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公開番号2023072505
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-24
出願番号2021185103
出願日2021-11-12
発明の名称エアバッグ装置
出願人豊田合成株式会社
代理人個人
主分類B60R 21/207 20060101AFI20230517BHJP(車両一般)
要約【課題】簡便に装着でき、かつ、膨張完了時のエアバッグがハンドルの操舵部から的確に運転者の頭部を保護できるエアバッグ装置を提供すること。
【解決手段】作動時、ハンドル3の操舵部4と運転者MDとの間に膨張したエアバッグ40を配設させるエアバッグ装置30である。エアバッグを折り畳んだ収納部位29が、運転者の着座する運転席10に配設されるシートベルト20におけるラップベルト部22の部位として、膨張時のエアバッグを、収納部位から上方へ展開膨張させて、操舵部と運転者の上半身MUとの間に配置させるように、配設される。膨張完了時のエアバッグ40は、前面40c側に、ハンドルの運転者対向面4aに支持されるハンドル支持面50、を備えるとともに、上部40a側に、後面側で運転者の頭部MHを受止可能な頭受止膨張部54、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
運転者が把持して操舵中心軸回りに回転操作するハンドルの操舵部が、上面側における操舵中心軸と略直交方向の運転者と対向する運転者対向面、を後下がりに傾斜させて配設される構成として、
作動時、前記操舵部と運転者との間に膨張したエアバッグを配設させる構成のエアバッグ装置であって、
前記エアバッグを折り畳んだ収納部位が、運転者の着座する運転席に配設されるシートベルトにおけるラップベルト部の部位として、膨張時の前記エアバッグを、前記収納部位から上方へ展開膨張させて、前記操舵部と前記運転者の上半身との間に配置させるように、配設され、
膨張完了時の前記エアバッグが、前面側に、前記ハンドルの前記運転者対向面に支持されるハンドル支持面、を備えるとともに、上部側に、後面側で運転者の頭部を受止可能な頭受止膨張部、を備えて構成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
膨張完了時の前記エアバッグが、前後方向の厚さ寸法を、上端側から下端側の前記収納部位にかけて、徐々に、小さくするように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
【請求項3】
膨張完了時の前記エアバッグが、左右方向の側方から見た外形形状を、
前面側の前記ハンドル支持面と後面側の運転者を受け止める運転者拘束面とを前記収納部位側の下端側にかけて、相互に接近する2辺と、
前記ハンドル支持面と前記運転者拘束面との上端付近相互を連結する上辺と、
を備えた略三角形状としていることを特徴とする請求項2に記載のエアバッグ装置。
【請求項4】
膨張完了時の前記エアバッグの前記ハンドル支持面における前記ハンドルの前記運転者対向面から前記収納部位側に延びる下部領域が、前記操舵部の後端を越えて前方へ突出することを抑制されて、前記収納部位に緩やかに連結される突出抑制面部としていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のエアバッグ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作動時、運転者が把持するハンドルの操舵部と運転者との間に、膨張したエアバッグを配設させて、運転者を保護するエアバッグ装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、作動時に、運転者が把持するハンドルの操舵部と運転者との間に、膨張したエアバッグを配設させるエアバッグ装置としては、折り畳んだエアバッグを、運転席における座部の左右方向の中央付近に、収納させ、作動時、運転者の左右の大腿部の間の位置の収納部位から、上方へ突出させて、ハンドルの操舵部と運転者との間に、膨張したエアバッグを配設させるものがあった(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、着座した運転者が装着したシートベルトのラップベルト部の前方側に、運転席の左右両側付近に連結させて形状保持性を有したラップバーを配設させ、折り畳んだエアバッグをラップバーに収納し、作動時、ラップバーの収納部位から、上方へ突出させて、ハンドルの操舵部と運転者との間に、膨張したエアバッグを配設させるものもあった(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-104592号公報
