50/296 20210101AFI20230518BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】蓄電装置と電気的に接続される正極導電部材及び負極導電部材の短絡を抑制できる電気盤を提供する。
【解決手段】電気盤は、上下方向である第一方向と直交する第二方向において外部の装置と並ぶ筐体と、筐体または外部の装置の内部に配置される蓄電装置に対する電流が流れる電流経路であって、筐体の内部に位置する電流経路と、筐体の内部かつ電流経路上に配置され外部の装置と電気的に接続される導電部材と、を備え、導電部材は、蓄電装置の正極外部端子と電気的に接続される正極導電部材と、蓄電装置の負極外部端子と電気的に接続される負極導電部材と、を有し、正極導電部材は、外部の装置と電気的に接続される正極接続部を有し、負極導電部材は、外部の装置と電気的に接続される負極接続部を有し、正極接続部と負極接続部とは、第一方向において異なる位置に配置され、筐体は、第三方向において正極接続部及び負極接続部と対向する面が開口している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
上下方向である第一方向と直交する第二方向において外部の装置と並ぶ筐体と、
前記筐体または前記外部の装置の内部に配置される蓄電装置に対する電流が流れる電流経路であって、前記筐体の内部に位置する電流経路と、
前記筐体の内部かつ前記電流経路上に配置され、前記外部の装置と電気的に接続される導電部材と、を備え、
前記導電部材は、
前記蓄電装置の正極外部端子と電気的に接続される正極導電部材と、
前記蓄電装置の負極外部端子と電気的に接続される負極導電部材と、を有し、
前記正極導電部材は、前記外部の装置と電気的に接続される正極接続部を有し、
前記負極導電部材は、前記外部の装置と電気的に接続される負極接続部を有し、
前記正極接続部と前記負極接続部とは、前記第一方向において異なる位置に配置され、
前記筐体は、前記第一方向及び前記第二方向と直交する第三方向において前記正極接続部及び前記負極接続部と対向する面が開口している
電気盤。
続きを表示（約 730 文字）【請求項２】
前記正極接続部と前記負極接続部とは、前記第三方向において異なる位置に配置される
請求項１に記載の電気盤。
【請求項３】
前記正極接続部と前記負極接続部とは、前記第二方向において異なる位置に配置される
請求項１または２に記載の電気盤。
【請求項４】
前記電気盤は、前記外部の装置と前記第二方向において隣接しており、
前記正極接続部及び前記負極接続部と前記外部の装置とは、前記電気盤と前記外部の装置との境界面を貫通して、電気的に接続されている
請求項１～３のいずれか一項に記載の電気盤。
【請求項５】
前記筐体は、側壁を有し、
前記正極接続部及び前記負極接続部は、前記側壁に設けられた開口部を介して、前記外部の装置と電気的に接続される
請求項１～４のいずれか一項に記載の電気盤。
【請求項６】
前記正極導電部材及び前記負極導電部材の少なくとも一方は、前記第一方向に対向する平坦面を有する
請求項１～５のいずれか一項に記載の電気盤。
【請求項７】
前記正極導電部材と前記負極導電部材との間に配置される絶縁部材をさらに備える
請求項１～６のいずれか一項に記載の電気盤。
【請求項８】
前記絶縁部材は、前記正極導電部材及び前記負極導電部材の少なくとも一方に取り付けられる
請求項７に記載の電気盤。
【請求項９】
請求項１～８のいずれか一項に記載の電気盤と、
前記電気盤が備える導電部材に電気的に接続される外部の装置と、
を備える電気設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、蓄電装置の電流経路上に配置される導電部材を備える電気盤、及び、電気盤を備える電気設備に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、上下方向と直交する方向において外部の装置と並ぶ電気盤であって、蓄電装置の電流経路上に配置され、かつ、当該外部の装置と電気的に接続される導電部材を備える電気盤が知られている。