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公開番号2023071594
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-23
出願番号2022150020
出願日2022-09-21
発明の名称口腔用組成物
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A61K 8/63 20060101AFI20230516BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】グリチルレチン酸又はその塩による歯垢形成抑制効果を充分に発揮することのできる口腔用組成物に関するグリチルレチン酸又はその塩による歯垢形成抑制効果を充分に発揮することのできる口腔用組成物に関する。
【解決手段】次の成分(A)~(C):
(A)グリチルレチン酸又はその塩 0.02質量%以上0.5質量%以下
(B)両性界面活性剤
(C)1価又は2価のアルコール
を含有し、成分(A)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((A)/(B))が90以下であり、かつ25℃におけるpHが8未満である口腔用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)~(C):
(A)グリチルレチン酸又はその塩 0.02質量%以上0.5質量%以下
(B)両性界面活性剤
(C)1価又は2価のアルコール
を含有し、成分(A)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((A)/(B))が90以下であり、かつ25℃におけるpHが8未満である口腔用組成物。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
さらに、モノテルペン骨格を有する香料成分(D)を含有する請求項1に記載の口腔用組成物。
【請求項3】
成分(A)の含有量と成分(C)の含有量との質量比((A)/(C))が、0.0002以上0.5未満である請求項1又は2に記載の口腔用組成物。
【請求項4】
成分(B)が、アミドベタイン型両性界面活性剤、イミダゾリン型両性界面活性剤、酢酸ベタイン型両性界面活性剤、及びアミノ酸型両性界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上である請求項1~3のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
【請求項5】
成分(B)の含有量が、0.01質量%以上3質量%以下である請求項1~4のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
【請求項6】
成分(C)が、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、及びエタノールから選ばれる1種又は2種以上である請求項1~5のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
【請求項7】
モノ脂肪酸ポリエチレングリコールの含有量が、0.004質量%未満である請求項1~6のいずれか1項に記載の口腔用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、口腔用組成物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
グリチルレチン酸は、従来より抗炎症作用、歯周病による歯槽骨吸収抑制作用及びヒスタミン遊離抑制作用等をもたらす成分として広く知られており、口腔に適用するための種々の剤や組成物に用いられている。例えば、特許文献1には、特定の2価アルコール及びノニオン界面活性剤とともに、薬効成分の一つとしてグリチルレチン酸を含有する原液を含む口腔用エアゾール剤が開示されており、薬効成分による作用効果を充分に発揮させるべく、保存安定性を高める試みがなされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-104320号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の技術では、グリチルレチン酸による歯垢形成抑制効果を高めることについて、何らの検討もなされていない。
【0005】
すなわち、本発明は、グリチルレチン酸又はその塩による歯垢形成抑制効果を充分に発揮することのできる口腔用組成物に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで本発明者は、口腔内において歯垢形成抑制効果を発揮する成分としてグリチルレチン酸又はその塩に着目し、さらに種々検討したところ、特定量のグリチルレチン酸又はその塩と両性界面活性剤とを特定の質量比で含有しつつ、1価又は2価のアルコールを含有し、かつpHを低領域へ制御することにより、グリチルレチン酸又はその塩による優れた歯垢形成抑制効果を顕著に高めることのできる口腔用組成物を見出した。
【0007】
したがって、本発明は、次の成分(A)~(C):
(A)グリチルレチン酸又はその塩 0.02質量%以上0.5質量%以下
(B)両性界面活性剤
(C)1価又は2価のアルコール
を含有し、成分(A)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((A)/(B))が90以下であり、かつ25℃におけるpHが8未満である口腔用組成物を提供するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の口腔用組成物によれば、グリチルレチン酸又はその塩によってもたらされる歯垢形成抑制効果を飛躍的に高めることが可能であり、有用性の高い口腔用組成物を実現することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明について詳細に説明する。
なお、本発明において「良好な使用感」又は「快適な使用感」とは、口腔用組成物を適用した際、口腔内において苦味の残存が抑制された状態を保持しつつ、良好な清涼感も持続的にもたらされる感触を意味する。
【0010】
本発明の口腔用組成物は、成分(A)として、グリチルレチン酸又はその塩を0.02質量%以上0.5質量%以下含有する。本発明の口腔用組成物であれば、成分(A)によりもたらされる歯垢形成抑制効果を飛躍的に高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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