特開2013-139184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1のエアバッグ装置では、着座した運転者の大腿部の間からエアバッグが上方へ突出する構成であり、運転者の姿勢が悪ければ、ハンドルの操舵部の運転者側と逆側となる裏面側に、エアバッグが展開膨張する虞れがあり、その場合には、前方移動する運転者の頭部をハンドルの操舵部から的確に保護できなくなってしまう。なお、ハンドルの操舵部は、後上がりに配設される操舵中心軸回りに回転操作するもので、操舵部の上面側における操舵中心軸と略直交方向の運転者と対向する運転者対向面が、後下がりに傾斜させて配設されることとなって、操舵部の下端側が、運転者側に接近して配設されることから、特許文献1のエアバッグ装置では、膨張するエアバッグが、運転者の大腿部と干渉して、突出方向がぶれれば、操舵部の裏面側に進入する事態を招く虞れが生じ易い。また、特許文献2のエアバッグ装置では、シートベルトとは別に、ラップバーを着座した運転者の前方側にセットする必要があり、簡便に装着できず、装着に手間がかかってしまう。
【0006】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、簡便に装着でき、かつ、膨張完了時のエアバッグがハンドルの操舵部から的確に運転者の頭部を保護できるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るエアバッグ装置は、運転者が把持して操舵中心軸回りに回転操作するハンドルの操舵部が、上面側における操舵中心軸と略直交方向の運転者と対向する運転者対向面、を後下がりに傾斜させて配設される構成として、
作動時、前記操舵部と運転者との間に膨張したエアバッグを配設させる構成のエアバッグ装置であって、
前記エアバッグを折り畳んだ収納部位が、運転者の着座する運転席に配設されるシートベルトにおけるラップベルト部の部位として、膨張時の前記エアバッグを、前記収納部位から上方へ展開膨張させて、前記操舵部と前記運転者の上半身との間に配置させるように、配設され、
膨張完了時の前記エアバッグが、前面側に、前記ハンドルの前記運転者対向面に支持されるハンドル支持面、を備えるとともに、上部側に、後面側で運転者の頭部を受止可能な頭受止膨張部、を備えて構成されていることを特徴とする。
【0008】
本発明に係るエアバッグ装置では、運転席に着座した運転者が装着するシートベルトのラップベルト部の部位に、折り畳まれたエアバッグを収納した収納部位が配設されている。そのため、運転者がシートベルトを装着して、シートベルトにおけるラップベルト部を、着座した運転者の腰部の前に配置させれば、容易に、エアバッグ装置のエアバッグの収納部位を、運転者に対して、装着できる。そして、運転者の腰部の前にエアバッグの収納部位が配設された後、エアバッグ装置が作動されれば、膨張時のエアバッグを、収納部位から上方へ展開膨張させて、ハンドルの操舵部と運転者の上半身との間に配置させ、そして、前面側のハンドル支持面をハンドルの操舵部の運転者対向面側に配置させ、上部側に、後面側で運転者の頭部を受止可能な頭受止膨張部を配置させて、膨張を完了させることから、前方移動する運転者の上半身がハンドルの操舵部と干渉しようとしても、ハンドルの操舵部の運転者対向面にハンドル支持面を支持させて、反力を確保したエアバッグの頭受止膨張部が、的確に、頭部を受け止めて保護できる。なお、運転者に装着するシートベルトのラップベルト部は、ハンドルの操舵部の後端より、後下方向にずれて配置されることから、エアバッグの収納部位も、ハンドルの操舵部の後端より、後下方向にずれて配置されることとなって、収納部位から上方へ展開膨張するエアバッグは、操舵部に干渉し難く、円滑に、ハンドルの操舵部と運転者の上半身との間に配置されることとなる。
【0009】
したがって、本発明に係るエアバッグ装置では、簡便に装着でき、かつ、膨張完了時のエアバッグがハンドルの操舵部から的確に運転者の頭部を保護することができる。
【0010】
そして、本発明に係るエアバッグ装置では、膨張完了時の前記エアバッグが、前後方向の厚さ寸法を、上端側から下端側の収納部位にかけて、徐々に、小さくするように構成されていることが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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