TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023072492
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-24
出願番号2021185082
出願日2021-11-12
発明の名称虚像表示装置
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人個人
主分類G02B 27/01 20060101AFI20230517BHJP(光学)
要約【課題】二重像の発生を抑制する虚像表示装置の小型化を実現する。
【解決手段】虚像表示装置10Dは、画像を表示する表示面20と、透明部材30に向けて表示面20からの光線を投射する投射光学系14とを備える。投射光学系14は、凸レンズ16を含む。表示面20の一点22から凸レンズ16を透過して透明部材30の表面32で反射する第1光線L1における表面32での反射後の光路と、一点22から凸レンズ16を透過して透明部材30の裏面34で反射した後に透明部材30の表面32から出射する第2光線L2における表面32から出射後の光路とが、凸レンズ16における屈折によって一致する。凸レンズ16の中心16cは、一点22を通って表示面20に直交する方向に延びる基準軸Zからずれている。表示面20は、投射光学系14の焦点24よりも凸レンズ16の近くに位置する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
画像を表示する表示面と、
入射した光線の一部を反射させる表面および裏面を有する透明部材に向けて、前記表示面からの光線を投射する投射光学系と、を備え、
前記投射光学系は、前記表示面と前記透明部材の間に配置される凸レンズを含み、
前記表示面の一点から前記凸レンズを透過して前記透明部材の表面で反射する第1光線における前記表面での反射後の光路と、前記一点から前記凸レンズを透過して前記透明部材の裏面で反射した後に前記透明部材の表面から出射する第2光線における前記表面から出射後の光路とが、前記凸レンズにおける屈折によって一致しており、
前記凸レンズの中心は、前記第1光線および前記第2光線を含む平面内において、前記一点を通って前記表示面に直交する方向に延びる基準軸からずれており、
前記表示面は、前記投射光学系の焦点よりも前記凸レンズの近くに位置しており、
前記透明部材によって前記画像の虚像を提示する、虚像表示装置。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記基準軸から前記凸レンズの中心までの距離は、前記投射光学系の焦点距離の2%以上15%以下である、請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項3】
前記凸レンズの光軸は、前記第1光線および前記第2光線を含む平面内において、前記基準軸と平行である、請求項1または2に記載の虚像表示装置。
【請求項4】
前記凸レンズの光軸は、前記第1光線および前記第2光線を含む平面内において、前記基準軸に対して傾斜する、請求項1または2に記載の虚像表示装置。
【請求項5】
前記基準軸に対する前記凸レンズの光軸の傾斜角は、3.5度以上45度以下である、請求項4に記載の虚像表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、虚像表示装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両用表示装置としてヘッドアップディスプレイが用いられることがある。ヘッドアップディスプレイは、画像表示光を車両のウィンドシールドなどに投射し、画像表示光に基づく虚像を車外の風景に重畳して提示する。ウィンドシールドには表面と裏面があり、表面と裏面のそれぞれにて反射して視認される画像表示光がずれて重畳され、二重像に見えてしまうことがある。このような二重像の発生を抑制するため、表面で反射する第1の光線と裏面で反射する第2の光線の光路が一致するようにした構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-92050号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の先行技術では、光学系の焦点に表示部を配置する必要があり、虚像表示装置の小型化の制約となっていた。
【0005】
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、二重像の発生を抑制する虚像表示装置を小型化するための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある態様の虚像表示装置は、画像を表示する表示面と、入射した光線の一部を反射させる表面および裏面を有する透明部材に向けて、表示面からの光線を投射する投射光学系と、を備える。投射光学系は、表示面と透明部材の間に配置される凸レンズを含む。表示面の一点から凸レンズを透過して透明部材の表面で反射する第1光線における表面での反射後の光路と、一点から凸レンズを透過して透明部材の裏面で反射した後に透明部材の表面から出射する第2光線における表面から出射後の光路とが、凸レンズにおける屈折によって一致しており、凸レンズの中心は、第1光線および第2光線を含む平面内において、一点を通って表示面に直交する方向に延びる基準軸からずれており、表示面は、投射光学系の焦点よりも凸レンズの近くに位置しており、透明部材によって画像の虚像を提示する。
【0007】
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、二重像の発生を抑制する虚像表示装置を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る虚像表示装置の構成を模式的に示す図である。
第1変形例に係る虚像表示装置の構成を模式的に示す図である。
第2変形例に係る虚像表示装置の構成を模式的に示す図である。
第3変形例に係る虚像表示装置の構成を模式的に示す図である。
第4変形例に係る虚像表示装置の構成を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。実施形態に示す具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
像安定化装置
14日前
東レ株式会社
積層フィルム
5日前
凸版印刷株式会社
液晶表示装置
20日前
スタンレー電気株式会社
成形構造体
5日前
日東電工株式会社
積層フィルム
20日前
ソマール株式会社
撮影ブース構築キット
5日前
三菱ケミカル株式会社
画像表示用導光板
5日前
三菱ケミカル株式会社
画像表示用導光板
5日前
株式会社東芝
半導体装置
5日前
株式会社東芝
半導体装置
5日前
株式会社東芝
半導体装置
5日前
福井県
映像投影装置
14日前
株式会社タムロン
ズームレンズ及び撮像装置
6日前
キヤノン株式会社
光学機器
6日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
20日前
株式会社デンソー
液晶表示装置
5日前
株式会社リコー
光走査装置及び画像形成装置
5日前
凸版印刷株式会社
調光モジュール防水裏面電極構造
20日前
AGC株式会社
ディスプレイユニット
14日前
株式会社タムロン
光学系及び撮像装置
今日
ミツミ電機株式会社
カメラ
20日前
古河電気工業株式会社
光ファイババンドル構造
5日前
株式会社エビデント
接眼鏡筒
6日前
ソニーグループ株式会社
導光板及び画像表示装置
21日前
ソニーグループ株式会社
導光板及び画像表示装置
20日前
ソニーグループ株式会社
導光板及び画像表示装置
7日前
凸版印刷株式会社
画像表示装置
20日前
東海光学株式会社
累進屈折力レンズシリーズ
13日前
国立大学法人千葉大学
表示素子
13日前
キヤノン株式会社
レンズ装置および撮像装置
20日前
キヤノン株式会社
光学系および撮像装置
6日前
キヤノン株式会社
ズームレンズおよび撮像装置
20日前
キヤノン株式会社
光学系および撮像装置
5日前
キヤノン株式会社
ズームレンズおよび撮像装置
20日前
京セラSOC株式会社
対物レンズ
6日前
三井化学株式会社
アイウェア
7日前
Flag Counter
続きを見る