TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023072179
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-24
出願番号2021184558
出願日2021-11-12
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/00 20060101AFI20230517BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】ジョブの途中でカートリッジが交換されても安定した画質による印刷処理を低コストで行うことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1は、画像形成部900に画像を形成させるための画像データに対して画像処理を行う画像処理部800と、制御部600と、UI部50と、を備える。画像処理部800は、画像処理前の第1画像データと画像処理後の第2画像データとを記憶するメモリ806を備える。制御部600は、印刷処理の途中で画像形成部900を構成する部品が交換される場合に、第1モードでは画像処理部800に新たな第2画像データを生成させ、該新たな第2画像データに応じて画像形成部900に印刷処理を行わせる。第2モードでは画像形成部900にメモリ806に記憶された第2画像データに応じた印刷処理を行わせる。モードはUI部50により選択される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
シートに画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段に前記画像を形成させるための画像データに対する画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理手段により画像処理された前記画像データに応じて、前記画像形成手段に印刷処理を行わせる制御手段と、
操作手段と、を備えており、
前記画像処理手段は、前記画像処理を行う前の第1画像データと前記画像処理を行った後の第2画像データとを記憶することができる記憶手段を備え、
前記制御手段は、複数ページの画像の印刷を指示するジョブに応じた印刷処理の途中で前記画像形成手段を構成する部品が交換される場合に、前記記憶手段に記憶された前記第2画像データを削除し、交換された部品に応じた画像形成条件で、削除した前記第2画像データの画像処理前の第1画像データに対して前記画像処理手段に画像処理を行わせて新たな第2画像データを生成させ、該新たな第2画像データに応じて前記画像形成手段に印刷処理を行わせる第1の動作モードと、前記ジョブに応じた印刷処理の途中で前記画像形成手段を構成する部品が交換される場合に、前記記憶手段に記憶された前記第2画像データを削除せずに、前記画像形成手段に該第2画像データに応じた印刷処理を行わせる第2の動作モードと、のいずれかの動作モードを前記操作手段による指示に応じて選択することを特徴とする、
画像形成装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制御手段は、交換される前の部品に応じた画像形成条件を、予め用意されている前記交換された部品に応じた画像形成条件に更新することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記交換された部品によるキャリブレーションを行い、前記キャリブレーションの結果により、画像形成条件を前記交換された部品の画像形成条件に更新することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記第1の動作モードが設定されており、前記ジョブによる印刷処理の途中で前記部品が寿命を超えると判断した場合に、前記第2の動作モードによる処理を行うことを特徴とする、
請求項1~3のいずれか1項記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記ジョブによる印刷処理の途中で前記部品が寿命を超えると判断した場合に、ユーザに動作モードを選択させ、前記ジョブによる印刷処理の途中で前記部品が寿命を超えないと判断した場合に、前記第1の動作モードで動作することを特徴とする、
請求項1~3のいずれか1項記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記部品が印刷処理に使用可能な残りの印刷枚数と、前記ジョブにより印刷する枚数とを比較することで、前記ジョブによる印刷処理の途中で前記部品が寿命を超えるか否かを判断することを特徴とする、
請求項4又は5記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記部品は、前記画像形成手段により形成される画像の画質に影響するカートリッジであることを特徴とする、
請求項1~6のいずれか1項記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記画像形成条件は、階調補正テーブルであることを特徴とする、
請求項1~7のいずれか1項記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記画像処理手段は、前記第1画像データに対して前記画像処理を行い且つ圧縮することで前記第2画像データを生成することを特徴とする、
請求項1~8のいずれか1項記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記画像処理手段は、前記第1画像データに不可逆の圧縮を行うことで前記第2画像データを生成することを特徴とする、
