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公開番号2023072121
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-24
出願番号2021184455
出願日2021-11-12
発明の名称内燃機関のチェーンケース
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02B 67/06 20060101AFI20230517BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】チェーンケースとクランクシャフトの外周面とのシール性を向上させる。
【解決手段】チェーンケース1は、内燃機関20の前面を覆い、内燃機関20のクランクシャフト2が貫通するクランクシャフト貫通孔3を有する樹脂製の本体部4と、クランクシャフト貫通孔3の周囲に取り付けられたリング部材5と、リング部材5に取り付けられクランクシャフト2の外周面をシールするオイルシール6と、を備え、本体部4は、クランクシャフト貫通孔3の外周縁に、内燃機関20との位置決めを行うダウエルピン27が挿入される円筒状のボス部26を有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関の前面又は側面を覆い、内燃機関のクランクシャフトが貫通するクランクシャフト貫通孔を有する樹脂製の本体部と、上記クランクシャフト貫通孔の周囲に取り付けられたリング部材と、上記リング部材に取り付けられ上記クランクシャフトの外周面をシールするオイルシールと、を備え、
上記本体部は、上記クランクシャフト貫通孔の外周縁に、内燃機関との位置決めを行う位置決め部材が挿入される円筒状のボス部を有することを特徴とする内燃機関のチェーンケース。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
上記ボス部は、上記クランクシャフト貫通孔の外周縁に少なくとも2つ以上設けられていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のチェーンケース。
【請求項3】
上記ボス部は、内燃機関のシリンダブロックと対向し、クランクシャフト軸方向視で、上記クランクシャフトを挟んで位置し、かつ上記クランクシャフトに取り付けられたクランクプーリに巻き掛けられたチェーンの外側に位置する一対のボス部であることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関のチェーンケース。
【請求項4】
上記ボス部は、上記本体部から突出する円筒であり、
上記ボス部の底部となる位置の上記本体部の厚さは、上記ボス部が形成されていない位置の上記本体部の厚さと同一となっていることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の内燃機関のチェーンケース。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関のチェーンケースに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、エンジン本体の外側面に配置されたタイミングベルトを覆うとともに、クランクシャフトが貫通する貫通孔を有する樹脂材料製のタイミングベルトカバーが開示されている。
【0003】
この特許文献1のタイミングベルトカバーは、貫通孔に取り付けられた円板状のシール部材によってクランクシャフトとの間に生じる隙間を塞ぎ、当該隙間を通じて外部へ放散されるベルト騒音を遮断している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平3-54251号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、この特許文献1においては、タイミングベルトカバーが樹脂材料からなるため、タイミングベルトカバーの成形精度や熱による変形によりシール部材の中心位置とクランクシャフト中心位置との位置ずれが生じ、シール部材とクランクシャフトの外周面との間のシール性が悪化する虞がある。
【0006】
つまり、特許文献1のような樹脂性のタイミングベルトカバー(チェーンケース)にあっては、クランクシャフトの外周面とのシール性を向上させる上で更なる改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る内燃機関のチェーンケースは、内燃機関の前面又は側面を覆い、内燃機関のクランクシャフトが貫通するクランクシャフト貫通孔を有する樹脂製の本体部と、上記クランクシャフト貫通孔の周囲に取り付けられたリング部材と、上記リング部材に取り付けられ上記クランクシャフトの外周面をシールするオイルシールと、を備え、上記本体部は、上記クランクシャフト貫通孔の外周縁に、内燃機関との位置決めを行う位置決め部材が挿入される円筒状のボス部を有することを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、本体部の温度変化による寸法変化が及ぼすオイルシール中心のクランクシャフト中心に対する位置ずれの影響が小さくなり、クランクシャフトに対するオイルシールのシール性を容易に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係るチェーンケースの正面図。
本発明に係るチェーンケースが適用された内燃機関の要部断面図。
本発明に係るチェーンケースが適用された内燃機関の要部断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図中におけるX軸は内燃機関20の前後方向(クランクシャフト軸線方向)、Y軸は内燃機関20の左右方向(幅方向)、Z軸は内燃機関20の上下方向(シリンダ軸線方向)、をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)

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