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公開番号2023071546
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-23
出願番号2021184402
出願日2021-11-11
発明の名称育苗装置
出願人株式会社内山商会
代理人個人
主分類A01G 9/02 20180101AFI20230516BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】育苗室の苗に外気を当てて育苗することにより、徒長を抑制して品質の高い苗を育てることができる育苗装置を提供する。
【解決手段】前面が開閉扉、側面、背面及び上面が板状部材で囲まれた育苗室を有する本体1と、育苗室に配設され、苗を載置可能な栽培トレー2と、育苗室における栽培トレー2の上方に配設され、栽培トレー2に載置された苗に光を照射可能なLED照明3と、栽培トレー2内に水を供給可能な灌水手段4とを具備した育苗装置において、本体1の側面を構成する板状部材に形成され、育苗室の内部に外気を導入可能な開閉手段6と、開閉手段6に対向して配設され、栽培トレーに載置された苗に向かって送風可能なファン7とを具備したものである。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
前面が開閉扉、側面、背面及び上面が板状部材で囲まれた育苗室を有する本体と、
前記育苗室に配設され、苗を載置可能な栽培トレーと、
前記育苗室における前記栽培トレーの上方に配設され、前記栽培トレーに載置された苗に光を照射可能な照明手段と、
前記栽培トレー内に水を供給可能な灌水手段と、
を具備した育苗装置において、
前記本体の側面を構成する前記板状部材に形成され、前記育苗室の内部に外気を導入可能な開閉手段と、
前記開閉手段に対向して配設され、前記栽培トレーに載置された苗に向かって送風可能な送風手段と、
を具備したことを特徴とする育苗装置。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記送風手段は、前記栽培トレーに載置された苗に向かって送風可能な第1位置と、前記照明手段に向かって送風可能な第2位置との間で任意に回動可能とされたことを特徴とする請求項1記載の育苗装置。
【請求項3】
前記本体の上面を構成する前記板状部材は、任意に開閉可能とされたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の育苗装置。
【請求項4】
前記灌水手段は、
所定容量の水を収容可能な収容タンクと、
前記収容タンクと前記栽培トレーとの間で延設され、前記収容タンクの水を前記栽培トレーまで流通し得るとともに、前記栽培トレーの水を前記収容タンクまで流通し得る給排水管と、
前記給排水管の途中に接続され、前記収容タンクの水を前記栽培トレーまで送液する給水ポンプと、
前記栽培トレーから前記給水ポンプを迂回しつつ延設され、前記栽培トレーの水を装置外部に排出可能な外部排水管と、
前記給排水管を開状態及び前記外部排水管を閉状態として前記栽培トレーの水を前記収容タンクに流通可能な排水状態と、前記給排水管を閉状態及び前記外部排水管を開状態として前記栽培トレーの水を装置外部に排出可能な排水状態とを選択可能なバルブと、
を具備したことを特徴とする請求項1~3の何れか1つに記載の育苗装置。
【請求項5】
前記収容タンクは、内部の水位を測定可能な水位計を具備したことを特徴とする請求項4記載の育苗装置。
【請求項6】
前記栽培トレーに取り付けられ、前記栽培トレーに供給された水に含まれる異物を捕捉して除去し得る捕捉手段を具備したことを特徴とする請求項1~5の何れか1つに記載の育苗装置。
【請求項7】
前記育苗室の下方には、前記灌水手段を構成する給水ポンプ及び収容タンクと、電力供給を制御する制御ボックスとが設置されたことを特徴とする請求項1~6の何れか1つに記載の育苗装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、本体内の育苗室で苗を育てることが可能な育苗装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来の育苗装置として、例えば特許文献1にて開示されているように、前面が開閉扉、側面、背面及び上面が板状部材で囲まれた育苗室を有する本体と、育苗室に配設され、苗を載置可能な栽培トレーと、育苗室における栽培トレーの上方に配設され、栽培トレーに載置された苗に光を照射可能な照明手段と、栽培トレー内に水を供給可能な灌水手段とを具備したものが挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-112131号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来技術においては、通風方向が互いに異なる複数のファンを有し、そのファンにより育苗室内で微風を通風することにより、栽培トレーに載置された苗に付着した水分を除去し得るものの、専ら育苗室内で空気を循環させるものであったため、育苗室外の外気を苗に当てることが困難となっていた。しかるに、本出願人は、露地栽培において自然の風を当てつつ育苗することにより、徒長を抑制して品質の高い苗を育てることができることに着目し、育苗室においても外気を苗に当てて育苗することができる育苗装置について鋭意検討するに至った。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、育苗室の苗に外気を当てて育苗することにより、徒長を抑制して品質の高い苗を育てることができる育苗装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明は、前面が開閉扉、側面、背面及び上面が板状部材で囲まれた育苗室を有する本体と、前記育苗室に配設され、苗を載置可能な栽培トレーと、前記育苗室における前記栽培トレーの上方に配設され、前記栽培トレーに載置された苗に光を照射可能な照明手段と、前記栽培トレー内に水を供給可能な灌水手段とを具備した育苗装置において、前記本体の側面を構成する前記板状部材に形成され、前記育苗室の内部に外気を導入可能な開閉手段と、前記開閉手段に対向して配設され、前記栽培トレーに載置された苗に向かって送風可能な送風手段とを具備したことを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の育苗装置において、前記送風手段は、前記栽培トレーに載置された苗に向かって送風可能な第1位置と、前記照明手段に向かって送風可能な第2位置との間で任意に回動可能とされたことを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の育苗装置において、前記本体の上面を構成する前記板状部材は、任意に開閉可能とされたことを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1~3の何れか1つに記載の育苗装置において、前記灌水手段は、所定容量の水を収容可能な収容タンクと、前記収容タンクと前記栽培トレーとの間で延設され、前記収容タンクの水を前記栽培トレーまで流通し得るとともに、前記栽培トレーの水を前記収容タンクまで流通し得る給排水管と、前記給排水管の途中に接続され、前記収容タンクの水を前記栽培トレーまで送液する給水ポンプと、前記栽培トレーから前記給水ポンプを迂回しつつ延設され、前記栽培トレーの水を装置外部に排出可能な外部排水管と、前記給排水管を開状態及び前記外部排水管を閉状態として前記栽培トレーの水を前記収容タンクに流通可能な排水状態と、前記給排水管を閉状態及び前記外部排水管を開状態として前記栽培トレーの水を装置外部に排出可能な排水状態とを選択可能なバルブとを具備したことを特徴とする。
【0010】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の育苗装置において、前記収容タンクは、内部の水位を測定可能な水位計を具備したことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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