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公開番号2023072309
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-24
出願番号2021184767
出願日2021-11-12
発明の名称アームレスト
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類B60N 2/75 20180101AFI20230517BHJP(車両一般)
要約【課題】外観及び触感の向上を図る。
【解決手段】アームレスト10は、アームレストアウタ11と、アームレストアウタ11を覆う表皮材15と、アームレストアウタ11及び表皮材15の間に配置されたヒータエレメント21とを備え、乗員の側方に配置されて肘部が載せられる。ヒータエレメント21は、通電により発熱するヒータ線22と、通電を制御する制御部品28と、ヒータ線22及び制御部品28が配置されたヒータ基材31とを備える。ヒータ線22は、発熱部と、発熱部及び制御部品28を接続する接続部26とを備える。ヒータ基材31は、アームレストアウタ11の上方に配置され、かつ発熱部が配線された発熱用ヒータ線配線部と、アームレストアウタ11の下方に配置され、かつ制御部品28が配置された制御部品配置部33と、発熱用ヒータ線配線部及び制御部品配置部33を連結し、かつ接続部26が配線された接続用ヒータ線配線部34とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
アームレスト基材と、前記アームレスト基材を覆う表皮材と、前記アームレスト基材及び前記表皮材の間に配置されたヒータエレメントとを備え、着座姿勢の乗員の側方に配置されて、前記乗員の少なくとも肘部が載せられるアームレストであって、
前記ヒータエレメントは、通電により発熱するヒータ線と、前記通電を制御するための制御部品と、前記ヒータ線及び前記制御部品が配置されたヒータ基材とを備え、
前記ヒータ線は、発熱部と、前記発熱部及び前記制御部品を接続する接続部とを備え、
前記ヒータ基材は、前記アームレスト基材の上方に配置され、かつ前記発熱部が配線された発熱用ヒータ線配線部と、前記アームレスト基材の下方に配置され、かつ前記制御部品が配置された制御部品配置部と、前記発熱用ヒータ線配線部及び前記制御部品配置部を連結し、かつ前記接続部が配線された接続用ヒータ線配線部とを備えているアームレスト。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
着座姿勢の前記乗員の前後方向に対し直交する方向を幅方向とした場合、
前記アームレスト基材上にはクッション層が設けられ、
前記発熱用ヒータ線配線部は、前記クッション層の上面と前記表皮材との間に配置され、
前記制御部品配置部は、前記アームレスト基材の下面と前記表皮材との間に配置され、
前記接続用ヒータ線配線部は、前記アームレスト基材及び前記クッション層と前記表皮材との間に配置され、
前記幅方向における前記接続用ヒータ線配線部の寸法は、前記制御部品配置部の寸法よりも小さく設定されている請求項1に記載のアームレスト。
【請求項3】
前記ヒータ線として、第1ヒータ線と、前記第1ヒータ線に対し並列に接続された第2ヒータ線とが用いられており、
着座姿勢の前記乗員の前後方向に対し直交する方向を幅方向とした場合、
前記第1ヒータ線の前記発熱部は、互いに平行な状態で前記幅方向へ延びる複数の第1直線部と、隣り合う前記第1直線部の端部同士を繋ぐ円弧状の複数の第1折り返し部とを備え、
前記第2ヒータ線の前記発熱部は、前記第1直線部に対し前記前後方向に離間し、かつ互いに平行な状態で前記幅方向へ延びる複数の第2直線部と、前記第1折り返し部から離間し、かつ隣り合う前記第2直線部の端部同士を繋ぐ円弧状の複数の第2折り返し部とを備え、
前記第1折り返し部及び前記第2折り返し部は、前記幅方向における前記発熱用ヒータ線配線部の両端部において同心状に配置されている請求項1又は2に記載のアームレスト。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、着座姿勢の乗員の側方に配置されて、その乗員の肘部が載せられるアームレストに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
