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公開番号2023071595
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-23
出願番号2022150021
出願日2022-09-21
発明の名称口腔用組成物
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A61K 8/34 20060101AFI20230516BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】歯垢形成抑制効果を顕著に増強させた口腔用組成物に関する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)、及び(C):
(A)エリスリトール
(B)両性界面活性剤 0.01質量%以上1質量%以下
(C)メントール類
を含有し、かつ成分(C)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((C)/(B))が0.1以上100以下である口腔用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)、(B)、及び(C):
(A)エリスリトール
(B)両性界面活性剤 0.01質量%以上1質量%以下
(C)メントール類
を含有し、かつ成分(C)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((C)/(B))が0.1以上100以下である口腔用組成物。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
成分(A)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((A)/(B))が、1以上4500以下である請求項1に記載の口腔用組成物。
【請求項3】
成分(A)の含有量が、2質量%以上48質量%以下である請求項1又は2に記載の口腔用組成物。
【請求項4】
成分(C)の含有量が、0.008質量%以上2.5質量%以下である請求項1~3のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
【請求項5】
さらに、1価又は2価のアルコール(D)を含有する請求項1~4のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
【請求項6】
成分(D)が、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、及びエタノールから選ばれる1種又は2種以上である請求項5に記載の口腔用組成物。
【請求項7】
成分(B)が、アミドベタイン型両性界面活性剤、イミダゾリン型両性界面活性剤、酢酸ベタイン型両性界面活性剤、及びアミノ酸型両性界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上である請求項1~6のいずれか1項に記載の口腔用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、口腔用組成物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
歯垢(プラーク)は、歯面等に堅固に付着して、う蝕や歯石、歯周病等の原因となり、また口腔内においてネバツキの発生や口臭の原因ともなり得る。こうした歯垢の形成を抑制する口腔用組成物を実現すべく、従来より種々の成分を用いた検討がなされている。
【0003】
例えば、特許文献1には、口腔内における細菌同士の凝集反応を抑制又は解離する成分として、エリスリトール等の糖アルコールを含む口腔用組成物が開示されており、歯と歯や歯周ポケットなどの隙間における歯垢等の成熟したバイオフィルムの形成を阻害する効果を発揮させている。また、非特許文献1には、エリスリトールがストレプトコッカス属細菌等の増殖を抑制し、バイオフィルムの形成抑制効果をもたらす有用な成分として報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-29484号公報
【非特許文献】
【0005】
E. Hashino, 外, “Erythritol alters microstructure and metabolomic profiles of biofilm composed of Streptococcus gordonii and Porphyromonas gingivalis”, Molecular Oral Microbiology ,2013年7月 Volume 28, Issue 6 , p.435-451
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献に記載の技術よりも一層優れた歯垢形成抑制効果を発揮する口腔用組成物が求められており、さらなる改善を要する状況にある。
【0007】
すなわち、本発明は、歯垢形成抑制効果を顕著に増強させた口腔用組成物に関する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで本発明者は、種々検討したところ、エリスリトールと特定量の両性界面活性剤とを含有し、かつ特定の質量比でメントール類を含有することにより、歯垢形成抑制効果を顕著に高めることができるとともに、両性界面活性剤由来の苦味の残存をも効果的に抑制することのでき使用感の優れる口腔用組成物を見出した。
【0009】
したがって、本発明は、次の成分(A)、(B)、及び(C):
(A)エリスリトール
(B)両性界面活性剤 0.01質量%以上1質量%以下
(C)メントール類
を含有し、かつ成分(C)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((C)/(B))が0.1以上100以下である口腔用組成物を提供するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明の口腔用組成物によれば、エリスリトールによってもたらされる歯垢形成抑制効果を顕著に高めながら、苦味の残存を抑制し、快適な使用感を実感することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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