TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023071728
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-23
出願番号2023020284,2019546831
出願日2023-02-13,2018-02-26
発明の名称多能性幹細胞および造血始原細胞からのヒトミクログリア様細胞の分化と使用
出願人ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア,The Regents of the University of California
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C12N 5/079 20100101AFI20230516BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】ヒトミクログリア様細胞を含むインビトロ細胞集団、およびヒトミクログリア様細胞を作製するインビトロ方法を提供する。
【解決手段】ヒトミクログリア様細胞(iMGL)を含むインビトロ細胞集団であって、ここで該集団の細胞の少なくとも70%がP2RY12およびTREM2を発現するiMGLである、細胞集団を提供する。また、ヒトミクログリア様細胞(iMGL)を作製するインビトロ方法であって、ヒト誘導造血始原細胞(iHPC)をCSF-1、IL-34、およびTGFβ1またはTGFβ模倣物を含むミクログリア分化培地と接触させて、iHPCをiMGLに分化させることを含む、方法である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
多能性幹細胞(PSC)からヒトミクログリア様細胞(iMGL)を産生する方法であって、
(i)造血分化因子を補充した培地を使用してPSCを分化させて誘導造血始原細胞(iHPC)を産生する工程と、
(ii)ミクログリア分化培地を使用してCD43

iHPCをヒトミクログリア様細胞(iMGL)に分化させる工程と
を含む方法。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
工程(i)が、3日~21日の間のインキュベーション期間を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記工程(i)のインキュベーション期間が10日である、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記インキュベーション期間の1~10日目に、前記PSCが低酸素または正常酸素環境においてインキュベートされる、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記インキュベーション期間の1日目および2日目に、前記培地がFGF2、BMP4、アクチビンA、LiCl、およびVEGFの造血分化因子を含み;
前記インキュベーション期間の3日目および4日目に、前記培地がFGF2およびVEGFの造血分化因子を含み;
前記インキュベーション期間の5~10日目に、前記培地がFGF2、VEGF、TPO、SCF、IL3、およびIL6の造血分化因子を含む、
請求項3または4に記載の方法。
【請求項6】
前記培地中のFGF2、BMP4、VEGF、TPO、SCF、IL-3、およびIL-6の各々の濃度が、5ng/ml~100ng/mlの間であり、
前記培地中のアクチビンAの濃度が、0.1ng/ml~30ng/mlの間である、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記培地中のFGF2、BMP4、VEGF、TPO、SCF、IL-3、およびIL-6の各々の濃度が、約50ng/mlであり、
前記培地中のアクチビンAの濃度が、約12.5ng/mlであり、
LiClの濃度が約2mMである、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
蛍光活性化細胞選別(FACS)を使用してCD43

iHPCを単離することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
CD43

iHPCを単離することが、CD43

マーカーを選択することによって実行される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
単離された前記iHPCが、80%を超える純度である、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、2017年2月28日に出願された米国仮出願第62/464,925号の優先権を主張する。上述の出願の内容は、参照によりその全体が本明細書に明示的に組み込まれる。
続きを表示(約 1,200 文字)【0002】
連邦政府による資金提供を受けたR&Dの記載
本発明は、米国立衛生研究所によって与えられたAG048099の下で政府の支援を受けてなされた。政府は、本発明において一定の権利を有する。
【0003】
本明細書には、(i)ヒトミクログリア様細胞(iMGL)および(ii)iMGLを作製する方法の実施形態が記載されている。
【背景技術】
【0004】
ミクログリア細胞は、CNSの先天性免疫細胞であり、CNSの生理学的発達に役割を果たすことが知られている。さらに、ミクログリア細胞はアルツハイマー病などの神経障害において役割を果たすことが知られている。CNSの発達および神経障害においてミクログリア細胞が果たす役割をさらに調査するためにミクログリア細胞を取得する技術には、欠陥がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
いくつかの実施形態では、多能性幹細胞(PSC)からヒトミクログリア様(iMGL)を産生する方法が提供される。いくつかの実施形態では、方法は、(i)造血分化因子を補充した培地を使用してPSCを分化させて誘導造血始原細胞(iHPC)を産生する工程と、(ii)CD43