例えば、特許文献１には、電池モジュール（蓄電装置）を収容する電池盤及び分岐盤（電気盤及び外部の装置）が水平方向に並べられ、かつ、複数の接続配線で接続された構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第２０１９／０４４７４７号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記従来の電気盤において、蓄電装置の電流経路上に配置される導電部材は、蓄電装置の正極と電気的に接続される正極導電部材と、蓄電装置の負極と電気的に接続される負極導電部材と、を有している。この場合、接続作業時の作業ミス等によって、正極導電部材及び負極導電部材が誤接触して短絡してしまうおそれがある。このため、電気盤において、蓄電装置の正極及び負極と電気的に接続される正極導電部材及び負極導電部材が、作業ミス等によって短絡しないことが望まれる。
【０００５】
本発明は、本願発明者が上記課題に新たに着目することによってなされたものであり、蓄電装置と電気的に接続される正極導電部材及び負極導電部材の短絡を抑制できる電気盤、及び、電気設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一態様に係る電気盤は、上下方向である第一方向と直交する第二方向において外部の装置と並ぶ筐体と、前記筐体または前記外部の装置の内部に配置される蓄電装置に対する電流が流れる電流経路であって、前記筐体の内部に位置する電流経路と、前記筐体の内部かつ前記電流経路上に配置され、前記外部の装置と電気的に接続される導電部材と、を備え、前記導電部材は、前記蓄電装置の正極外部端子と電気的に接続される正極導電部材と、前記蓄電装置の負極外部端子と電気的に接続される負極導電部材と、を有し、前記正極導電部材は、前記外部の装置と電気的に接続される正極接続部を有し、前記負極導電部材は、前記外部の装置と電気的に接続される負極接続部を有し、前記正極接続部と前記負極接続部とは、前記第一方向において異なる位置に配置され、前記筐体は、前記第一方向及び前記第二方向と直交する第三方向において前記正極接続部及び前記負極接続部と対向する面が開口している。
【０００７】
本発明は、このような電気盤として実現できるだけでなく、電気盤と、電気盤が備える導電部材に電気的に接続される外部の装置とを備える電気設備、または、電気盤と、当該外部の装置と、電気盤及び当該外部の装置を接続する接続部材とを備える電気設備としても実現できる。
【発明の効果】
【０００８】
本発明における電気盤によれば、蓄電装置と電気的に接続される正極導電部材及び負極導電部材の短絡を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
実施の形態に係る電気設備の構成を示す斜視図である。
実施の形態に係る第一電気盤が備える蓄電装置の構成を示す斜視図である。
実施の形態に係る第一電気盤の導電部材と接続部材との接続構成を示す斜視図である。
実施の形態に係る第二電気盤の導電部材と接続部材との接続構成を示す斜視図である。
実施の形態に係る第一電気盤の導電部材及び第二電気盤の導電部材と接続部材との接続構成を示す側面図である。
実施の形態に係る第一電気盤の導電部材及び第二電気盤の導電部材と接続部材との接続構成を示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
本発明の一態様に係る電気盤は、上下方向である第一方向と直交する第二方向において外部の装置と並ぶ筐体と、前記筐体または前記外部の装置の内部に配置される蓄電装置に対する電流が流れる電流経路であって、前記筐体の内部に位置する電流経路と、前記筐体の内部かつ前記電流経路上に配置され、前記外部の装置と電気的に接続される導電部材と、を備え、前記導電部材は、前記蓄電装置の正極外部端子と電気的に接続される正極導電部材と、前記蓄電装置の負極外部端子と電気的に接続される負極導電部材と、を有し、前記正極導電部材は、前記外部の装置と電気的に接続される正極接続部を有し、前記負極導電部材は、前記外部の装置と電気的に接続される負極接続部を有し、前記正極接続部と前記負極接続部とは、前記第一方向において異なる位置に配置され、前記筐体は、前記第一方向及び前記第二方向と直交する第三方向において前記正極接続部及び前記負極接続部と対向する面が開口している。
（【００１１】以降は省略されています）

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