車両用シートに着座した乗員が肘部を載せることで、腕部を支える肩部にかかる負担を軽減するアームレストとして、ヒータエレメントが内蔵されたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このアームレストでは、ヒータエレメントのヒータ線に通電されると、同ヒータ線が発熱し、アームレストの表層部を構成する表皮材が昇温される。そのため、冬季、寒冷地等、寒いときに、表皮材上に肘部を載せた乗員に、冷たいと不快に感じさせないようにすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-241040号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記表皮材が、適正な温度となるようにヒータ線を発熱させるには、ヒータ線に対する通電を制御する制御装置が必要となる。しかし、上記特許文献1には、制御装置に関する記載がなされていない。
【0005】
一方で、制御装置を構成する部品(以下「制御部品」という)、例えば、サーミスタ、サーモスタット等は、ヒータ線の線径よりも高さが高い。また、上記制御部品は、アームレストの構成部品のうち制御部品よりも上方の部品、例えば、表皮材等に比べて硬い。そのため、制御部品の配置態様によっては、次の懸念がある。それは、表皮材において制御部品の上方となる箇所が、他の箇所よりも膨らみ、外観が低下する。また、表皮材において制御部品の上方となる箇所を通じて制御部品の硬さが肘部に伝わり、乗員に違和感を与える。そのため、上記特許文献1には、外観及び触感の点で改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するアームレストは、アームレスト基材と、前記アームレスト基材を覆う表皮材と、前記アームレスト基材及び前記表皮材の間に配置されたヒータエレメントとを備え、着座姿勢の乗員の側方に配置されて、前記乗員の少なくとも肘部が載せられるアームレストであって、前記ヒータエレメントは、通電により発熱するヒータ線と、前記通電を制御するための制御部品と、前記ヒータ線及び前記制御部品が配置されたヒータ基材とを備え、前記ヒータ線は、発熱部と、前記発熱部及び前記制御部品を接続する接続部とを備え、前記ヒータ基材は、前記アームレスト基材の上方に配置され、かつ前記発熱部が配線された発熱用ヒータ線配線部と、前記アームレスト基材の下方に配置され、かつ前記制御部品が配置された制御部品配置部と、前記発熱用ヒータ線配線部及び前記制御部品配置部を連結し、かつ前記接続部が配線された接続用ヒータ線配線部とを備えている。
【0007】
上記の構成によれば、アームレストの表皮材上には、着座姿勢の乗員の少なくとも肘部が載せられる。
上記アームレストでは、ヒータ線の発熱部がヒータ基材の発熱用ヒータ線配線部とともに、アームレスト基材の上方に位置する。ヒータ線に通電されることで、上記発熱部が発熱する。ヒータ線に対する通電は制御部品によって制御される。発熱部で発生された熱は表皮材を介して、乗員の肘部に伝わる。
【0008】
ここで、制御部品はヒータ基材の制御部品配置部とともに、アームレスト基材の下方に位置する。そのため、表皮材において制御部品の上方となる箇所が、他の箇所よりも膨らむことが抑制される。また、表皮材において制御部品の上方となる箇所を通じて、その制御部品の硬さが肘部に伝わることが抑制される。
【0009】
上記アームレストにおいて、着座姿勢の前記乗員の前後方向に対し直交する方向を幅方向とした場合、前記アームレスト基材上にはクッション層が設けられ、前記発熱用ヒータ線配線部は、前記クッション層の上面と前記表皮材との間に配置され、前記制御部品配置部は、前記アームレスト基材の下面と前記表皮材との間に配置され、前記接続用ヒータ線配線部は、前記アームレスト基材及び前記クッション層と前記表皮材との間に配置され、前記幅方向における前記接続用ヒータ線配線部の寸法は、前記制御部品配置部の寸法よりも小さく設定されていることが好ましい。
【0010】
ここで、ヒータエレメントを介して表皮材をクッション層又はアームレスト基材に固定するために、例えば、タッカー等の打鋲具が用いられることがある。この場合、鋲、ステープル等と呼ばれる針が、表皮材のうちヒータ基材を覆わない箇所に打ち込まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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