iHPCを単離する工程と、(iii)ミクログリア分化培地を使用してCD43

iHPCをiMGLに分化させる工程と、(iv)iMGLを成熟させる工程とを含む。
【0006】
いくつかの実施形態では、方法は、(i)造血分化因子を補充した培地を使用してPSCを分化させる工程と、(ii)ミクログリア分化培地を使用してCD43

iHPCをiMGLに分化させる工程とを含む。
【0007】
いくつかの実施形態では、第1の型の細胞からヒトミクログリア様(iMGL)細胞を産生する方法が提供される。いくつかの実施形態では、方法は、(i)第1の型の細胞を誘導造血始原細胞(iHPC)に分化させる工程と、(ii)iHPCを分化させてiMGLを産生する工程とを含む。
【0008】
いくつかの実施形態では、PSCは胚様体に由来しない。いくつかの実施形態では、PSCは単一細胞PSCを含む。
【0009】
いくつかの実施形態では、PSCは誘導PSC(iPSC)を含む。いくつかの実施形態では、PSCは胚性幹細胞(ESC)を含む。いくつかの実施形態では、PSCは哺乳動物のPSCを含む。いくつかの実施形態では、PSCはヒト起源のものである。いくつかの実施形態では、PSCはマウスPSCである。
【0010】
いくつかの実施形態では、PSCからiMGLを産生する方法であって、(i)PSCをiHPCに分化させる工程と、(ii)iHPCをiMGLに分化させる工程とを含む方法が提供される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
DNA増幅システム
1か月前
三菱製紙株式会社
パルプの糖化方法
1か月前
株式会社ブラスト
細胞培養装置
12日前
学校法人近畿大学
高感度PCR法
1か月前
株式会社ブラスト
密閉チャンバー
12日前
澁谷工業株式会社
液体吸引装置
2か月前
国立大学法人 東京大学
ゲノム編集技術
29日前
相生ユニビオ株式会社
ウイスキーの製造方法
3日前
小林製薬株式会社
黒ずみ形成方法
17日前
株式会社パウレック
培養装置及び培養方法
1か月前
松谷化学工業株式会社
アルコール飲料及びその製造方法
22日前
株式会社東海ヒット
完全閉鎖型灌流液送液系
3日前
サッポロビール株式会社
ビールテイスト飲料
15日前
国立大学法人東京海洋大学
熱処理リゾチーム組成物
2日前
花王株式会社
リパーゼ変異体
18日前
株式会社デンソー
バイオセンサ装置
26日前
日本精工株式会社
分注装置
2か月前
花王株式会社
リパーゼの探索方法
1か月前
サッポロビール株式会社
ビールテイスト飲料
29日前
ライオン株式会社
予測方法及び飲食品組成物
22日前
横河電機株式会社
誘電泳動装置
10日前
大塚食品株式会社
γ-アミノ酪酸の製造方法
2か月前
ライオン株式会社
予測方法及び飲食品組成物
22日前
サッポロビール株式会社
ビールテイスト飲料
9日前
NTN株式会社
細胞組織の製造方法
12日前
株式会社ヤマザキエンジニアリング
製麹装置及び製麹方法
16日前
サッポロビール株式会社
ビールテイスト飲料
25日前
サッポロビール株式会社
ビールテイスト飲料
29日前
サッポロビール株式会社
ビールテイスト飲料
9日前
サッポロビール株式会社
ビールテイスト飲料
9日前
学校法人 中央大学
ナノ粒子検出方法
29日前
国立大学法人神戸大学
機能的免疫賦活乳酸菌
1か月前
サッポロビール株式会社
ビールテイスト飲料
26日前
サッポロビール株式会社
ビールテイスト飲料
9日前
サッポロビール株式会社
ビールテイスト飲料
25日前
味の素株式会社
L-アミノ酸の製造法
9日前
続きを見る