請求項9記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた、複写機、マルチファンクションプリンタ、プリンタ、ファクシミリ、印刷装置等の画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置は、印字時の色味や画像濃度等の画質を一定に保つために、画像濃度特性に応じて階調補正を行い、安定した階調で印刷(作像)するためにハーフトーン処理等を行っている。特許文献1には、カートリッジの交換時等にキャリブレーションを実行して階調補正を行う方法が開示されている。特許文献2には、感光体に画像を形成する際に用いられる露光器の発光制御方法が開示されている。この発光制御方法では、8ビットのRGBの画像データを8ビットのCYMKの画像データに変換し、変換後の画像データに階調補正及びハーフトーン処理を行うことで、1ビットのCYMKの画像データが生成される。露光器は、生成された1ビットのCYMKのデータに基づいて発光制御される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-92751号公報
特開2014-215333号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
感光体は、感光体の表面を帯電させる帯電器及び感光体に形成された静電潜像を現像する現像器等とともに、一体に構成されることがある。このような一体の構成を本明細書では「カートリッジ」という。カートリッジは、画像形成装置に着脱可能であり、耐用期間が経過すると交換される。シートに印刷された画像の色味や画像濃度等の画質は、階調補正を行っているにもかかわらず、カートリッジの交換タイミングによっては変動することがある。
【0005】
図11は、画像データの処理を行う画像処理部の説明図である。画像形成装置1は、画像処理部800、制御部600、画像形成部900、及びUI部50を備える。画像処理部800は、PDL/RIP処理部801、色処理部802、階調補正部803、ハーフトーン処理部804、その他処理部805、及びメモリ806を備える。UI部50は、表示部501及び操作部502を備えるユーザインタフェースである。画像形成装置1は、所定のネットワークを介して外部装置の一例であるPC(Personal Computer)700に接続される。
【0006】
画像形成装置1は、PC700から画像データを取得する。画像データは、PDL/RIP処理部801により色毎のラスタイメージに展開される。ラスタイメージは、画像を色の付いたドット(点)の羅列、集合として表現する。一般的にラスタイメージは8ビットである。色処理部802、階調補正部803、及びハーフトーン処理部804は、ラスタイメージに対して色処理、階調補正、及びハーフトーン処理を行う。ハーフトーン処理部804は、ハーフトーン処理後のラスタイメージ(画像データ)をメモリ806に蓄積する。
【0007】
このような画像処理部800による処理は、入力される画像データにより処理時間が変化してしまう。そのため、画像データは、サイズが固定されて処理時間が安定するラスタイメージに展開され、以降の画像処理(色処理、階調処理、ハーフトーン処理)が行われる。メモリ806に蓄積された画像データに基づいて、画像形成部900により印刷処理が行われる。これによりPDL/RIP処理部801の処理時間のばらつきが吸収され、生産性が維持される。
【0008】
メモリ806のコストを下げるためには、蓄積される画像データのデータ量が小さい方が望ましい。ハーフトーン処理部804は、一般的に階調を面積で表現することでデータのビット数を削減する。例えばハーフトーン処理部804は、8ビットの画像データ(ラスタイメージ)を1ビットの画像データに圧縮する。このハーフトーン処理後の画像データをメモリ806に蓄積することで、メモリ806に蓄積される画像データのデータ量を少なくすることができる。
【0009】
図12は、このような画像処理部800を有する画像形成装置1で、複数ページの印刷を指示するジョブの実行中にカートリッジが交換される場合の動作の説明図である。画像形成装置1は、第1ジョブにより、複数枚のシートへ印刷を行う。図12(a)では、左から右へ時間が進行している。上段は、ジョブの進捗を示す。下段は、ジョブの実行時に使用されるカートリッジを示す。第1ジョブの実行開始時にはカートリッジAが用いられ、第1ジョブの実行中にカートリッジAがカートリッジBに交換される。第2ジョブは第1ジョブの終了後にカートリッジBを用いて行われる。
【0010】
第1ジョブの実行時に画像処理される画像データは、カートリッジAを用いて実行されたキャリブレーションにより得られる階調補正テーブルA(図12(b))を用いて、階調補正部803により階調補正される。該画像データは、ハーフトーン処理部804によりハーフトーン処理された後にメモリ806に蓄積され、順次、画像形成部900により印刷処理に使用される。図12(a)では、第1ジョブの実行途中でカートリッジAが寿命により交換される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

キヤノン株式会社
梱包箱
10日前
キヤノン株式会社
トナー
3日前
キヤノン株式会社
トナー
3日前
キヤノン株式会社
表示装置
9日前
キヤノン株式会社
記録装置
1日前
キヤノン株式会社
記録装置
8日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1日前
キヤノン株式会社
撮像装置
3日前
キヤノン株式会社
有機発光素子
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
10日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
放射線撮像装置
9日前
キヤノン株式会社
放射線撮影装置
9日前
キヤノン株式会社
バッテリーパック
1日前
キヤノン株式会社
ネイルプリント装置
4日前
キヤノン株式会社
記録装置とその制御方法
9日前
キヤノン株式会社
記録装置および吐出方法
9日前
キヤノン株式会社
細胞製造の支援システム
8日前
キヤノン株式会社
細胞製造の支援システム
8日前
キヤノン株式会社
基板処理装置の評価方法
8日前
キヤノン株式会社
レンズ装置および撮像装置
8日前
キヤノン株式会社
レンズ装置、及び撮像装置
8日前
キヤノン株式会社
露光装置及び画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
面状発熱体及びその製造方法
8日前
キヤノン株式会社
通信装置およびその制御方法
9日前
続きを見る